花びらめくり

▼花びらめくり / 花房観音(Kindle版)

全5篇から成る短編小説。
いわゆる官能小説なのだけど、全てが「日本文壇名作のパロディ」である。
元ネタは以下の通り。

■藪の中の情事 → 藪の中 / 芥川龍之介
■片腕の恋人 → 片腕 / 川端康成
■卍の女 → 卍 / 谷崎潤一郎
■それからのこと → それから / 夏目漱石
■仮面の記憶 → 仮面の告白 / 三島由紀夫

・・・誰もが一度は読んだことのありそうな名作ばかり(^^;)。
それをモチーフに官能小説を書く、というアイデアがまず秀逸だし、それ
実行に移す行動力にも感服する。「官能」という方向から見ると、やっ
ぱり文学的で比較的おとなしめな印象だが、実はかなりどぎつい描写がキ
ッチリ詰め込まれているから、いろんな目的の人が満足できそう。

さらに、物語の組み立てがハッキリしているため、映像化にも向いてそう。
さすがに地上波は無理だと思うけど、Amazonプライムあたりでオリジナ
ル作品として製作されたら、ちょっとした人気作品になるかもしれない。

あとがきによると、著者の花房観音女流作家にして第1回団鬼六賞大賞
受賞者。そして驚くことに、今も京都で現役のバスガイドとして活躍して
いるらしい。そういうのも、なんかエロくていいなぁ(^^;)。
この作家、ちょっと注目。何かの時に別の作品も読んでみますよ、ええ。

iTunesからAppが消えた!

Mac版iTunesがアップデートし、ver.12.7に。
通知が来てたのでダウンロード→インストールし、開いてみたところ違和感
なんと・・・。iOSアプリの項目がそっくり無くなっている!

どうやらアップルはiTunesを完全にAV向けにする方向らしく、今後は音楽
ビデオの管理機能に特化するらしい。アプリのダウンロードとインストールは
iOS機器iOSのAppStoreに接続せよ、ということ。バックアップ関連は全部
iCloudか・・・。

正直呆然としたのだけど、考えてみたらこれが正しい在り方なのかもしれない、
とも思った。そもそもiTunesはiPodに音楽を入れるためにあったソフトであり、
それが発展しすぎちゃった典型的な機能肥大系ツール。ここらでシェイブする
必要があったのかも。

それに、もしかしたら普通の人は毎日MacとiPhoneを繋げて同期を取る、なん
てことはしてない気がするんだよなぁ・・・。個人的には不便だけど、コレには
もう慣れるしか無い。潔く諦めるしかないか・・・。

NO HOME…

先日のアップルイベントで発表されたiPhone X
久々の「One More Thing」表示にまずびっくりし、その後に出てきたiPhone
フラッグシップモデルに度肝を抜かれる始末。さすがだなぁ、Apple

もの凄い性能なのはもういろんなところで語られてるから良いとして、やっ
ぱり気になるのは存在しなくなったホームボタン。リセットとか再起動とか、
もっと言えばリカバリーモードとかDFUモードとか(^^;)、にどうやって入れ
ばいいんだろう・・・。

まぁ、こないだ7を手に入れたばっかりだから、すぐに買う、とかは無い。
誰かのを触らせて貰おう。I社の社長とか、すぐ手に入れそうだし(^^;)。

KAIRI WIN!

WWE「MAY YOUNG CLASSIC」トーナメントファイナル。
決勝に上がってきたのはMMAをバックボーンとするシェイナ・ベイズラー
と、我らが日本のカイリ・セイン。大方の予想通りのマッチアップ。

既に大人気となっているカイリ、入場時にこの笑顔
大舞台なのに緊張する素振りが全く無い、というのがカイリらしい(^^;)。


ペースを握ったのはシェイナ。MMAファイターとは言え、スターダム
参戦経験もあるある種“日本向き”の選手。師匠のジョシュ・バーネット
ばりのアームロックスリーパーで攻勢に出るが、やや力が入りすぎ。


シェイナの技が尽きたところでカイリの時間に。
スターダム時代からの得意技、マリンスパイクを発射し、場内最高潮。
最後は完全無欠ダイビング・エルボーをズバリと決め、見事にMYC杯
を制して魅せた。

試合前から試合後まで、いろいろな表情が魅せられるのがカイリの強み。
この表情を見ていると、もしかしたら、今WWEに居る日本人の中でいち
ばん出世するのはカイリかも、とか思ってしまった。

カイリ・セイン、次は空位のNXT女子王座決定戦に挑むらしい。
すっかり手の届かないところに行っちゃった宝ちゃんだけど、このまま
行けるところまで一直線で! NXT、一発で取ってください!

フツーのプロレスラーだった僕がKOで大学非常勤講師になるまで

▼フツーのプロレスラーだった僕がKOで大学非常勤講師になるまで
/ ケンドー・カシン(Kindle版)

“悪魔仮面”こと、ケンドー・カシンの半生記。
カシン自身が執筆したワケでは無く、インタビュー集。幼少期→アマレス
時代→プロレス・格闘技時代→慶応大学非常勤講師時代(プロレスラー兼
務)までを、本人が丁寧に、そしてシニカルに語っている。

そもそもカシンのプロレスは完全に予測不能であり、すれっからしのファ
ンであることを自認している僕でさえ、いつも意表を突かれてしまう
IWGPジュニア王座を戴冠した時には勝手に自前のチャンピオンベルト
造ってしまったし、最近では意味なくパンダ(FMW参戦のパンディータ
という着ぐるみ系プロレスラー)を襲いワンマッチ興行までやってしま
う、という、理解不能ながら爆笑せざるを得ない行動を取ってしまう。

・・・無論この本も、まぁ、面白い(^^;)。
皆はカシンを「へそ曲がり」とするが、事実はきっと。あまりに自分に
正直に生きているが故に、その様がへそ曲がりに見えているだけかと。
そしてカシンが“発想の天才”であることがすぐさま解る、「カシン解読マ
ニュアル」的な非常に興味深い一冊になっちゃてるから、それがもう痛快

しかし、ニッチだなぁ、この本(^^;)。
さすがにカシンを知らない人は、読んでも意味が解らない可能性アリ。
もしかしたら、爆笑するかもしれないけど。