#IWGP
新日本プロレスがNJPW WORLDにて『CASTLE ATTACK一夜明け会見』を
配信。昨日のIWGPインターコンチネンタル選手権試合での王者・飯伏幸太
の勝利を受け、兼ねてから飯伏が希望していた【二冠統一】問題に言及した。
IWGPヘビー級王座とIWGPインターコンチネンタル王座は統一。
新しい名称は「IWGP世界ヘビー級王座」となり、飯伏は初代王者に認定さ
れる。ベルトも新造。初防衛戦は4.4両国、飯伏はNJC2021の優勝者の挑戦
を受ける。
・・・非常に複雑。
2本のベルトが1つになる、というのは賛成。そもそもIC王座は新日本の海外
戦略のためのベルトで、それを中邑真輔が自らの色に染め上げ、独自の価値
感を付けることに成功。その中邑がWWEに移籍し、さらにUS王座がある今と
なっては、既に役割を終えた、と言って良いと思う。
問題は【統一】。IWGPヘビー級選手権は歴史を背負った重要なタイトルであ
り、初代王者のアントニオ猪木から続いた系譜がここで途切れる、というの
は正直納得がいかない。
そして、IWGPに【世界】の名称が付くのは大賛成。
我々世代のファンはこの【世界】という言葉にコンプレックスがある。
世界王座とはNWA・AWA・WWWF・WWAが認定する王座のみで、日本で
定着するベルトには【世界】が付かない。あのNWF王座も途中から【世界】
の名称を外された、という悔しい思いは、今でも鮮明に覚えている。
新日本プロレスは、今や名実共に世界第二のメジャー団体である。
胸を張って【世界】を名乗って良いし、IWGPは世界王座に相応しいと思う。
・・・だから、個人的には「IC王座封印・ヘビー級王座名称変更」が今回の落と
しどころだったと思う。飯伏の考え方には全く異存は無いが、歴史だけは継承
して欲しかった、というのが本音。
IWGPの歴史は終わってしまう。
・・・が、ワンチャンあるのは旗揚げ記念日で行われる飯伏vsデスペの試合。
もしココでデスペが勝つことになったら・・・。