江戸の売り声

本日、一つ現場を終えた。
個人的に非常に楽しい仕事で、身体はやたら疲労してるけど心は充実、とい
すばらしい環境。職務の詳しい内容はアチラを参照いただくとして・・・。

3日間に渡り、すばらしい「声」を聴かせてくれたのは宮田章司先生。
寄席「江戸の売り声」という芸を披露する、齢84、今も現役バリバリ
噺家。今では全く聴くことが出来なくなった“街の行商”の声を、すばらしい
トーンで聴かせてくれる、人間国宝のような偉大な芸人さんである。

かなりの幼少期、僕は街中であさり売りの声を聴いた記憶がある。
自分の年齢からすると、リアルにソレを聴いたのか、それともテレビか何か
で観たのか、本当のところは正直曖昧だけど、あの節回し独特の発声は何故
だか強烈なイメージとして残っていた。

そして昨日、宮田先生はお客様からのリクエストを受け、あさりの売り声を
披露してくれた。「あさりぃ〜しじみぃ〜あさりおぉ〜」という名調子を聴
いた瞬間、ちょっと、いやかなりグッと来た。もしかしたら、ちょっと泣い
ていたかもしれない。

声ももちろんだけど、お客様とのコミュニケーションの取り方にも唸る。
飴売りの声をリクエストし、ソレを聴いて涙ぐんでいるお母様方の姿を観て
いると、楽しいのに思わずホロっと来る。最後は必ず皆がニコニコ顔で拍手
を送るのだから、この芸は本物中の本物。まさに至福のパフォーマンス。

これはもう、絶対にもう一度観たい!
極近いうちに寄席に行き、また宮田先生の名調子を聴こう、と決心。
どうかいつまでも、お元気で高座に臨んでいただきたい、と心より願う。
すばらしかった!!!

日本シリーズの覇者は・・・

プロ野球・2017年日本シリーズの覇者は福岡ソフトバンクホークス
CSを勝ち抜いて上がってきたDeNAに苦戦しながらも、地元ヤフオクドーム
延長11回サヨナラ勝ち。さすがの強さを見せつけて日本一となった。

しかし、今回の日本シリーズはDeNAのおかげで盛り上がった気が。
要所で必ず打つ筒香の存在感は圧巻であり、そのたびに客席は大いに盛り上
がるのだから、プロとして非常にすばらしい選手。僕もDeNAのファンなワケ
では無いけど、筒香はちょっと生で観てみたい気がするなぁ・・・。

取り敢えずこれで今年のプロ野球は終了
どうしようも無かった千葉ロッテ巨人、来期は巻き返せるのかなぁ・・・。

X・Debut!

本日発売のiPhone X
久しぶりに“行列”が形成された、というニュースに、何故だか懐かしい
感じも。もっとも、iPhone新発売系の行列に並んだ記憶は皆無なのだが。

基本的に古い人間になっている僕は、物理ボタンの無い表面に恐怖すら
感じる。もちろん方法はあるんだろうけど、フリーズからの再起動やら
リセットやらの行為(コレをよくやってるのも問題だけど)をどうすれ
ばいいのか、本気で悩んでしまいそう。

あと2年もすれば、この形態がスタンダードになってるのかなぁ・・・。
それはちょっと寂しい気がする。ホームボタン、欲しいな、やっぱり。

闘魂最終章

▼闘魂最終章 アントニオ猪木「罪深き太陽」裏面史 / 井上譲二

プロレス檄活字シリーズ第三弾
このシリーズ、これまで全4冊が刊行されているのだけど、唯一食指が動
かなかったのがコレ。タイトルからすると、いちばん興味を持ってもおか
しくない本なのだけど・・・。

正直言うと、著者がちょっと(^^;)。
井上譲二とは、プロレスファンならお馴染みの元週刊ファイト編集長
あり、ハッキリ言えばファイトを潰した張本人。まぁ、ファイトが潰れ
たのは井上氏だけの所為では無い、というのは良く解っているのだけど・・・。

単純に、この人の文章の組み立てが好きでは無いのかもしれない(^^;)。
いわゆる「猪木本」としてのレベルはいたって普通であり、ファンなら
誰もがなんとなく知っていることしか書かれていない。それでも、資料
的な価値があるのなら特に文句は無いのだが、時系列があやふやになる
書き方をしていて読みづらいことこの上無い感じ。週刊誌(紙?)の
記事ならともかく、一冊の本になるとさすがにキツい。この人の場合は、
いわゆるコラムだけやっていた方が才能を発揮出来る気がするんだけど、
どうなんだろう?

この本よりも読むべき「猪木本」はもっとたくさんあると思う。
新しくファンになった人が最初に読む本がコレだとちょっとキツいかも
しれない。猪木愛に溢れているところだけは認めるけど・・・。

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ドラマ版「陸王」、好発進!

TBS日9「陸王」が日曜日に2回目のオンエア。視聴率好調
「半沢直樹」以来、日曜9時のドラマは池井戸潤原作作品が鉄板となった
感あり。実際、「ルーズベルトゲーム」「下町ロケット」もおもしろか
ったのだから、ここは何を言われようとも同じ系統の作品で推すべき。
そして陸王ドラマ版、思った以上に面白い。

原作のレビューでも書いたのだが、このお話は完全に「下町ロケット」
2番煎じ。ただし、扱われるアイテムが“マラソンシューズ”という一般に
も馴染みのあるモノだから、共感度はロケットの上を行く。先週は名優の
役所広司が派手に泣いたのだが、もちろん僕も涙(^^;)。中小企業経営者
なら、絶対に貰い泣きしちゃうと思う。

おそらく、2017年度連続ドラマの最高傑作に位置づけられそう。
来週以降、全く見逃せません!