RAMPAGE

「ランペイジ 巨獣大乱闘」をイクスピアリにて。
ジュマンジを観に行った時に予告が流れ、その段階で絶対に早いうちに
観よう、と決めていた映画。

ロック様ことドゥエイン・ジョンソン主演。
元々はアメリカの人気アーケードゲームが原作で、遺伝子実験の失敗を受
けたオオカミワニ、そして保護区の人気者だったシルバーバックゴリラ
巨大化。その上で凶暴になり、シカゴの街を破壊しまくる、という、実
B級テイストに溢れた作品。

・・・いやぁ、思った以上にすばらしかった!
巨大ゴリラのCGは秀逸な上に迫力満点であり、説得力抜群。ゴリラに力を
入れすぎたのか、オオカミとワニのCGはややおざなり(^^;)ではあったが、
それでもハリウッドらしい迫力を充分に感じたのだから凄い。迫力だけで
なく、ストーリーもなかなかのモノで、オーラスは号泣しちゃいましたよ、
この映画で(^^;)。

そして、久しぶりにロック「プロレス」を観た気がした。
台詞回しがWWE・ピープルズチャンピオン時代そのままだし、怪獣のよう
なオオカミ&ワニに向かっていく表情は正しく「ザ・ロック」の姿。そして
ラストにベビーターンしたゴリラ・ジョージとのタッグは最高に魅力的で、
あのロックンソッココネクションを観た時と同じくらいの高揚感。映画館に
居るにも関わらず、フィニッシュ前には少し大きな声を出してしまった。

ロックは出演だけでなく、製作総指揮にも名を連ねている。
好きなんだろうなぁ、こういう勧善懲悪のアクション映画(^^;)。紛れもな
くB級だけど、その中では最上級。終わらないうちに劇場で観ることをオス
スメしときます!

さよなら上州屋南葛西店

先月末の5月31日を以て、釣具店上州屋南葛西店完全閉店
ハッキリしたことは解らないが、営業期間はおそらく20年を余裕で超え、下手
すれば30年近く葛西で釣具を販売してきたお店。まさかココが閉店するとは・・・。

このお店がこの位置に無ければ、おそらく僕は釣りを趣味にすることは無かった
と思う。思い立ったら1分後には店でタックルを吟味できたし、営業時間外でも
活き餌自販機青イソメを買い、深夜釣行に及ぶこともできた。釣具屋として
だけでなく、我が家のランドマークでもあった。タクシーの運転手に、「上州屋
の前で停めてください!」と何度言ったことか・・・。

ここ10年近くは全く釣りに行けておらず、店内を覗くことも殆ど無かったのが
心苦しい。扉の開かない上州屋の風景が、本当に寂しい。

僕のいちばん幸せな時期は、上州屋南葛西店と共にあったことは間違い無い。
このあとどんなお店が入るのかは定かでは無いが、おそらく釣りとは何の関係も
無い店舗になると思う。ピンとこないなぁ、上州屋の無い南葛西一丁目・・・。

参考:完全閉店のお知らせ(上州屋オフィシャル)

ひろや・醤油チャーシュー

一昨日、打ち上げ帰りが終電に。珍しく〆のラーメンが食べたくなったのだ
が、そうなると葛西駅前は選択肢が少ない。ということで、一件だけ深夜
で営業している↓↓のお店に。

ひろや・醤油チャーシュー
葛西で古くからあるお店だが、人気メニューが味噌。というワケで、あくま
で個人的に好みではなく、あまり足の向かないお店であり、こういう状況で
なければ・・・まぁ行かないお店(^^;)。

しかし、ココのチャーシューはちょっと変わっている。
おそらく、一度鉄板で焼いて焼き目を付ける、という手間がかかっており、
コレがジューシーでなかなか美味い。そして、やや酔った状態だとシンプル
な味付けはそれなりに心地よい。ちょっとだけ評価が変わったかも。

・・・ということで、終電時胃に余裕があればオススメ。次に行けるタイミン
グはいつになるか解らないけど(^^;)。

参考:ひろや(RDB)

あの夏、二人のルカ

▼あの夏、二人のルカ / 誉田哲也(Kindle版)

誉田哲也の新作は、久しぶりのバンドモノ
作者が元バンドマンだったのは有名な話であり、過去の疾風ガールシリーズ
RAGEなど、このジャンルを代表する作品が幾つかある。しかし今作、若干だが
色合いが違う。

語り部は全部で3人
結婚に失敗し、生家である谷中銀座に戻ってきた30台の女性と、同じ谷中銀座
ギターのリペアショップを営む男性、そして女子高生のドラマー。それぞれ
が交互に物語を紡ぎ、最終的にそれら全てが融合する、という素敵な構成。

では何がこれまでと違うのか?というと、テイストがかなり「青春モノ」だと
言う事実。これまでの氏のバンドモノは、力を持った権力者が才能溢れる誰か
を食い物にしようとしたり、ないしは登場人物がアンダーグラウンド系の何か
と関わって危ない思いをする、みたいな流れがあったのだが、今回はそういう
ある意味でわざとらしい障壁が殆ど無い。心に大きなトラウマを持った天才少
が登場し、彼女が長い時間を掛けてその障害を払拭して行く。
そこにはオンナ同士の友情バンド愛みたいな感情が溢れており、元バンドマ
なら男女の区別なく間違い無くグッと来る筈。

氏の作品を始め、これまで何冊もバンドモノの小説を読んだが、ここまで読後
感の良いモノは初めてかもしれない。なんつったって、倉庫からしばらく弾い
ていないギターを引っ張り出そうと思ったくらいだから。

バンド小説を書く才能は、おそらく誉田哲也の能力がいちばん高い。
警察小説の合間で構わないから、5年に1作くらいこの手の作品を書いて欲しい。
できれば、同じくらいサワヤカなヤツを。

ケンドー・ナガサキ自伝

▼ケンドー・ナガサキ自伝 / 桜田一男

コアな昭和プロレスファンにはお馴染みのG SPIRITS BOOKの最新作は、なん
「消化鬼」ことケンドー・ナガサキの自伝。あまりにマニアックすぎる人選
だが、これぞG SPIRITSの真骨頂。読む人はかなり限定されると思うけど(^^;)。

著者の桜田一男とは、かつてケンドー・ナガサキを名乗ったプロレスラー
日本プロレスでデビューし、全日本に合流した後にアメリカへ遠征し、そこで
長く活躍した職人タイプのレスラー。リングネームやたら変えることでも有
名で、日本のリングでも以下6つのリングネームを名乗った。

桜田一男(本名:日本・全日本)→ミスター・サクラダ(全日本)→ドリーム
・マシーン(覆面:全日本)→ランボー・サクラダ(新日本)→ケンドー・ナ
ガサキ(新日本)→ドラゴン・マスター(FMW)

SWS参戦後はケンドー・ナガサキに戻し、以降は一貫してこのリングネームで
通した。米マットでも長くこの名前で活躍しており、通りの良さは抜群。にも
関わらず、日本で違う名前を使ったのは、桜田の”ケンドー・ナガサキ”が実は
2代目だった(かつて英国に同名のプロレスラーが存在)から、だと僕は思う。

カブキムタキラー・カーンと比較すれば、決して全米でブレイクしたとは
言えないが、しっかりした技術とシュートの強さが評価され、どこへ行っても
仕事の出来た名選手。こういうレスラーの海外滞在記はやっぱり面白く、今回
も一気に読むことが出来た。

ただ、少々食い足りない感じがしたのは、ナガサキが関わっていた団体選手
に、僕が殆ど思い入れを持っていない(^^;)のが原因。しかし、自らが大きく関
わっていた筈のSWS設立から崩壊までの件をかなりドライに語っていたのが、
非常に新鮮でもあった。

この本、プロレスファン以外が読むのはちょっと無理がある。
ただ、プロレス史に少しでも興味のある人なら間違い無く面白く読めると思う。
G SPIRITSの攻めの姿勢、好きだな、僕は。