4月1日のマイホーム

#イヤミスの教祖


▼4月1日のマイホーム / 真梨幸子(Kindle版)

真梨幸子の新作。
キャッチコピーは『イエミス×イヤミス』。イエミスのイエは、「家」とい
う漢字が充てられている事からも解るように、今回のテーマは新築一戸建て
「家」

東京23区でも屈指の人気を誇るS区(まぁ、世田谷だよな、コレ^^;)で、
売りに出された6棟の新築分譲物件。価格帯は平均5,500万円と、この区にし
ては手頃であり、あっという間に全ての家に買い手が付く。ややワケアリ
人たちが意気揚々と引っ越してくるのだが、この一帯は駅からも遠く、近隣
にコンビニも無いロストスポット。さらに、以前この場所で大量殺人があっ
た、という都市伝説までが流布されており・・・という状況。

今作に関しては、本格ミステリーを一旦お休みし、イヤミス完全回帰
た模様。見栄っ張りな上にセコく、妙なプライドに取り憑かれている登場
人物たちの心情描写はいつものように悪意に溢れており、まぁ読むのが止
められない(^^;)。この分野で、真梨幸子の右に立てる作家は当分出て来
ない気がする。

やや懐かしい感じの展開で楽しかったのだが、本格ミステリー作家として
の真梨幸子に慣れてしまっている僕が居るのも隠せない事実。次回はぜひ、
真梨幸子全部入りを堪能させてくださいませ!

ドーミーインPREMIUM名古屋栄

#繊維街


GWが明けてから、毎週どこかに宿泊している状態。
今日は久しぶりの名古屋、繁華街のにある↓↓ココに宿泊。

ドーミーインPREMIUM名古屋栄
天然温泉「錦鯱の湯」なる大浴場と、サウナのあるホテル。Iさんとの
出張はサウナ必須なんだよね、うん(^^;)。

ドーミーインは他の地域で何度か宿泊しているのだが、サービスが非常に
良いのがポイント。風呂上がりにアイスのサービスがあるし、夜には夜鳴
きそばならぬ夜鳴きラーメンもふるまってくれる。部屋の居心地もベッド
の使い勝手も良い。なんなら、全ての出張でドーミーインに泊まりたい
とすら思う。

残念ながらサウナは1Rしか出来なかった(^^;)し、水風呂がやや狭かった
けど、満足度は高い。次に名古屋で仕事があったら、まだドーミーインが
いいんだけどなぁ・・・。

カケラ女

#現代ホラー


▼カケラ女 / 清水カルマ(Kindle版)

前回読んだ「禁じられた遊び」に可能性を感じたので、清水カルマ
の作品をもう一つ。こちらもKindle Unlimited。実はタイトルに惹か
れたのはコッチの方だったりする。

都市伝説から派生するタイプの現代ホラーで、この世に未練を残し
て死んだ女性の肉片が、同じ状況ので死んだ女性の肉体・精神を次
々に乗っ取り、復讐を繰り返す、というお話。

紛うこと無きホラーなのだが、女性特有の妙なスクールカーストの
中にSNS美容整形と言った現代風の要素が加味されているところ
がポイント。ただ、キャラ設定に少し無理があり、深く感情移入が
出来ないところが惜しい。

全編に漂う薄気味悪さは見事なので、通常キャラにもう少しだけリ
アリティが有れば、ホラーというジャンルを突き抜ける可能性があ
るかもしれない。もう少し長い目で見守るべきだな、この作家さん。

“The Genius Jester” BUGGY

#道化師の憂鬱


本日発売の週刊少年ジャンプ・23号
新連載、昭和中期が舞台のボクシングマンガにかなり惹かれているのだが、
今日はもちろんあの“四皇”の件。

いつものようにネタバレあり!なので、コミック派とかアニメ派の人たち
はここから先を読まないでくださいませ。

▼週刊少年ジャンプ(23)2023年 5/22 号

四皇にしてクロス・ギルド首領なのにも関わらず、相変わらずダメダメ
ったハズの“千両道化”バギーから、とてつもないレベルの名言が飛び出した。

『だったら゛おれ゛が!! 「海賊王」になり゛てぇ!!!』

・・・やっぱり、かつての海賊王のクルーはダテじゃ無い。
この一言に至るまでの数ページで、バギーのロジャーシャンクスに対す
る思いがこれでもか!と言うくらい溢れていた。まさかバギーの一言で涙
が出てくることがあるとは、全く予想出来なかった。

正直、海賊王にはバギーがなればいい、とまで思った。
ミホーククロコダイルを、あっという間に小物の位置まで落とすほどの
熱量ある「思い」が、バギーにはちゃんとある。バギー、お前、漢だぜ!

休載開けのワンピース、クソヤバイ展開
来週はとにかくサボの続きを見せて欲しいぞ、本当に(^^;)。

変な家

#平面図ミステリー


▼変な家 / 雨穴

家人が図書館で借りてきた本だが、いつも行く書店で表紙がちょっと気に
なっていた本。これ幸い、とばかりに又借り(^^;)し、半日くらいで一気に
読ませて貰った。

ホラー・オカルト系を得意とするフリーライターが、中古住宅の購入を検
討している友人から相談を受ける。いわく「間取りがおかしい」。それを
受け、この家の間取り図を改めて確認したフリーライターは、ちょっとし
違和感を抱く・・・という導入。

一戸建て住宅の間取りを表す「平面図」ありきで物語は進んで行く。
おもしろいのは、推理する側の人間が誰も現場に行かないこと。安楽椅子
探偵よろしく、平面図のみを頼りに推理を進めていく様は非常にユニーク
であり、斬新。文章の書き方も会話が中心の箇条書きとなっているため。
思った以上に読みやすかった。

作者の雨穴さんはホラー系のYouTuberとして有名な人。後で調べたところ
によると、この作品は『【不動産ミステリー】変な家』という動画の続編
にして完結篇。こういう形で作品を発表する、というのが非常に今風。

なので、出来れば↓↓下記の動画を観てから読むのがベストなのだが、僕
と同じく本から入っても全く問題無い。注意があるとすれば、この作品に
限っては紙の本をチョイスすべし。平面図をイチイチ確認しなければなら
ないので、電子書籍だとすごく面倒になる気がするな、うん。