PLUTO on Netflix

#地上最大のロボット


Netflixで10月26日より一挙配信開始となったPLUTO -プルートゥ-
手塚治虫の代表作の一つである『鉄腕アトム』の大人気エピソードである
「地上最大のロボット」を、浦沢直樹長編としてリメイクコミック
段階でも“傑作”とされた作品が、遂に映像化された。

アニメとしての完成度は、ここで云々言う必要が全く無い。
作画はもちろん、効果や音楽も水準を軽く超えるクオリティ。それだけで
も凄いのだが・・・。

やはり、ストーリー
冗談では無く、本当に全エピソードで号泣物語圧倒的に深く全ての
言動に意味のあるシナリオが凄い。そこらへんの映画が束になっても叶わ
ないくらいのドラマ性もまた圧倒的。こんなに凄まじい物語は、今後二度
と出て来ない気がする。

やはりグッと来たのは、1話のノース2号の件と、最終話のアトムとプルー
トゥの会話のシーン。コミックで何度も読んだ場面だが、当代一流の声優
陣が声を充てると、とんでもない“作品”に仕上がってしまう。特にアトム
を演じた日笠陽子、これまでも凄い声優だと思っていたけど、この作品で
“神”の領域に足を踏み入れた、と思う。

大袈裟でなく、全人類が観て、感じて、考えるべき
間違い無く近代アニメの最高傑作。果たして何周することか・・・。

転スラ『コリウスの夢』

#豪華場繋ぎ


2024年春シーズン3が控えている『転生したらスライムだった件』
ちょっと前に小説の最新作もリリースされ、更に夏に公開された映画
もまもなく配信に来そう。シーズン3まで大いに盛り上がる気がする
のだが、取り敢えず“繋ぎ”全3話の短編アニメ配信開始!

「コリウスの夢」
物語TL的には、リムル自由学園の教師を辞めるか辞めないかの頃。
自由組合グラマスのユウキ・カグラザカからコリウス王国の王位継承
問題に関する調査を依頼されたリムルが、イヤイヤながらもノリノリ
で調査に赴く、というお話。

原作の伏瀬氏が書き下ろしたストーリーはコンパクトで非常によくま
とまっており、あっという間に観ることが出来る。驚いたのは最後の
最後に今後のキーマンである“原初”が二人も出演すること。この2人、
シーズン3に出番あるのかなぁ・・・。まだコミックにも登場してない
ですけど(^^;)。

取り敢えず、繋ぎとしては充分過ぎるくらいの充実した内容。
シーズン3、期待しちゃうなぁ、コレは。

16bitセンセーション ANOTHER LAYER

#PC-98


今クールのアニメ、注目すべき大作が主にNETFLIX等で多々あるのだが、
なんとなく・・・いや、かなりそそられるタイムリープモノが!

『16bitセンセーション ANOTHER LAYER』
主人公は現代に暮らす美少女&美少女ゲーム好き♀イラストレーター
“あること”をきっかけに1990年代に何度かタイムリープを繰り返す。
いわゆる「エロゲー」黎明期弱小ソフトメーカーが群雄割拠してい
“熱さ”のある時代に感化された主人公は、ココで理想のエロゲー制作
を目指すのだが・・・という内容。

何がおもしろいかと言うと、当時の秋葉原の様子がほぼ忠実に再現され
ていること。僕が頻繁にアキバに足を運ぶようになったのも正にこの頃
で、「うわ、懐かしい!」と思う場面が多々出て来る。

そしてPC-98とかDOS/Vとか、今となっては死語になっているワードが
ポンポン出て来る(^^;)のもポイント。

内容は正直ワチャワチャし過ぎな感こそあるが、まぁ続きが楽しみ
ただ、現在5話までオンエアされている中に「Mac」という言葉が無い
のが寂しいなぁ、実は(^^;)。

Matthew Perry

#チャンドラー・ビング


突然の訃報
米国の俳優、マシュー・ペリーが、自宅の浴槽で死亡した模様。
享年54

伝説の米国ドラマ『フレンズ』チャンドラー役としてあまりに有名。
僕の中でフレンズは特別なドラマであり、何度心を救われたか解らな
いほど。その中でもチャンドラーは、最高にキュートなキャラだった。

さすがに少し、文句がある
彼の「天才ぶり」は、もっともっと世に認知されるべきだったし、彼
ならフレンズよりもっと凄いコメディをクリエイト出来た筈。死ぬに
は早すぎる。昨年、フレンズのリユニオンが実現したばかりだったの
に・・・。

これでもう、この世でフレンズの最新作は観られなくなった。
この責任は、必ずアチラで取っていただける、と信じています。

だからまた必ず、どこかで。
・・・寂しいよ、本当に。

Haunted Mansion

#これぞディズニー映画


『ホーンテッド・マンション』at シネマイクスピアリ。
イクスピアリのシネマポイントが今月で無効になってしまいそうだった
ので、上映スケジュールからチョイスした次第。

・・・単純に、すっごく良かった!
ディズニーランドのアトラクションが元ネタ、というのも凄いのだけど、
2003年エディ・マーフィー主演作に続いて二度目の映画化、というの
も凄い。今回の2023年度版、特にビッグネームが出演しているワケでも
無いのだが、脚本・構成・CGなどのバランスが、レベルの高いところで
安定しているのがポイント。

そして主人公のベンを演じたラキース・スタンフィールド、失礼ながら
これまで全く知らない俳優だったのだが、緩急自在な表現力に脱帽。特
に亡くなった妻について語るシーン、思わず貰い泣きしてしまった。

ドキドキして、笑えて、泣けて、あっという間に時間が過ぎていく。
こういうのこそが、ディズニー映画の醍醐味。かなりオススメです!