DIRECT DRIVE

#njSG


新日本プロレス『Road To SAKURA GENESIS』後楽園ホール大会。
4月6日・両国のビッグマッチに向け、内藤哲也辻陽太のIWGP世界ヘビー
級選手権唯一の前哨戦が組まれた大事な大会。しかし、今日僕の目を惹いた
のは・・・。

IWGPジュニアヘビー級選手権の前哨戦としてセミで組まれたタッグマッチ
ROPPONGI 3Kのパートナー同士だったSHOYOHが、それぞれ成田・海野
をパートナーとして闘った。

注目すべきはYOH
SHOベルトを盗み捻りのありすぎるマイクアピールを連日行う、という
奇行。正直、徹底的なヒールをこなすSHOに大きく水を開けられた感のあっ
たYOHだが、この一連の行動で遂にキャラが立った
最後も必殺のダイレクト・ドライブを決め、SHOから完璧な3カウント。まぁ、
“前哨戦で勝利してしまうと本番が期待出来ない”というジンクスこそあるもの
の、YOHの弾けっぷりには期待せざるを得ない。

最後は腹話術(^^;)で締め、完全にペースを握ってしまったのだから凄い。
小松洋平・田中翔の時代から二人に大いなる思い入れを持っている僕として
は、今の二人の一騎打ちが結果・内容共に気になるところ。
とにかく「凄い試合」になりそうな予感。あの二人なら、きっと・・・。

3150 FIGHT vol.8

#呪い


亀田興毅興行『3150 FIGHT vol.8』、abemaTVにてライブ観戦。
いろんなトラブルが重なり、開催自体が危ぶまれたのだが、なんとか本番に
漕ぎ着けた。しかし・・・。

まず、興毅ファウンダーが大事に育ててきた日本ヘビー級王者但馬ミツロ
が、ルーマニアのアレクサンドル・ジュール大差の判定負け。2回にダウン
を奪われた段階で、正直負けは見えていた。逆に、よく最後まで立っていら
れたな、と感心したのだが・・・。

今回の契約体重は101.6kgWBCが新たに設定したブリッジャー級での闘い
だったのだが、コレに合わせての25kg減量パンチ力が落ちたのでは?と。
しかし、このレベルの相手に勝てないようであれば、世界タイトルなど夢の
また夢。あの曲エントランスに使っている以上、ミツロにはもっともっと
強くなる義務がある。なんとか再起してくれればいいのだけど・・・。

更に急遽メインを任されたWBC世界ミニマム級王者・重岡優大が、同級6位
・フィリピンのメルビン・ジェルサレム完敗。両者共に前に出るタイプの
ボクサーだが、全てにおいてジェルサレムが一枚上。この負け方、正直言う
とかなり絶望的に見えた。優大はボクシングを続けられるだろうか?

全試合終了後、ファウンダーの亀田興毅は涙を流しながら挨拶したらしい。
空席の目立つ会場、看板選手2名完敗、何よりも興行プランの大失敗・・・。
vol.6まではすばらしいイベントだったのだが、ここ2回は・・・。

ハッキリ言って、3150 FIGHTは『呪われた』と思う。
亀田興毅に言いたい。亀田和毅と手を切るべきだ、と。

GENE BLAST

#njcup


新日本プロレス・春の本場所、NEW JAPAN CUP 2024閉幕
今年のトーナメントを制したのは・・・。

“ジーン・ブラスト”こと、L.I.J辻陽太
この結果を受け、4.6両国・SAKURA GENESISメインイベントは、
IWGP世界ヘビー級王者内藤哲也に、NJC2024覇者辻陽太が挑む、
L.I.J同士のタイトルマッチとなることが決定した。

辻はこれで一歩突き抜けた、と思われるが、本当に突き抜けるにはベルトを
取る、という事実が必要。今までコレが出来たのは新日本プロレスの歴史上、
オカダ・カズチカ唯一人。そこまでの器かどうか、本当に試される日が来る。

・・・個人的に、辻ならイケる気がするのだが。
新時代の幕、本当に上がるといいんだけど。

Mr.YUTAKA YOSHIE

#格闘モンスター


どうして3日連続で訃報について書かなければならないのか・・・。
新日本プロレスドラディションで活躍していたプロレスラー吉江豊
逝去。本日の全日本群馬大会に出場し、試合もキッチリこなしたが、控室
で体調が急変。搬送先の病院で死亡が確認された模様。享年50・・・。

アンコ型巨漢だが、しっかり動けるプロレスラーらしいプロレスラー
ユーモラスな動きなだが、やる時はしっかりやる、というタイプで、会場
人気は高かった。新日本のお家騒動に巻き込まれる形で退団していなけれ
ば、棚橋・真壁・中邑あたりと新しい新日本プロレスを創っていたかもし
れない。

何が死に結びついたのか、いまのところ解らない。
せめて吉江豊というプロレスラー人生が、本人によって良いモノであった
ことを切に願う。

また必ず、どこかで。

※最後まで現役プロレスラーであった氏に敬意を表し、文中の敬称を略と
させていただきました。

旗揚げ記念日・2024

#njpw52nd


3月6日は新日本プロレスの旗揚げ記念日
毎年この日は旗揚げの地である大田区総合体育館(実際はリニューア
ル前の大田区体育館)で大会が行われるのだが、そのメインイベント
IWGP世界ヘビー級王者 vs IWGPジュニアヘビー級王者のシングル
マッチになるのが通例。で、今年のカードは↓↓こうなった。

IWGP世界ヘビー級王者内藤哲也に挑んだのは、ジュニア王者SHO
SHOの現在地は紛れもなくヒール、それも極悪(^^;)。ちょっとした
詐欺まがいの方法でジュニア王座を手に入れ、まんまとメインイベント
に漕ぎ着けた手腕には、正直恐れ入った。

予想出来たことだが、試合を支配して魅せたのはやはりSHO
徹底的に悪いことをし、あの内藤にペースを握らせない、という試合
巧者ぶりを発揮。中盤のグラウンドの攻防では完全に内藤の上を行き、
もしかしたら?とまで思わせたのだから凄い。

しかし、試合は地力に勝る内藤の勝利
ただ、極悪ヒールに徹し、自分の“仕事”を全うしたSHOが、僕には
神々しくすら見えた

・・・オカダを欠いた今、新日本のキーマンとなるのはSHOなのでは?
と思う。実際、ヒールとしての立ち居振る舞いは完璧と言ってよく、
客を掌で見事に転がしている。さらに、デビュー時からSHOを知って
いるファンならば、SHOが実力者であることを充分に知っている。

いつ、どこでSHOをベビーターンさせるか、新日本の手腕に期待。
・・・個人的にはヒールのSHOが好きだから、そのへん複雑だけど(^^;)。