「IT」THE END

#Fxxk the Crown


IT THE END@舞浜シネマイクスピアリ。
2017年衝撃のリメイク版が上映され、その記憶が薄れないうちに続編。

上映時間、なんと3時間弱
映画館で3時間座る、というのはかなり苦痛を伴う作業であり、この物語
の性質から言っても「修行」の様相を呈していたのだが、驚いたことに
長時間を全く退屈せず。もしかしたらホラー映画の最高峰かもしれない。

あれから27年後、再び現れた「IT」ことペニー・ワイズ
しっかり大人になったルーザーズの面々が再びデリーの街に集結し、因縁
の対決に終止符を打つべく闘う、という物語。

正直、ストーリーはいかにも続編、という感じなのだが、ソレを補って余
りある大迫力。本編が終わるまでに仰け反った回数、おそらく100回を超
えている筈である。

いやもう、恐れ入りました
こんな怖い映画、もうしばらく出てこない・・・とか思ったのだけど、劇場
新たな作品のチラシが・・・。次は「PET SEMATARY」復活!

足りない1曲

#ネット音楽配信あるある


Alexa→Amazon Musicでちょっと懐かしい曲を聴く、というのが最近の
定番リスニングスタイル。アーティスト指定・ジャンル指定とその時の
気分でランダムに再生することが多いのだが、時にはアルバムを指定し
順番通りに聴くことも。で、↓↓をかけてみたのだが・・・。

聴き終わりで妙な違和感
なんか足りない気がする、と思って調べてみたところ、やっぱり8曲目
サミー・ヘイガー / The Girl Gets Around が抜けていた。
契約の問題なんだろうけど、聴き放題の音楽配信サービスでは稀にこうい
「1曲抜け」みたいなのがいっぱいある。

フットルースのサントラは若い頃にかなり聴き込んだので、違和感を感じ
て当然。やっぱり9曲揃って完璧だよな、とか思った。

しかしこの映画実はちゃんと観てないんだよね(^^;)。
そういうのも多いな、僕の場合。

JOKER

#盗人ニモ五分ノ魂


JOKER@舞浜シネマイクスピアリ。
バットマンを良く知らない(^^;)のに、何故に観に行く気になったのかは謎。

「永遠の悪役」として映画史に名を残すジョーカー
コメディアン志望のしがない若者が何故に“JOKER”にならざるを得なかった
のか、その原因がハッキリ究明されているGENESIS的な映画。

今やジョーカーと言えばバットマンの敵ではなく、ドンキホーテ・ドフラミ
ンゴにその座を奪われている感はあるのだが、こうやってスポットライトが
当たると俄然その輝きを取り戻す。極端に口角の上がった道化師メイクはや
っぱり稀代の悪役の「顔」であり、絶対悪としての存在感は抜群。そういう
誰にでも出来るキャラクターではない大役を、ホアキン・フェニックスがケ
レン味たっぷりに怪演。演技で背筋が寒くなったのは久しぶりだった。

これまでジョーカーにシンパシーを感じることは一切無かったのだが、今後
バットマン映画を観る時にジョーカーを憎めなくなりそう(^^;)。このサイド
ストーリー、今後に大きな影響を残すな、きっと(^^;)。

かなり重い映画だけど、一見の価値アリ。ロバート・デ・ニーロの壮絶な散
りっぷりにも注目!

GODZILLA KING OF MONSTERS

#ゴジラ #東宝


「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」@舞浜シネマイクスピアリ。
いわゆるハリウッド版と呼ばれるゴジラで、シリーズ2作目。ま、本当は3作目
だけど、あの1作目のことは誰もが無かったこと(^^;)にしてるから、僕も流儀
に従っておこうかと。

前作もすばらしい作品だったが、こちらは完全にソレを上回った感。
我々のアイコンであるゴジラはもちろん、モスラ・ラドン、そして宿敵である
キングギドラまで登場し、CGのレベルは最上級。ストーリーも「ゴジラのベビ
ーターン」のエピソードであり、2016年公開の「シン・ゴジラ」に勝るとも
劣らない秀逸さ。

とにかく最初から最後まで、全く目の離せない最高の映画。特に我々の世代
とって「ゴジラ」は欠かすことの出来ないアイテムであり、思った以上に席を
埋めていたレイトショーの観客も同世代かそれより上の人たちが多かった。

「怪獣の王」ゴジラに栄光あれ!もう1回観ちゃいそうだな、この映画。

GREEN BOOK

#世界一ステキな実話


グリーンブック@舞浜シネマイクスピアリ。
何かで予告を観た時からちょっと気になっていた映画なのだが、3/1の
公開初日から2ヶ月以上過ぎてもまだロードショーされている、という
事実が気になり、映画館へ足を運んでしまった。

・・・すばらしい映画
大袈裟で無く、今年観た映画の中では「最良」と言っても良いくらい。

舞台は1960年代、まだ人種差別の色が濃かった時代のアメリカ
黒人ピアニスト運転手として雇われた主人公のイタリア系移民が、
アメリカ各地を旅しながら二人の友情を育んでいく、という物語。
ちなみに「実話」を元に制作されたらしい。

自らも黒人差別主義者だったハズの主人公の心が、どんどん変わって
行く様が如実に見える。派手なシーンやヤマ場も殆ど無く、淡々とした
旅の描写だけで観る者の心をジーンとさせてくれる。「人種差別」とい
う難しい問題に対する静かで力強いアンチテーゼを終始感じさせてくれ
るところが、本当に凄いと思った。

この手の映画は久しぶりに観たのだが、これまでに観たいわゆる「ロー
ドムービー」の中でも1・2を争うすばらしい作品。吹替版も上映されて
いるらしいので、そっちの方も観に行ってみようかと。

かなりオススメ。清々しく感動したい人はぜひ!