覆面職人の意地

#Lucha Libre


アチラでもちょっと書いた件。
プロレスラーにして覆面職人としても有名なミステル・カカオ氏の経営する
覆面屋工房.comが、かなり興味深い商品を次々に発売している。

ウィルス対策「布マスク」
基本、カカオさんが一点ずつ手作りしている洗濯が可能な布マスク。マスク
を作る時に出る余り布や、Tシャツに使用している素材を使ったデザイン性の
高いマスク。実際に使用するのはちょっと勇気が必要(^^;)だが、とにかく派手
で、プロレスファンなら一つは持っていたい商品。

サイトに上がると秒殺で売り切れるのだけど、こないだなんとか購入出来た
のが↑↑コチラ。これはメキシコのマスク職人が作ったものらしく、マスク
と同じ素材の一枚生地だからマスクオンマスクでの使用前提。言っちゃえば
マスカラスのオーバーマスクみたいなモノ。アンヘル・デ・オロのマスクを
モチーフにデザインされている。

今の時期だから出した商品だとは思うけど、この騒動が終わっても継続して
新作を作ってくれることを強く望みます。いわゆる「応援用マスク」として
会場に着けて行きたいので。

覆面屋工房ミステル・カカオ職人魂、リスペクトしております!
騒動が明けたら、一度現場で着用してみよう♪

人生に必要なことは、電流爆破が教えてくれた

#ノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチ(正式)


▼人生に必要なことは、電流爆破が教えてくれた / 大仁田厚(Kindle版)

邪道大仁田厚へのインタビューを書き起こし、一冊にまとめたモノ。
大仁田厚という男、個人的には完全否定(^^;)しているプロレスラーなのだが、
著書というのはこれまで読んだことが無い。ヒマな上に読むべき本が無かった
ので、取り敢えず電子書籍で購入してみた。

・・・悔しいが、ちょっと面白い(^^;)。
大仁田厚というある意味で唯一無二のプロレスラーのこれまでの人生が網羅さ
れており、どれもコレもそれなりに興味深い内容。考えてみれば、僕は一時期
邪道を肯定していた時期があるワケで、だとするなら楽しめないワケが無い。

特に面白かったのは、全日本プロレス時代格闘技連合時代FMW前夜とも
言える部分がやたらエキサイティングだったのは、自分でもちょっと意外であ
った。インタビュアーの能力が高いんだよな、きっと。

・・・しかし、どんな言葉があろうとやっぱり否定しちゃうんだよなぁ、大仁田。
未だにFMWでの引退興行川崎球場でのハヤブサ戦が引っかかっている。
もしあの時、大仁田厚がハヤブサの金網最上段からのフェニックススプラッシ
を受けていたら、今でも大好きなママだったと思う。

肝心なところを受けないプロレスラーって、ダメだと思うよ、本当に。

Enter Sandman

#世界一カッコいいエントランス


WWENOAHTVマッチをやってくれてるとはいえ、通常の客の入った興行が
無いのはちょっとしたストレスになる。で、加入している各種のサブスクサービ
スで過去のビッグマッチを幾つか観ているのだが、僕の生涯ベスト5に入ってい
「ECW One Night Stand 2005」で燃焼仕切れない思いが。

問題はメインイベント、オオトリで登場したサンドマンエントランス
この大会はWWEの興行で、今もWWENなどで視聴可能なのだが、この時に使用
されたサンドマンのテーマ曲がMetalica「Enter Sandman」。この曲はオリジ
ナルのECWの頃から使われていたのだが、著作権的にアレ(^^;)らしく、今では
別の曲にオーナーダブされてしまっている。そうなってくると、逆になんとして
観たい!と(^^;)。で、探してみたところ・・・。

Sandman Entrance ECW One Night Stand 2005 from Bradshaw Loquendero on Vimeo.

Vimeoで発見。一応Embedのリンクがあったので貼ってみた。
いやぁ、このカッコ良さ。これまで観たどのエントランスよりもすばらしいと
思うし、さらに言えばEnter SandmanのMVとして観ても最強だと思える。

・・・14年前、このシーンを観て号泣したんだよなぁ(^^;)。
Metalicaもサンドマンにだけはこの曲の自由使用を認めてあげて欲しい。
いま観ても燃えるわ、コレ。

▼Metallica / Metallica

Essential Service

#最高の娯楽


CNNのニュースに、とても嬉しくなるトピックを発見。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で遊行系イベントの中止が相次ぐ中、
フロリダ州知事が「必要不可欠なサービス(Essential Service)」
してWWETVテーピング認定。これにより、RAW・SmackDown・NXTの
各番組の中継(それぞれ週一)が可能となった。

WWEは現在各番組の収録を自社物件であるオーランドパフォーマンスセ
ンターにて無観客で行っているが、それが堂々と続けられる、ということ。

日本では先日DDTが無観客試合の収録を見送ったばかり。
どんどんプロレスを観ることが困難になっているが、業界の第一人者である
WWEは取り敢えず毎週観られる。これがどんなに嬉しいことか・・・。

おそらく、何の興味も無い人たちは皆「?」マークを付けると思う。
だからこそ、この措置があまりに嬉しい。これからも毎週新しいプロレス
の試合を観ることができるのだから。

参考:
WWE deemed an essential service(CNN)
WWEは「重要なビジネス」フロリダ州から継続許可(日刊スポーツ)

シュートマッチ

#10+1の対談


▼シュートマッチ・プロレス「因縁」対談10番勝負 / V.A

お馴染み、宝島プロレス本
以前は酷い内容の業界内幕暴露関係が殆どだったが、今ではそこそこ
優良系の読み物をリリースするようになった・・・のだが、ココに来て
ちょっとヤバそうなタイトルの作品。

これまでにプロレス界で勃発した「シュートマッチ」を集めて検証し
た本・・・ではなくて、関係者同士10(と、オマケが1つ)の対談
集めたモノ。因縁のありそうな人たち同士がシュートで語る、という
内容なのだが、特にヤバいモノは一切無い(^^;)。

逆に、清々しいというか微笑ましいというか(^^;)。
特に前田日明・ジョージ高野の昭和新日本ほぼ同期の2人による対談
は興味深く、前田が昔の新日本プロレスにどれだけ愛着を持っていた
のかがよく解る内容。プロレスラーとしての評価では完全に差が付い
た2人ではあるが、根っこのところでリスペクトしあっているのが嬉
しい。これが読めただけでもうOKかもしれない。

ただ、最近の宝島プロレス本と比較すると、若干パワー不足かも。
検証シリーズのような緊張感が見られないのは宝島らしくない。もう
ちょっとだけ下品になってもいいような気がするけど・・・。