2021・G1-31 at エディオンアリーナ大阪 vol.3(13/19)

#G1 #G131 #大阪府立体育館(3)


新日本プロレス『G1 CLIMAX 31』、3回目のエディオンアリーナ大会。
Bブロックとは違い、Aブロックはかなり混戦で、ここまでで3敗の選手で
もまだかすかに希望がある状態。内藤の欠場は痛かったけど、リーグ戦と
してはBブロックの方が面白いかな?今日はもう何名か、脱落者が出るかも。


[本日の公式戦結果・Aブロック] ※左側が勝利予想選手


KENTA<5勝2敗>【Go 2 Sleep】<5勝2敗>ザック・セイバーJr.×
×高橋裕二郎<2勝5敗>【Ringout】<4勝3敗>矢野通
鷹木信悟<5勝2敗>【Last of The Dragon】<2勝5敗>タンガ・ロア×
飯伏幸太<6勝2敗>【Kamigoe】<4勝4敗>グレート・O・カーン×
(○石井智宏<4勝3敗>【Get a Bye】<9敗>内藤哲也×)


[本日のピックアップ]


解説のミラノコレクションAT氏曰く「今日はジュッテンキュウ!」
26年前の今日、東京ドームで行われた新日本vsUインターの対抗戦を指
す言葉だが、今日はその雰囲気を醸し出す試合がメインで行われた。

メイン、飯伏幸太vsグレート・O・カーン
個人的にも期待していたカードで、それを察知したのか試合開始前から
客席にも緊張感が溢れる。いやぁ、昔の新日本みたいだ。

両者も「そういう試合」をする気満々。
アップライトの構えから蹴りを放つ飯伏と、それを躱してテイクダウン
を狙うOカーン。いわゆるUWFスタイルだが、いきなりコレをやっても
説得力抜群な2人。やっぱり好きなんだよなぁ、このスタイル。

グラウンドはOカーンが圧倒、と思いきや、飯伏はなんと足四の字固め
を繰り出して対抗。もちろん伝説の高田vs武藤のオマージュなのだが、
現代のUスタイルはこの程度では終わらないのが怖い。

あまりにエグい打撃を連発で繰り出した飯伏の快勝。
コレは受けたOカーンも見事で、久しぶりに本格的なバチバチを堪能。
思うに、ディック東郷はOカーンに付いた方が断然良い気が。最強の
ヒールに仕上がる可能性あるんだけどなぁ・・・。

この結果、飯伏は6勝2敗で単独トップに。ザック次第だが、KENTA
に取りこぼさなければ、3年連続の決勝進出もあり得る気配に。
取り敢えず今日で4敗以上は脱落。実際のところ、3敗の2人もかなり
可能性は薄いのだが・・・。惜しかったなぁ、Oカーン


[本日までの星取表]


2021・G1-31 at 高知県民体育館(12/19)

#G1 #G131 #高知県民体育館


新日本プロレス『G1 CLIMAX 31』、毎回恒例の四国・高知大会
毎回のG1で唯一「地方巡業」の色が濃い四国だが、そのワリにかなりの
好カードが組まれるのも通例。実際のところ、全勝が2人居るAブロック
今日がヤマ場。意外な結果が多々出る、と踏んでいたのだが・・・。


[本日の公式戦結果・Bブロック] ※左側が勝利予想選手


×タマ・トンガ<1勝5敗>【Karuma】<2勝4敗>YOSHI-HASHI
×チェーズ・オーエンズ<1勝5敗>【GTR】<2勝4敗>後藤洋央紀
×SANADA<2勝4敗>【Tour of The Island】<6勝>ジェフ・コブ
×棚橋弘至<3勝3敗>【Evil】<5勝1敗>EVIL
オカダ・カズチカ<6勝>【Rain Maker】<2勝4敗>タイチ×


[本日のピックアップ]


ピックアップの前に、今日で全10選手中7選手の脱落確定
リーグ戦をあと3大会も残しているのに、ここまで早々に趨勢が見えて
しまうのはちょっとどうかと(^^;)。今日は問題提起も含めてセミの↓↓
この試合を。

セミファイナル、棚橋弘至vsEVIL
棚橋が勝てば首の皮一枚でブロック突破に希望が繋がるのだが、手段
を選ばずに勝利する今のEVILは、エース・棚橋にとって天敵。結果は
もちろんだが、内容も問われる試合である。

典型的な善vs悪プロレスの王道的な試合展開。
それ自体は全然良いのだが、やっぱり問題なのがEVILの力量な気が。

ハッキリ言うと、棚橋弘至vsディック東郷の試合を観てる気が。
試合への介入は東郷が主導権を取って進めているのが明白だし、リン
グ上で憎々しく見えるのも東郷。これではEVILの存在意義が全く無い

最後はレフェリーがダウンしている最中にベルト攻撃、Evilに繋いで
勝利。せっかく絶対的ベビーの棚橋が大の字なのだから、もっと極悪
なこと・・・イスでメッタ打ちにするとか、絞首刑にするとか・・・をして
悪役としてもっと憎まれるべき。

今のところ、【東郷の小憎らしさ>EVILの悪さ】なのが残念。
もしコブ・オカダを押さえて、決勝に進出し、同じことをして優勝
れば少しは見方が変わるんだけど・・・。


[本日までの星取表]


2021・G1-31 at 広島サンプラザホール(11/19)

#G1 #G131 #広島サンプラザホール


新日本プロレス『G1 CLIMAX 31』、本日はAブロックで広島大会。
広島カープの熱狂的なファンであり、応援歌に自身のテーマ曲が採用され
ている内藤が不在。例年に比較してイマイチ盛り上がらないG1、新日本
に悪い流れが来てるのかなぁ・・・。もう暗黒時代はイヤなんですけど(^^;)。


[本日の公式戦結果・Aブロック] ※左側が勝利予想選手


飯伏幸太<5勝2敗>【Kamigoe】<2勝4敗>タンガ・ロア×
ザック・セイバーJr.<5勝1敗>【Tesco Meal Deal】<2勝4敗>高橋裕二郎×
鷹木信悟<4勝2敗>【Last of The Dragon】<3勝3敗>矢野通×
×グレート・O・カーン<4勝3敗>【Brain Buster】<4勝3敗>石井智宏
(○KENTA<4勝2敗>【Get a Bye】<9敗>内藤哲也×)


[本日のピックアップ]


こんな言い方をするとちょっとアレだが、今日はある程度勝ち負けが読
みやすいマッチメイク。終わってみれば結果はほぼ予想通りだったのだ
けど、どの試合も「あわや!」のシーンあり。新日本、こういうところ
は相変わらず上手い。ピックアップはただ一つ予想を外した↓↓コレ

メイン、グレート・O・カーンvs石井智宏
ザックと共に開幕から快進撃を続けたOカーンだが、ここに来て2連敗
ややトーンダウンした感。逆に3連敗から調子を上げてきた石井を相手
に、どんな試合をするのかと思えば・・・。

ザ・真っ向勝負
こういう試合では抜群の強さを誇る石井、まんまと自分の土俵にOカー
ンを引っ張り出した、と思いきや、9割方攻めたのはOカーンの方。

解説のミラノさんの言う通り、このG1でOカーンは全試合相手の土俵に
乗った上で、殆どを上回っているところが凄い。今の新日本で「強さ」
にいちばん説得力があるのは間違いなくOカーンな気がする。

しかし最後はOカーンの攻めを凌ぎきった石井が、意地でブレーンバス
ターを決めて勝利。石井もこれで勝ち星が先行、4勝3敗まで上がって
来た。終盤に強いなぁ、石井。

これまでを観る限り、やはりザックがG1覇者になるべきな気がするが、
2敗の飯伏・鷹木・KENTAにもチャンスあり。ポイントになるのはやっ
ぱりKENTAかな?ちょっと注目。


[本日までの星取表]


2021・G1-31 at 後楽園ホールvol.3(10/19)

#G1 #G131 #後楽園ホール(3)


新日本プロレス『G1 CLIMAX 31』折り返しの聖地・後楽園ホール大会。
今日のBブロック、リーグ戦云々の前に非常に観たかった組み合わせアリ。
絶対におもしろいモノが観られる、と踏んでいたのだけど、その予測は正
しかった。ダテじゃないな、僕の観戦キャリアも(^^;)。


[本日の公式戦結果・Bブロック] ※左側が勝利予想選手


チェーズ・オーエンズ<1勝4敗>【Package Driver】<3勝2敗>棚橋弘至×
EVIL<4勝1敗>【Evil】<1勝4敗>タマ・トンガ×
×タイチ<2勝3敗>【Tour of The Island】<5勝>ジェフ・コブ
後藤洋央紀<1勝4敗>【GTR】<1勝4敗>YOSHI-HASHI×
×SANADA<2勝3敗>【Rain Maker】<5勝>オカダ・カズチカ


[本日のピックアップ]


今年のG1最後の後楽園ホールは、好カードが満載。特にメイン、無敗
オカダと2敗のSANADAの同い年対決は昨夜の飯伏vs鷹木同様、今
回のG1のベストバウト候補。しかし、今日はもう絶対↓↓この試合

第一試合、棚橋弘至vsチェーズ・オーエンズ
G1初出場のチェーズはもちろん連敗街道まっしぐらだが、僕のような
スレッカラシからの評価が異様に高い選手。実際、これまでの試合は
全て相手の良いところを引き出すファイトを展開。そんな「若き職人」
が、棚橋を相手にどんなパフォーマンスを魅せるか、がポイントだっ
たのだが・・・。

実は棚橋も生粋の職人タイプ。相手の技を受けつつも、主導権だけは
渡さず、勝っても負けても棚橋の世界を構築出来る稀有な選手なのだ
が、今回はちょっと様子が違う。中盤からゲームメイクをしているの
は、もしかしたらチェーズなのでは?という雰囲気に。

どうやらそれは現実だった模様。
あの棚橋を掌の上に載せ、ハイフライフローまで出させ、しかも説得
力抜群の必殺技でフォール勝ち。ある意味で横綱相撲である。

いい選手だなぁ、チェーズ
新日本は保証付きの試合をするこの選手をもっともっと上で使うべき
気分が良いね、今日は。・・・いや、タナの2敗目深刻なんだけど(^^;)。


[本日までの星取表]


2021・G1-31 at ドルフィンズアリーナ(09/19)

#G1 #G131 #愛知県体育館


新日本プロレス『G1 CLIMAX 31』、今日はAブロックが名古屋大会場
残念ながら名古屋は2daysではなく、1日開催。ならばホームが名古屋の
棚橋がいるBブロックで開催すべきだったのでは?とか思ったのだが・・・。
そういえば今年のG1、札幌の開催も無い。やっぱりまだいろいろ厳しい
のかなぁ・・・。


[本日の公式戦結果・Aブロック] ※左側が勝利予想選手


×グレート・O・カーン<4勝2敗>【School Boy】<4勝2敗>KENTA
×高橋裕二郎<2勝3敗>【Ape Shit】<2勝3敗>タンガ・ロア
石井智宏<3勝3敗>【Brain Buster】<4勝1敗>ザック・セイバーJr.×
飯伏幸太<4勝2敗>【Kamigoe】<3勝2敗>鷹木信悟×
(○矢野通<3勝2敗>【Get a Bye】<9敗>内藤哲也×)


[本日のピックアップ]


まずは本日のセミ・メイン、両方とも凄い試合だった。
飯伏鷹木の組み合わせなら最初から鉄板だし、絶好調のザックを止め
る役目が石井だった、というのも凄くグッと来る。でも、この2試合を
ピックアップしても普通なので、敢えて今日は↓↓こちらのカードを。

第一試合、グレート・O・カーンvsKENTA
戦前からSNS舌戦を繰り返した両雄が遂にリングで決着を付ける。
このG1、KENTAは今のところ全ての試合で事前にストーリーを作って
おり、それが見事に注目を集めている。してやったり、という感じか?

試合はなんとマイク合戦(^^;)から。負けたら土下座だ、というKENTA
に対し、Oカーンはやれるものならやってみな、という対応。いやいや、
コレって・・・。

しかし、リング上で両者が対峙すると、サイズの差がまざまざと。
全盛期のKENTAは、例えば高山善廣と対峙しても小ささを感じさせない
ファイトが出来たのだが、今のKENTAには残念ながらその力は無い。
実際、試合の9割をOカーンが攻めており、パワーはもちろんテクニック
やスピードでも実力差は歴然。逆にKENTAはよく凌げた、と思った。

しかし、最後は反則攻撃をまとめたKENTAが、ブラインドからの丸め込
、という昔のKENTAファンが観たら卒倒しそうな程の姑息な手で勝利。
おもしろかったのはこの先だった。

リング上でOカーンに土下座を強要するKENTA。
・・・いやもう、完全にドラマ・半沢直樹の名シーンの再現であり、試合に
勝つ云々よりコレをやりたかった、というのが手に取るように解る。

賛否はあると思うけど、キャリアを重ねて真っ向勝負が困難になってし
まったKENTAの【生き残り策】。最初はどうしてもNOAH時代の殺伐と
したファイトを期待してしまったが、今になってようやく「プロの姿」
として肯定出来る。次も姑息に勝ってくれ、KENTA!


[本日までの星取表]