私説UWF 中野巽耀自伝

#しゃちほこ固め


▼私説UWF 中野巽耀自伝 / 中野巽耀

毎回興味深い書籍を出してくれるG SPIRITS BOOKの新作は、旧UWF
・新生UWF・UWFインターナショナルの「3つのU」に所属し、現在
もフリーとして時折リングに上がる中野巽耀の自伝。

湯水のように出てくるUWF関連の書籍はほぼ読んでいるのだが、ま
さかこの人が本を出すとは思わなかった、というのが正直なところ。

新生UWFの頃、いわゆる「密航者」であった僕は、その頃から中野
の試合を多々観ている。いや、旧UWFの後楽園ホールにも通ってい
たから、デビューの頃から、ということになるのだが、その観戦歴
の長さのワリには印象に残っている試合がそう多くない。しっかり
覚えているのは旧U時代の広松戦とUインター時代のベイダー戦くら
い。中野龍雄(旧リングネーム)というプロレスラーはちゃんと認
識しているのだが、何故かUWFと結びつかない

逆にそんな中野の書いた本だから、ちょっとだけ期待していた。
ところが、あらゆるUWF一匹狼的に活動していた中野には「あの
事件の真相」的な情報が一切無かったのではないか?と。
暴露的な要素は殆ど無く、淡々と自分のプロレスラー人生について
語られる内容は、残念ながら僕には響かなかった。

UWFにはもちろん思い入れはあるが、この手の書籍はもう頭打ちか
な、と感じた。次に読むつもりの柳澤健の作品の内容如何では、僕
U卒業も近いかも・・・。

W-1の緊急発表

#呪われた名称


↓↓、本日WRESTLE-1の公式サイトで発表されたニュース。

旗揚げ以来約7年
この旗揚げですら全日本プロレスのお家騒動の産物であり、その場し
のぎの感アリアリだった。結局7年経過してもその雰囲気は払拭出来
ず、遂に力尽きた、というところだろうか。

象徴である武藤が、長年のダメージにより欠場がちだったのが痛かっ
たかも。さらにどう好意的に考えても、W-1には絶対的なスターがこ
れまで存在しなかった、という事実も。
唯一跳ねたのは黒潮”イケメン”二郎くらい。そのイケメンも退団して
しまったのだから、この結果も仕方無いところ。

所属選手は、どこかの団体に出場できるんだろうか?
カズ・ハヤシ近藤修司、そしてキャラの強い征矢学あたりはオファ
ーがありそうだけど、他の選手は・・・。厳しいなぁ、プロレス界も。

参考:WRESTLE-1活動休止のお知らせ(official)

Fury vs Wilder II

#Gypsy King


“世紀の再戦”として行われたWBC世界ヘビー級タイトルマッチ
王者のデオンティ・ワイルダータイソン・フューリーが挑んだ
一戦を、WOWOWエキサイトマッチでチェック。

ヘビー級はしばらくワイルダーの天下が続くと思っていたのだけど、
今回のフューリー鬼のように強かった。1Rから強打のワイルダー
の右を許さず、迫力満点の左ジャブをおもしろいように当てる。2R
でダウンを奪ってからはフューリーの独壇場で、難攻不落と言われ
た無敗のワイルダーを7RTKO。見事にWBC王座に返り咲いた。

・・・いやぁ、これぞヘビー級
一発々々の重さがやたら伝わるし、さらにフューリーはテクニカル
ですらあった。ファイト内容にムラがあるのがフューリーの弱点と
されているが、今日のような試合を見せつけられると、誰もフュー
リーに挑戦しようとしないと思う。

一方、ワイルダーの今後がちょっと心配。
非凡なチャンピオンであるのは認めるが、この完敗はやはり痛い。
復活してくれるといいんだけど・・・。

「野人」ラストダンス

#中西学引退 #上からドン!


新日本プロレス「NEW JAPAN ROAD」最終戦、後楽園ホール大会。
「野人」の異名を取った中西学引退興行である。


中西は「第三世代」と呼ばれた同志の永田裕志天山広吉小島聡
タッグを組み、今現在の新日本4TOPに名を連ねるオカダ・カズチカ
棚橋弘至飯伏幸太後藤洋央紀を加えたチームと8人タッグで対戦。
入場時で既に感極まった表情の中西が印象深い。

普通の人間なら致命的、と称されるケガが無ければ、今の鈴木みのる
と同様の活躍が出来たかもしれない中西。全盛期の迫力に溢れた姿は
正直見る影も無い。でも、中西は最後まで中西らしくあろうとした。




そんな状態で対戦相手全員の必殺技正面から受け玉砕して行った
姿は本当に見事だった。正しく「天晴れ」。男ならこうありたい、と
思うくらい、すばらしい引退試合であった。

正直、第三世代の選手たちにはほぼ思い入れが無い僕なのだが、それ
でもデビュー戦を観ている選手が引退していくのは寂しい。残された
3人も引退はそう遠くない気はするが、その前にもう一花咲かせて欲し
気がする。

好ファイトで最高の引退試合を魅せてくれた中西のためにも。

上村優也

#何かを決意した若者の覚悟


新日本プロレス「NEW JAPAN ROAD」後楽園ホール大会。
今年のROADは中西学引退記念シリーズとして行われているのだが、
後楽園ホール3日目の第2試合で、ひさびさに胸のすく試合が。

主役はキャリア3年のヤングライオン、上村優也
CHAOSvs鈴木軍のタッグマッチに1人だけ若手が入った8人タッグだっ
たのだが、驚いたことに上村はリングインと同時に鈴木みのるを急襲。
あの鈴木に数分間反撃を許さないくらい攻め込んで魅せた。


激高する鈴木に場外でボコボコにされる上村。ここまでは普通だと思う
のだが、驚いたことに上村は鈴木を殴り返す。感覚的には鈴木100に対
して上村は1だが、諦めない姿勢は確実にこちらに伝わった。

試合はもちろん上村のフォール負け。完全に意識が飛んだと思いきや、
鈴木にたたき起こされた時に↓↓こんな表情を・・・。

・・・すばらしい
正直、上村は他のヤングライオンと比較して横並びだと思っていたが、
この1試合だけでかなり突き抜けたかもしれない。なんならもうすぐに
でも、上村と鈴木の絡みが見たくなっているのだから。

ボスはトドメのゴッチ式パイルドライバーを敢行しなかった。
つまりこれは「NEXT」があるということ。上村はなんとか鈴木との
一騎打ちまで辿り着き、ゴッチ式を喰らう必要がある

当分新日本の一人勝ちは続くだろうなぁ・・・。
若手からベテランまで、ほぼ全員がギラギラしてるんだから。