BEST OF THE SUPER Jr. 27・FINAL

#BOSJ


BEST OF THE SUPER Jr. 27 &WORLD TAG LEAGUE 2020 FINALの会場
は、東京・日本武道館。本来なら同じく決勝戦の行われたWTLも話題に
すべきなのだが、今日はダブルメイン2試合目強烈すぎた

【リーグ戦1位】エル・デスペラード vs 高橋ヒロム【リーグ戦2位】
第一回大会からずっとBOSJを観てきたが、試合前から涙腺が揺さぶられ
るマッチアップは初めてかもしれない。

前半から中盤にかけては、現在進行形の2人を存分にアピールする攻防。
ヒロムの破天荒さに対して、デスペは小狡さで対抗。これだけでも見応
えのある試合だったのだが・・・。

終盤、ヒロムがデスペのマスクを引き裂いたところで試合は別次元へ。
公式戦最終日にヒロムが語った通り、二人の「歴史」が詰まった試合に
変化した。

破られたマスクを自ら外したデスペラード。その後はまるであの頃の
2人のように、力一杯殴り合い張り合い技を競い合った。この2人の
様子に、恥ずかしながら僕は号泣を余儀なくされた。

試合は一足先に自分の世界の構築に成功しているヒロム勝利
しかし、デスペラードは今後必ず「化ける」。そう思わずにいられない、
最高のBOSJ決勝戦だった。

優勝のヒロムは、アメリカで開催されているSUPER J-CUP優勝者との
一騎打ちを熱望。これに勝利した上で、ドームでのIWGPジュニア王座
の返り咲きを狙う模様。

もっともっともっともっと、楽しませてくれ、高橋ヒロム!

BOSJ27 & WTL2020・最終公式戦

#BOSJ #WTL


BEST OF THE SUPER Jr. 27 &WORLD TAG LEAGUE 2020、福岡大会。
昨日予想した試合がどうだったか確認するため、本日はNJPW Worldにて
ライブ観戦。両リーグ戦がどなったかと言うと・・・。

まずはBOSJ27
昨日書いた「裏予想」の方がズバリと当たり、1位エル・デスペラード
2位高橋ヒロムが決勝進出。リーグ戦で完敗しているヒロムにいきな
りリベンジの機会が。

この2人、新日本プロレスの「暗黒時代」に、前座戦線で踏ん張っていた
若手。あの頃は正直、モノになるとは思えなかった2人だが、今や新日本
の中核を成す存在として成長。ヒロムの「2人の歴史を魅せようぜ!」
は、思わず目頭が熱くなった。

そしてWTL2020
誤算はタイチ&ザック勝利してしまったこと。それも今日一番と言って
良い内容の好勝負で(^^;)。結果が逆だったらもっと良かったんだけど。

予想通り1位通過は前回覇者ジュース&フィンレー。決勝の相手はGoD
メイン後にさっそく揉めて決勝戦を煽ってくれた。フィンジュースの明る
さは今の新日本にとって重要なアイテムなのかも。決勝はきっと盛り上が
ると思う。

・・・となると、武道館メインはやっぱりヒロムvsデスペの決勝戦かと。
おそらくこの試合、あの頃の『三上恭佑 vs 高橋広夢』を思い出さないワ
ケにはいかない気がする。ガラガラの後楽園ホールで、ただただガムシャ
ラに闘っていた2人の到達点。これは注目だな、やっぱり。

さすがにWTLがメインになることは無いと思うが、そうなったら暴れるな、
きっと(^^;)。

BOSJ27 & WTL2020・今さら優勝予想!

#BOSJ #WTL


史上初の同時開催となった新日本プロレス「BEST OF THE SUPER Jr. 27 &
WORLD TAG LEAGUE 2020」。初日以外はWTLとBOSJが交互に行われ、
結果選手のコンディション調整に配慮した日程に。G1と同じだね、コレ。
で、明日の福岡大会でまたミックス興行に。両リーグ共に公式戦の最終日

まずはWTL2020の方から。
優勝の可能性のあるチームは勝ち点10を獲得している6チーム。かなりの
混戦なのだが、僕なりに福岡の結果以降を予想してみる。

ジュース & フィンレー後藤 & YOSHIHASHIには取り敢えず勝ちそう。
タイチ & ザック石井 & 矢野に負けるかも。これで10点止まりとなった
チームはまず脱落。鷹木 & SANADAはOカーン & コブに不覚を取って、
同じく脱落。タマ & タンガは順当に棚橋 & ヘナーレに勝利しそうな気配。

そうなると12点が3チームとなるのだが、直接対決の内訳を見てみると、
両方に勝利しているジュース & フィンレーが文句無しで1位で通過する。
となると、2位につける石井 & 矢野と決勝を争うことになりそう。

優勝ジュース・ロビンソン & デヴィッド・フィンレーかなぁ・・・。ちょ
っとカード的には弱い気がするけど。

BOSJ27の方はもう少し解りやすく、12点4選手が可能性を残している。
まず、同じ12点のSHO石森は直接対決。ここは進境著しいSHOの勝利
信じることにする。一推しヒロムだが、どうもワトにやられそうな気配。
デスペラードBUSHIに勝つと思うが、これはどちらでもいい。

1位で抜けるのはデスペラード2位SHO。仮にデスペが負けた場合でも、
順位が入れ替わるだけで決勝のカードは変わらない、と予想する。

優勝は、思い入れと願望を込めてSHOドームで石森に挑戦し、IWGPジュ
ニア初戴冠、という流れが好ましい、と思う。

・・・ただ、この予想に則ると、どちらのカードも日本武道館のメインとする
にはちょっと無理があるかも。WTLはどう弄っても似たようなカードにな
る気がするから、BOSJの方はこういう可能性も。

・石森がSHOに勝ち、14点で終了
・ヒロムがワトに勝ち、14点で終了
・デスペラードがBUSHIに勝ち、14点で終了
・直接対決結果により、1位デスペ・2位ヒロムで両者の決勝戦
・ヒロム優勝

この流れの方が武道館メインに相応しいのかなぁ、やっぱり。個人的には
今後も考えてSHOをプッシュした方がいいと思うんだけど・・・。

U.W.F.外伝

#さまよえる格闘家 #リアル範馬刃牙


▼U.W.F.外伝 / 平直行(Kindle版)

名作「グラップラー刃牙」の主人公、範馬刃牙モデルとなった格闘家、
平直行自伝。タイトルに「UWF」の3文字があるが、平はUWFに在籍した
時期は無い。これは売れ行きのためにUWFが付いたんだ、と勘ぐっていたの
だが・・・。

僕は一貫して「さまよえる格闘家」と呼ばれた平直行のファンだった。
シュートボクシング格闘技オリンピックRINGS実験リーグなどの主要な
試合はもちろん、バトラーツプロレスをする姿もこの目で観た。どんなル
ールの試合に出ても、必ず独創的ヒリヒリした試合を魅せてくれる、あの
当時では珍しい「プロフェッショナル」な格闘家であった。

あの平直行がプロレス、それもUWF大ファンであった、というのは、正直
この本を読んで初めて知った。しかし、当時をよく考えてみれば、平は公の
場でプロレスを腐すような発言を一切しなかったし、プロレスラーとしてリ
ングに上がっているときも一朝一夕では絶対に出来ないキレイな「受け身」
を見せていた。僕のようなプロレスを入口に格闘技観戦に入った人たちを惹
き付けたのは当たり前だった、ということ。

タイトルに「UWF」の三文字のある本を何冊も読んできたが、お世辞抜きに
それらの中でいちばんおもしろかった。紛れもなく平直行にしか書くことが
出来ない「外伝」であり、タイトルにこの3文字は絶対に必要である

創世記の「格闘技」に興味のある人は是非。すばらしいです、コレ。

昭和プロレスを語ろう!

#昭和プロレス


▼昭和プロレスを語ろう! / 小佐野影浩・二宮清純

ブックレビューはしばらくプロレス本が続くかもしれません(^^;)。
品川駅構内の本屋にフラッと立ち寄った時に見つけた新書小佐野影浩とは
ご存じ週刊ゴング元編集長の小佐野さんで、二宮清純とは気合いの入った
スポーツライターとして有名な二宮さん。そんな2人が、昭和プロレスをネタ
に対談。こりゃあおもしろそう!ということで。

・・・いや、2人ともちょっと肩の力が抜けすぎかも(^^;)。
時代は力道山時代からリアルな昭和の終わりまでを網羅しているのだが、特
に目新しい真実も無ければ暴露も無い、下手すればちょっと残念な内容
ただ、そんな2人のリズム妙に心地よく、知っている話でも気分良く読めて
しまったのが不思議。

個人的に小佐野さんの上田馬之助への評価がそれほど高くなかったのが意外。
後は懐かしいガイジンレスラーたちのエピソードにほっこりさせて貰った。

この2人には、どうせなら「平成前半のプロレス」も語って欲しいところ。
新日本の暗黒期くらいまでの時代なら、両名とも語れる何かがありそうな気
がするので。