電子版Gスピリッツ

#電子書籍向きコンテンツ


▼電子版Gスピリッツ vol.01・vol.02(Kindle版)

 

 

 

 

 

 

 

 

昭和プロレスファンにとって”バイブル”とされる季刊誌、Gスピリッツ
最初はゴングの流れを汲むちょっと豪華なプロレス雑誌だったのだが、
ある時期から内容が『プロレス史』特化古き良き時代をデータとし
て叩き込みたい、という願望は、昭和からのプロレスマニアのサガ(^^;)。
もちろん僕も創刊号から1号も逃さずに入手しているのだが・・・。

古くて貴重な写真が多々掲載されている資料性に富んだ専門誌なので、
紙の本として手元に置いておきたいモノなのは間違い無いのだが、掲載
されている記事に関しては以前から「電子書籍向き」だと思っていた。
さすがに編集している皆様もこの点は理解しているようで、雑誌自体を
電子化するのを避け、数号に渡る連載記事をある程度まとめて電子書籍
にした模様。いやぁ、やっぱりよく解ってるなぁ、と感心。

現在、期間限定キャンペーン中で、vol01・02共におよそ半額で入手可。
内容はかなりマニアに寄ったモノなので読む人を選ぶと思う(^^;)のだが、
興味のある人はぜひ!佐山サトルに関する記述とか、かなり面白いので。

※追記
Amazonのアソシエイトが書影の提供を中止しやがった(–X)。
以前に書いたブックレビュー、全て書影が消えていると思いますが、
購入検討の方はタイトルで検索してください。お手数おかけします!

丸藤正道vs飯伏幸太を確認する

#プロレス


プロレスリング・ノア『NOAH “THE NEW YEAR” 2024』の件。
1月2日の当日は愚零闘咲夜の試合しかチェックせず、そのままになっ
ていたのだが、その後耳に入ってくるメイン「評判」サイアク
フラッグシップタイトルであるGHCヘビー級選手権をセミに追いやり、
メインで組まれた丸藤正道飯伏幸太のシングルマッチがその試合な
のだが、あまりに酷い話も入ってくるので、遅ればせながら試合内容
確認してみた。

・・・結論から言えば、丸藤・飯伏の両名に思い入れのある僕でも、さす
がにこの試合を肯定することは出来ないどう贔屓目で観ても、だ。

入場時から筋肉に全く張りの無い飯伏は、明らかにコンディションが
悪そう。対する丸藤からも「ビッグマッチのメインを盛り上げよう」
という心意気のようなモノが全く感じられない。グラウンドから始ま
る静かな立ち上がりはある意味で“馬場全日本的”と言えるかもしれな
いが、飯伏も丸藤もソレを否定する形のファイトスタイルでここまで
やって来た筈。どうしてここで“取って付けた王道”を展開しなければ
ならなかったのか?と言うと・・・。

原因は間違いなく飯伏にある
場外へのムーンサルトで着地を失敗したのが原因、とする声もあるの
だが、そもそもあの技を仕掛けられるような体調では無かった。その
証拠に、前半でも殆どロープワークが出来ていないし、コーナーポス
トに上がる動作もゆっくりな上に脚を踏み外す始末。こんな状態で、
試合に出るべきでは無かった。断じて、出るべきでは無かった

新日本を退団したからの飯伏幸太は、明らかにおかしい。
怪我を治す時間は充分にあった筈なのに、全く回復しているようには
見えない。強引なオファーがあった、との情報もあるが、そんな言い
訳じみた話が出て来れば出て来るほど、飯伏幸太という不世出のプロ
レスラーの価値はどんどん下がっていく。一人で動いている今だから
こそ、そういう判断をしっかり下すべきなのでは?

飯伏の今するべきことは、真剣に身体を治し、万全の状態を作ること。
本人は引退を匂わせる発言をしたようだが、引退云々は体調万全で
もう一度だけでもNOAHのリングに上がり、禊ぎを済ませてからだ、
と僕は思う。

このままでは、セミで凄い試合をした拳王征矢があまりに気の毒な
ので。

WRESTLE KINGDOM 18

#njwk18


新春恒例・新日本イッテンヨン東京ドーム「WRESTLE KINGDOM 18」
今年は個人的に惹かれるカードが殆ど無く、サイアク見過ごしてもいい、
とか思っていたのだが、良い意味で期待を裏切られた

まずダークマッチニュージャパン・ランボーにて、なんと飯塚高史
復活!因縁の野上アナが真剣に怖がっている!もうこれだけで観た甲斐
があった、というもの。

そして新社長・棚橋弘至は、ザック・セイバーJr.を破ってTV王座奪取
両者の“フォールを取り合う” スタイルのプロレスは、観ていて本当に
安心出来る。タナの戴冠は社長就任のご祝儀だね。おめでとう!

しかし、1月いっぱい新日本のリングを去る二人も。
タマ・トンガウィル・オスプレイも、本当に新日本に貢献してくれた。
両者共にAEWが主戦場になると思うのだが、出来れば年に数回、新日本
のリングに上がってくれると嬉しい。取り敢えず一旦サヨナラ!

内容的に唸ったのはIWGPジュニアヘビー級選手権
高橋ヒロムはもちろんのこと、エル・デスペラードの気迫も凄まじい・・・。
今回はデスペに軍配が上がったが、永遠に続いて欲しい名勝負数え唄
いつかドームのメインを取って欲しいな、この二人には。

メインのIWGP世界ヘビー級選手権は、G1を制して挑戦権を得た内藤哲也
が、王者のSANADAを下して世界王者に。SANADAに足りなかった「華」
の部分、今日この試合で補完された気がする。この二人の今後も楽しみ。

・・・結果的に、凄く良い大会になった今年のイッテンヨン。
最近、新日本から遠ざかっていた僕だが、さっそく明日の大会が気になる
くらいテンションが上がったかも。まずは最高のスタートを切った新日本、
新社長の手腕にも期待してます!

愚零闘咲夜

#MUTA


『NOAH “THE NEW YEAR” 2024』有明アリーナ大会。
それなりに興味深いカードが組まれたNOAHの新年一発目のビッグマッチ
だが、まだ全編を通して観ていない。取り敢えずチェックしたのは・・・。

グレート・ムタ「娘」愚零闘咲夜のデビュー戦。
NOAHのMonday Magicでデモンストレーションを行ったらしいが、そち
らの映像は観ておらず、今日が初見不気味に美しい舞での入場は満点

頭巾を取ると、いわゆる「初期ムタ」と同じ赤黒メイク
正体はまぁ一目瞭然だが、この咲夜眼力が凄まじい。試合云々を語る
よりも、デビューからほぼ完成されたキャラクターで出て来た技量には
注目すべき。

NOAH発のキャラなので今後の使い方がやや難しい気もするが、例えば
スターダムベビーフェイス系・・・岩谷中野あたり・・・の特別試合の相
手として魅力な気が。

しかし、こんなキャラを演じきれる女子プロレスラーがまだ残っていた
のに驚き。どんなペースで試合をするのかな、咲夜は。

INOUE vs TAPALES

#一抹の不安


世界スーパーバンタム級四団体王座統一戦をLemino生中継にて。

WBC/WBO王者井上尚弥と、WBA/IBF王者マーロン・タパレス
互いのタイトルを賭けて一騎打ち。王者同士の対決なのにも関わらず、
“尚弥の楽勝”という下馬評が圧倒的な試合だったのだが・・・。

サウスポータパレスは、上体を極端に下げたクロスガード防御
徹する。形態こそ違うが、ポール・バトラーと同様な戦法。この段階
で、この試合は長引く気がした。

ところが4R、強烈な左フックをきっかけにラッシュに入った尚弥が
ダウンを奪う。なんとか立ち上がるタパレスだが、ダメージは明白。
次のラウンドあたりで、と予想をアップデート。

しかし、ここから尚弥の動きに違和感を感じる。
主導権こそ握っているモノの、パンチ大振りが目立ち、ガードの奥
から時折タパレスの出すジャブ被弾。そのままズルズルとラウンド
が進んで行く。タパレスが良いのでは無く、尚弥の動きが悪い気がし
たのは、僕だけなのだろうか?

イヤな雰囲気が充満したが、10Rに試合が動いた。
またもや左フックからのコンビネーションでタパレスをリング中央に
引っ張り出した尚弥が、右ストレートを一閃。ガードの上からに見え
たが、どうやらテンプルを直撃した模様。タパレスは崩れるようにダ
ウンし、もう立ち上がることは出来なかった。

井上尚弥、たった2試合スーパーバンタム級四団体王座を統一
テレンスに続いて史上二人目の2階級での四団体統一、という偉業を
成し遂げたのだから、やはりモンスターである。

・・・しかし、5Rから9Rまでの尚弥の動きの悪さには、一抹の不安も。
次の防衛戦はあのクソ野郎ルイス・ネリか、タパレスに不覚を取っ
ムロジョン・アフマダリエフが有力。それまでに、“完璧な状態”
井上尚弥を取り戻して欲しいところ。

特にネリに関しては、完膚なきまでにぶちのめして欲しいので!