Cool Boy Steph

#スーパーバンタムの顔


井上尚弥バンタム級四団体統一王者となり、1階級上のスーパーバンタム
転向する。そこで以前から密かに注目していたWBC・WBO同級二団体統一王
スティーブン・フルトンとの対戦が期待される。
↓↓のビデオが非常に詳しい。

・・・いかがでしょう?
井上尚弥とやたら噛み合いそうな上に、相当の実力者。もしかしたら井上の
これまでのキャリアでも最強の相手になるかもしれない。

しかし、フルトンはあのルイス・ネリをボコボコにしてくれたブランドン・
フィゲロアさんとのフェザー級暫定世界王座決定戦がスケジュールされてお
り、すれ違いになっちゃうかなぁ、と思っていた。が・・・。

ご本人曰く「オレがまだ122ポンドの王者であることを忘れるな!」
マジか、やる気か、本気か、観てぇ、すげぇ観てぇ!

さすがはスーパーバンタムの顔、誰もが敬遠する井上尚弥を迎え撃つ覚悟が
あるのは凄い。この試合、実現するならで観たいなぁ・・・。

参考:Sバンタム戦線の話題にフルトンが反応(THE ANSWER)

Undiputed Champion of The Wooooorld!

#四冠王


井上尚弥vsポール・バトラーバンタム級四団体世界王座統一戦
この試合を観るためにdTVへ入会、万全の状態でTV観戦。正直、前座試合
どれもピリッとせずイヤな雰囲気のままメインイベントへ。

これまでの尚弥のタイトルマッチの中で、いちばん「軽い」と思われていた
バトラー。実際、1Rで両者の実力差は明確となり、後は尚弥がいつ仕留める
か?がポイントになるかと思ったのだが・・・。

バトラーは恐ろしい作戦を実行。
尚弥を相手にガードを固め、足を使って逃げ回る戦法に終始。時折尚弥の
強烈なボディブローを被弾するが、それでも足を使い続ける。終盤には逃げ
ながら放つ左右のフックが幾つか当たり始め、観ているこちらが少々焦った
ほど。このままでは判定、という展開。が!

11ラウンド、ここに来てギアを一段上げた尚弥の猛攻
バトラーの固いガードを全く気にせず、まるでサンドバッグを打つかの様な
タコ殴り。ガードの上からとはいえ、「世界で最も恐ろしいパンチ」と形容
される尚弥の強打をまとめて喰らい続けるのはあまりに危険。最初にボディ
に一発良いのが入ったことが要因だとは思うが、バトラーはガードの上から
KOされる、という驚くべき事態。もうバトラーに余力は残っていなかった。

井上尚弥WBA・IBF・WBC・WBOバンタム級世界王座統一
四団体統一は世界で9人目アジア人としてはの快挙。4人の世界王者を1人
ずつ倒しての四冠もな上に、その全てがKO勝ち、という驚異的な記録を打ち
立ててしまった。

日本ボクシング史上最高にして最強の傑作
今後はスーパーバンタム級に階級を上げることを宣言したが、果たしてどこま
で行くのか・・・。四階級制覇は間違い無いと思うが、もしかしたらスーパーバ
ンタムでも統一王者になっちゃうかもしれない。まだまだ夢が見れそう!!

CASIMERO vs AKAHO

#ノーコンテスト


韓国・仁川で行われたトレジャー・ボクシング・プロモーション第一弾興行
ベテランの「倒し屋」こと赤穂亮が、自信のキャリアを掛けて闘ったのは、
なんとあのジョンリール・カシメロ。我らの井上尚弥を罵倒しまくった上に
WBO世界バンタム級タイトル剥奪された、あのカシメロである。

WOWOWオンデマンドで中継されていたので、コレをライブ観戦。
ノンタイトル・スーパーバンタム級10回戦で、カシメロにとっては一つ
上の階級に当たる。

両者共に強打者インファイターだが、試合が始まるとやっぱり感じてしま
実力差。体格で劣るハズのカシメロの出入りは凄まじく、1Rから強烈な
ワンツーをヒット。対する赤穂もしっかり食い下がってはいたが、さすがに
この段階で最終ラウンドまでは保たない気がした。

2R、膠着後のブレイクでグラブを合わせに行った赤穂に対し、カシメロは
ソレを無視して速攻。しかし身体を入れ替えて対応した赤穂がカウンター
当て、なんとカシメロからダウンを奪う快挙。ただしカシメロにダメージは
見えず、立ち上がった後に恐ろしい勢いでの猛攻。青息吐息状態の赤穂だが、
クリンチで凌ごうとしたところに、カシメロのラビットパンチ(反則の後頭
部への打撃)がヒット。レフェリーはタイムを要請して赤穂の回復を待った
が、赤穂はコーナーに座り込んだまま立ち上がれず・・・。
しばらくの後、無効試合を告げるゴングが鳴らされた。

・・・う〜ん(^^;)。
カシメロのことは大っ嫌い(^^;)だけど、今回の反則はけして故意では無い
気が。両選手ともに攻撃的であるが故、試合の流れの中で偶然出てしまった
パンチが、これまた偶然後頭部に当たっただけかと。正直、あのパンチが無
かったとしたら、おそらく勝者はカシメロだった気がする。

しかし、赤穂もタイミングとはいえ、あのカシメロからダウンを奪ったのは
賞賛に値する。勝ち目は限りなく薄かったが、同じタイミングで強烈な一撃
が入った可能性も否定出来ない。つくづく惜しいアクシデントだった。

だけど、今回の試合を観て、カシメロが尚弥の相手にならないことも明白に
なった。ダウンを奪われたあのパンチを繰り出したのがもし井上尚弥であっ
たのなら、カシメロが立って来ることは無かった、と断言出来る。

もしまだカシメロが井上尚弥との対戦を希望するのであれば、スーパーバン
タムでタイトルを奪って待っていればいい。きっと尚弥がイージー四階級
目のベルトを取る事になるので。

TERAJI vs KYOGUCHI

#日本人対決


ライトフライ級統一世界選手権
WBC王者寺地拳四朗と、WBAスーパー王者京口紘人が一騎打ち。日本人
同士の統一王座戦は、2012年の井岡vs八重樫以来。

両者のこれまでを比較すると、7-3で拳四朗が有利。しかし、個人的に京口の
ボクシングスタイルには好感を持っており、京口を贔屓した上でのTV観戦に。

しかし、自力で勝る拳四朗はさすがに強く、5Rに強烈なストレートを当てて
京口からダウンを奪う。見るからに深刻なダメージで、やはりダメかぁ、と
諦めかけたのだが・・・。

なんとラウンド終盤巻き返しを掛けて魅せた京口。
正直言って【あり得ない】シーンであり、京口の精神力だけで起こした奇跡
この5Rの攻防は、おそらく日本のボクシング史に残るビッグラウンドになっ
た気がする。

しかし、7Rで完全に力尽きた京口。
6Rを流し、スタミナを回復した上でしっかり試合を片付けた拳四朗、やはり
並の世界王者では無い。

もし井上尚弥という存在が無ければ、おそらく現在の日本ボクシング界は
寺地拳四朗を中心に回っていた気がする。四団体統一が成されれば、尚弥と
の差は大きく短縮されるハズ。拳四朗ならやっちゃうかも・・・。

WILDER vs HELENIUS

#小型ヘビー級


ニューヨーク・ブルックリンで行われたデオンテイ・ワイルダー復帰戦
対戦相手のロバート・ヘレニウス曲者ではあるが、ワイルダーのレベル
には正直届いていない。にも関わらず、ワイルダーの不利が予想されたの
は、過度な減量(^^;)。11kgの減量ってどうよ?と心配してたのだが・・・。

・・・見事
倍増したスピードに加え、キレの増した重いパンチが的確に当たる。
コレを観る限り、減量は大成功。なんつったて、普段あんまり出来ていな
KO勝ちが出来たんだから。

ただし、カウンターで当たったパンチはちょっとラッキーだったような・・・。
コレを「狙って打った」と毎回言われるようになれば、最強のヘビー級王者
になれそうな気がするんだけど。