#最高のマッスル
後楽園ホールで行われた新日本プロレスとDDTの『一面対抗戦』。
カンタンに言えば、新日本の矢野通とDDTのスーパー・ササダンゴ・マシンとの
ワンマッチ興行で、両者のたつての願いで実現したモノ。ココに至るまでに細か
なルールミーティングが実施され、その模様は随時新日本・DDTのオフィシャル
YouTubeで配信。局地的に盛り上がっていたのだが、この試合はPPV。最近では
プロレス・格闘技のPPVを購入することはほぼ無かったのだが、何故だか今日は
「観なければ!」という思いに駆られた。その結果は・・・。
購入、大正解。
今回の興行は紛れもなくファイティングオペラ「マッスル」。それも、新日本に
所属するプロレスラーがキャストとして配置された、これまででいちばん豪華な
マッスルだった。
テーマは10年前の『#大家帝国主催興行』。
棚橋弘至の“横一線発言”に端を発した末に行われた神興行で、観戦した全員が
幸福を味わった大会だったのだが、そこに一人、ひっそりとモヤモヤした人間が。
10年という長期間の恩讐を超え、主役になったのはなんとYOHだった。
とにかく全編で、エモいシーンが続出。
アントーニオ本多と共に“ごんぎつね”にチャレンジしたYOHは絶妙な気持ち悪さ
で新境地を開拓したし、そのアントンと棚橋弘至がリング上で向かい合った時は
胸の鼓動が抑えられないくらい高揚してしまった。何よりも、最後に登場してき
た「プロレス平和維持軍」のメンバーの中にHARASHIMA・大家が居て、YOHや
棚橋と嬉しそうに絡んでいた姿があまりに泣けた。生きてて良かった、とまで思
わせてくれたのだから凄い。
マッスル坂井、やはり大天才。
ソレに見事に乗っかった矢野も見事だったし、テーマに忠実に全てをこなしきっ
た新日本・DDTの選手、関わったスタッフの皆様全員も最高だった。
素直にお礼を申し上げたい。心の底から、ありがとう!と。