#決めろ最強
『G1 CLIMAX 34』、福岡国際センター2daysの初日。
九州最大の会場で二日間だから、ここぞとばかりのカードを組むかと思いき
や、ちょっと首をかしげてしまうようなマッチメイク。う〜ん・・・。
ここまで全勝の上村優也は、4試合目で遂に黒星が付いた。
対戦相手はTV王者のジェフ・コブだから、ちょっと前までなら当然の結果、
ということになったと思う。しかし、明らかに置かれる状況が変わった今の
上村、コブと言えども負けてはいけなかったのではないか?と。ここで勢い
が殺がれてしまったら元も子もない。あと一つも落とさないつもりで!
大問題なのはメイン、辻陽太 vs 後藤洋央紀。
展望のトピックでも触れたのだが、今回後藤に与えられた役目は「負ける」
ことだと思っていた。第一回目のG1で若手に全敗した長州の様に、次世代
へ繋ぐ、という重要な役回り。実際、上村・コブに連敗した時は、久しぶり
に後藤が良い、と感じたのだが・・・。
棚橋のような信頼感も、オカダのような華も、中邑のような妖しさも、柴田
のような強さも、後藤には無い。ならばここですばらしい負けっぷりを魅せ、
新時代の後押しをすべきだ、と僕は思う。でなければ逆に、全てを押しつぶ
して全勝で優勝する、くらいしないと・・・。
後藤のGはG1のGではなく、ご苦労様のGの方が、カッコイイ気がする。
ココで変わらないと、また新日本が暗黒時代に入ってしまいそうなので。