LIVE BOXING 4

#天心とボクシング


Prime Video Presents LIVE BOXING 4
所用で実家でのリアルタイム観戦となったのだが、実家の方が画面が大き
くて快適(^^;)。まずは・・・。

第三試合与那覇勇気を相手に国際式ボクシング初戦を闘った那須川天心
日本バンタム級2位の与那覇を向こうに回し、“完封”と言って良い内容で
フルマークの判定勝ち。ボクシングとは違うステップや動きを取り入れた
戦法は非常におもしろかったのだが、KOが出来なかったあたりに課題が残
る気が。与那覇が死に物狂いで頑張った、というのももちろん大きな要因
だが、どんな相手でも倒しきるパンチ力が欲しいかも。コレがデビュー戦
の24歳には酷かもしれないが、それだけ期待が大きい、ということ。
ボクシングでも「神童」でいて欲しいなぁ、やっぱり。

そしてメイン、ライトフライ級二冠王の寺地拳四朗名勝負
対戦相手のアンソニー・オラスクアガ、代役だがコレがとんでもない実力
で、明らかに重そうなパンチを連打するのにスピードもある。さらに若
くて打たれ強い。さすがにヤバイ、と思ったが、拳四朗は根性とテクニッ
クでオラスクアガを凌駕。年間ベストバウト級のKOを魅せてくれたのだか
ら凄い。

スーパールーキーのデビュー戦前座であることに加え、対戦相手の急遽
変更。こんな状態でメインを務めなければならない拳四朗のプレッシャー
は想像を絶するモノがあったと思う。最後の涙も当たり前で、思わず貰い
泣きしてしまった。いやもう、転級だ、拳四朗!3階級くらい行け!

そしてもう一つ、第二試合で行われたウェルター級佐々木尽
派手でカッコ良く、恐ろしいまでの格闘センス。世界で闘えるような選手
になる可能性大。今後、注目しておきます!

イベントとしても大成功。こういう興行がもっと増えるといいなぁ・・・。

明日のプロレス & ボクシング

#切替困難


明日(4/8)、プロレスボクシングビッグマッチがそれぞれ。
どちらもそれなりに注目度の高いイベントなのだけど、困ったことに時間
がほぼドン被りしてやがる(^^;)。う〜む・・・。

一つは新日本プロレス春の両国ビッグマッチ『SAKURA GENESIS』
メインは世界王者のオカダ・カズチカに、NJC覇者のSANADAが挑戦する
タイトルマッチなのだが、なんとなく王座移動を予感。こういう時はリア
ルタイムで観ておくべきなのだけど・・・。

もう一つ、LIVE BOXING 4では、那須川天心のデビュー戦に加え、寺地拳
四朗の防衛戦と井上拓真の世界戦。これまで天心を追いかけて来た僕から
すれば、このイベントももちろん必見。さて・・・。

作戦としては、16時開始のLB4を17時まで観て、その後NJPW Worldで
17時から18時までを観戦。LB4のセミセミで行われる天心のデビュー戦
18:15くらいの予定なので、そこからこの試合を終了まで観て、場合に
よっては次の井上拓真の試合も。よきところでWorldに移動し、メインの
IWGP世界戦をライブで観る、という感じか?

・・・基本プロレスを何よりも大事にする僕だが、さすがに天心のデビュー
だけは確認しておきたいところ。そこだけは絶対ライブだな、うん。
アプリ切り替えがすげぇ面倒なんですけど(^^;)。

“Evolution” Opening Match

#純然たる新団体


女子プロレス新団体『Evolution』旗揚げ戦新木場1stリング大会
観戦してきた。

所属選手3人のデビュー戦シングルマッチ全3試合
お茶を濁すことは一切せず、フリーで活躍する大物選手を対戦相手として
ブッキング。全く試合経験の無い選手たちにとっては大いなる賭けである。

・・・正直、当初は心配しか無かった
プロレスが甘いモノでは無いことは良く知っているつもりだし、昨日今日
始めた娘たちが簡単に通用するワケが無い。どこまでやれるか、くらいの
つもりでの観戦だったのだが・・・。

ちょっと、いや、かなり驚いた
もちろんテクニック的な部分はまだまだだが、3選手が3選手共に、しっ
かり『自分のカラー』を意識して試合をしている。その上、全員ボロボロ
にされながらも闘志は最後まで魅せてくれたのだから、これはもう拍手す
るしか無い。たった3試合だったけど、満足度はかなり高かった

注目は、あの山下りな真っ向勝負を展開し、玉砕したZONESかな?
残る2名、SUNNYCHI CHIも伸びしろが期待出来る美形。もしかしたら
Evolution、もしかするかも・・・。

武尊の選択

#PPVファイター契約


K-1三階級制覇王者武尊が、本日緊急記者会見

6月24日にフランス・パリで行われるMTGPにて、約1年ぶりとなる公式
戦への出場を発表。対戦相手はISKA世界スーパーライト級王者、英国の
ベイリー・サグデン。もちろんタイトルマッチとして行われる。武尊は
ABEMAと日本初のペイパービューファイター契約を締結、PPVにおける
報酬は最低1億円+売上報奨金となる模様。

・・・おおよその武尊ファンは皆肩透かしを喰らった感じなのではないか?
当然皆の期待は天心と名勝負を展開した現ONEフライ級ムエタイ王者
あるロッタン・ジットムアンノンとの復帰戦、もしくはMMA参戦であり、
そこにいきなり無名のISKA王者の名前を出されても・・・という。

僕も最初は同じように感じたが、ちょっと時間が経って違う感情が・・・。
武尊ももう31歳、全盛期の実力はキープ出来ないのは自明の理。かつて
の武尊は本当に最強のK-1王者であり、その間に魅せてくれた試合の全て
がすばらしいモノだった。過去の武尊に対するリスペクトが激しすぎるが
故に、武尊がボロボロにされる試合はもう観たく無い・・・。

この契約で、無理せず鮮やかに勝つ武尊の姿がもう少し観られるのであ
るのなら、それでいいんじゃないかと。稼ぐだけ稼いで、引退後は悠々
自適な暮らしをして欲しい。武尊にはその権利があると思うので・・・。

Ryōta Murata

#日本人最強中重量級世界王者


元WBA世界ミドル級スーパー王者村田諒太が、本日行われた記者会見
で正式に引退を表明した。

2012年ロンドン五輪にて、ミドル級金メダルを獲得。
その後紆余曲折を経て、翌年にプロデュー、4年後には日本人2人目とな
るミドル級の世界王座(WBA正規)を獲得。2度目の防衛戦を取りこぼし、
王座陥落するものの、ダイレクトリマッチで返り咲き、更に防衛1を記録。
その後、IBF同級王座を保持するゲンナジー・ゴロフキンとの統一戦に果
敢に挑み、日本ボクシング界の歴史に残るであろう試合砕け散った

おそらく今後、世界に通用する日本人の中重量級ボクサーは簡単には誕生
しない。そういう意味で稀有な存在であった村田諒太は、ハラハラさせつ
つもしっかりファンの期待に応えるビッグファイトを幾つも魅せてくれた
上に、「中重量級で世界に通用する日本人ボクサー」というまで魅せて
くれた。

・・・感謝しかない
願わくば、この後の人生が良いモノでありますように。
日本人ボクサー史上、最強の中重量級世界王者に大いなるリスペクトを!