Money For Nothing

#ONGAKU-SENKA


『今日のiPod「POP」から流れた曲』
80年代の半ば、毒にも薬にもならない曲が蔓延していた当時のヒット
チャートに、突然現れた本格的なロックバンドの曲。

Money For Nothing by Dire Straits.
ダイアー・ストレイツは70年代から活躍していたイギリスのロックバン
ドなのだが、この曲がリリースされるまでストレイツも、フロントマン
であるマーク・ノップラーの存在も知らなかったことが悔やまれる。

スタイルとしてはかなり骨太なハードロックで、この曲きっかけで過去
のアルバムを巡った覚えが。特にマークの低い声で響くボーカルはあま
りに印象的で、こういう正攻法のロックバンドがまだある、という事実
が凄く嬉しかった。

新鮮だったのがヘビーにオンエアされていた↑↑のPVに登場する3Dポリ
ゴンのキャラクター。この曲のちょっと前にSEGAのバーチャファイター
がアーケードで稼働を始めており、狂ったようにプレイしていた時期。
コレが最新技術だったんだよなぁ、この頃・・・。

ちなみにこの曲、当時のMTVに対するアンチテーゼ(^^;)。
ソレが普通に大ヒットしちゃうんだから、カッコイイに決まってるな、
うん。

▼Brothers in Arms / Dire Straits

Mr.Makoto Ayukawa

#HE IS ROCK & ROLL


SHEENA & THE ROKKETSギタリスト鮎川誠
2023年1月29日逝去。死因は膵臓がん。昨年5月に発覚、余命5ヶ月の宣告
を受けていたが、一般には公表せず、独自で闘病していた模様。享年74

 

僕のロックンロールのルーツは、RCサクセションシーナ&ロケッツだった。
シナロケでギターを弾く長身サングラスの男は圧倒的な存在感を醸しだし、
何も解らなかった僕を魅了した。以降は各種のイベントでプレイする鮎川の
姿を何度も観たが、もう何度観てもただたカッコイイ。自分は逆立ちしてもこ
の人のようにはなれない、と思ったことを覚えている。

そして、下北沢で何度も見掛けた鮎川夫妻も、ステージパフォーマンスに負け
ないくらいカッコ良かった。夫婦共に「生き様」自体がロックンロール。でき
ることなら、僕も彼らのように生きたかった。

・・・鮎川さん、最後まで本当にカッコ良かった!
そちらにはシーナさんが居ますね。再会できて本当に良かったです。
一息ついたら、シナロケ復活の準備を。僕も絶対に観に行きます。
だから、また必ず、どこかで。

※最後まで現役のロックンローラーである故人に敬意を表し、一部敬称を略さ
せていただきました。

▼チャンネル・グー / SHEENA & THE ROKKETS

On The Street Again

#Rock’n Roll


今年の3月5日で、The Street Slidersデビュー40周年
これを記念し、3月22日に豪華なアーティストによるトリビュート盤と、
スライダースのオリジナル音源をリマスターした2枚組CDが発売される。

ちなみにトリビュートに参加するアーティストは、今のところ下記。

  • エレファントカシマシ
  • GEZAN
  • 斉藤和義
  • The Birthday
  • SUPER BEAVER
  • T字路s(ティージロス)
  • 仲井戸麗市
  • 中島美嘉
  • YONCE(Suchmos)

エレカシチャボが入っているのがポイント。
それに、中島美嘉がスライダースの何の曲をカバーするのか予測も付か
ない。他に誰が参加するのかなぁ・・・。

ちなみに僕は『スライダーズ』ではなく『スライダース』濁らせない派
世界最強のロックンロールバンドだったな、この頃は。

 

ハートに火をつけて

#ONGAKU-SENKA


『今日のiPod「POP」から流れた曲』
50年以上前の曲なのにも関わらず、未だに聴き継がれ歌い継がれる
世界ロック史に刻まれている名曲

Light My Fire by The Doors.
ジム・モリソン率いるドアーズは、重要な曲を幾つも生み出した伝説の
バンドサイケデリック・ミュージックの始祖であり、音楽をアート
位置に最も近づけたバンドでもあると思う。

特にドアーズの代名詞とも言えるこの曲は、トリップ感の凄い名曲。
あまりに聴き込み過ぎた所為か、イントロが聴こえてくるだけで高揚感
を感じてしまう程。60年代後半にこんな曲を聴かされた当時の人々の
驚きは、想像を絶するモノがある。

この曲は内外を問わず、様々なジャンルの様々なアーティストがカバー
しているのもポイント。おもしろいアレンジの楽曲が多々あるので、暇
がある人はぜひ探してみて欲しい。

▼The Doors / The Doors

Veronica

#ONGAKU-SENKA


『今日のiPod「POP」から流れた曲』
1989年に大ヒットし、世界中にこのアーティストの才能を認めさせた
名曲中の名曲

Veronica by Elvis Costello.
それまでアトラクションズを率い、PUNK/NWの旗手とされていたエルビ
ス・コステロが、ポール・マッカートニーと共作した曲。

コステロのパフォーマンスはもちろん、メロディも、アレンジも、全てを
『最高』と表現して問題の無い曲。僕は幸運にも数年に一度の割合で
「この曲があれば僕は大丈夫!」と思える曲に出逢えるのだが、この曲も
その中の一つ。この曲が流行った頃の僕は暗黒時代を彷徨っていたのだが、
ラジオから聞こえて来るコステロの声に、何度救われたか解らない。

しかし、この曲が好きになり、歌詞の意味を調べた時にやや戦慄を覚えた。
出来ればどこかで訳詞を読んで、その上で↑↑のビデオを観て欲しい。
・・・泣いたな、何度か。

▼Spike / Elvis Costello