SLOW LOOP

#フライフィッシング


TOKYO MXにて1/7よりオンエア中のアニメ「スローループ」
前クール、おそらく「のんのんびより」のCMでアニメ化を知り、ちょっ
と楽しみにしていた作品。

おそらく世界で初めて「フライフィッシング」を題材としたアニメ。
父親を亡くしたフライ少女が堤防で出会った変わった女の子は、母親の
再婚相手の連れ子。期せずして同い年「姉妹」となった2人が、釣り
を通じて心を通わせて行く・・・という内容。

実はこの作品、原作をコミックで読んでいるのだが、正直アニメの方が
おもしろいかも。キャスティングの動作がしっかり見えるのはもちろん
のこと、フワッとした世界観を見事に再現した作画も見事。ハッキリ言
って非常に癒やされる

「ゆるキャン△」「のんのんびより」の終了で鬱解消アイテムが不在
になって久しいけど、これで解消されそうな気配。楽しみが一つ増えた!

迷家 on dアニメストア

#THE HORROR


dアニメストアにて『迷家 -マヨイガ-』全12話をビンジウォッチング。
5年前にオンエアされたアニメで、いまどき珍しいハッキリしたホラー作品

裏サイトで募集のかかったあまりに胡散臭いツアーに参加した30名
幻の場所『納鳴村』で、自分の人生をリセットするするのが目的だが、紆余
曲折の上で辿り着いたその場所では、皆にとんでもないモノが“見えて”・・・
という内容。

モチーフはもちろん未だに都市伝説の代表格である【杉沢村】だと思われる。
かつて青森の山奥にあったとされる村で、村人の一人が発狂して村民を皆殺
しにし、自らも命を絶つ。無人となった村は秘密裏に廃村となり、存在その
ものを消されたが、今も悪霊の住処として存在。杉沢村の存在を確認しよう
と出向いた者は、皆行方不明になる、というアレ。

この都市伝説にずっと興味のあった僕なので、このアニメの設定はかなり響
いた。複雑な人間模様の中から起こる事件は正に「ザ・ホラー」、最後まで
一瞬も気の抜けないスリリングな展開。もちろんホラーなので最後はファン
タジーに流れるが、その落としどころもかなり秀逸

グラフィックもかなり美麗なので、オカルト・ホラー好きは是非。
こういうのがもっとたくさん欲しいなぁ、各サブスクサイトに。

SHIROBAKO on Amazon Prime

#お仕事アニメ


Amazon Prime Videoのリコメンドより『SHIROBAKO』を視聴。
高校アニメ研「将来自分たちでアニメを!」と誓った部員たちが、それ
ぞれアニメ制作の世界に入り、成長しながら夢に近づく物語。

・・・最初はやたらワチャワチャした感があり、流し観する程度になるかと思っ
たのだが、1クール分終えたところで急に面白くなり、思わず多大に感情移入
それぞれが一人前の【制作・アニメーター・CGクリエイター・脚本家・声優】
を目指すのだが、皆が挫けそうになりながらも『目標』を見失わない、という
王道な設定が良い。そして、彼女らが最終的に一つの仕事を全員で完遂する
というラスト、不覚にも感動してしまった。

特に感動したのは、一人だけ出遅れていた声優志望の子が、ギリギリでキャス
ティングされたシーン。思いっきりベタな展開だけど、誰もが望むクライマッ
クスをしっかり用意するところがニクい。

ただまぁ、この番組を観ちゃうと間違ってもアニメの仕事は出来ないなぁ、と。
実際の現場は下手すればコレより大変な世界かもしれない(^^;)から。

白い砂のアクアトープ on Amazon Prime

#キムジナーの仕業


ちょっとした事情があり、Amazon Prime Videoで『白い砂のアクアトープ』
というアニメをチェック・・・だけするつもりだった、最初は。
世界線の確認のために最初の1〜2話を観ておこう、と思っただけだったのだ
が、見始めてしまったら全く止まらなくなった

沖縄閉館寸前の水族館を舞台に、存続に躍起になる少女と、アイドルの夢
が破れて沖縄に逃げてきた少女が出会い、一夏を共に過ごす、という内容。

ちょっと毛色の変わった青春モノ、というイメージで観ていたのだが、まず
作画の美しさに感動。ストーリーの概要が掴めた頃には完全に作品世界に魅
了されており、あっというまに前期12話を最後まで観てしまった。そして、
引き続きの後期も明日には見終わる気がする。

制作側の「愛」が伝わる、入魂の作品。
もしこの手の作品にアレルギーのある人でも、まずは『画』の美しさだけで
も確認して欲しい。そして、前期で起こる【幻】の【自然さ】できっと感動
できるかと。

ちょっと楽しみだな、来月

日本懐かしテレビ大全

#今週のスポットライト


▼日本懐かしテレビ大全 / V.A

昨年暮れ、レビューを書いた「日本懐かしラジオ大全」と一緒に書店で購入
したタツミムック・懐かしシリーズの一冊。ラジオの次はやっぱり“テレビ”
ということになる。

1970〜80年代に放映されていた各種のテレビ番組を、【バラエティ・音楽
・ドラマ・子ども】4ジャンルに分けて紹介する作品。ブラウン管を搭載
したテレビ『一家に一台』の時代に入り、同時にオンエアされる番組の内
容が大きく広がった頃。誤解を恐れずに言えば、テレビがいちばん面白かっ
た時代をまとめた本である。

「ラジオ」には正直聴いていなかったプログラムもあったが、ここで紹介さ
れているテレビ番組はほぼ全てに覚えがある。僕らの世代がいわゆる「テレ
ビっ子」の始まりであり、隙があればテレビを観ていたハズ。共感度に関し
ては、ラジオの非ではない。

印象に残ったのは、音楽番組の章。
今ではめっきり数の減った王道の音楽番組は、あの頃毎日必ず1本はオンエア
されており、子どもたちが音楽に出会う機会はほぼテレビだった。黒柳徹子
久米宏「ザ・ベストテン」に関しては、かなり長い間オリコンビルボード
以上の権威を持った番組だった。もっとも、後になってこの番組の【点数】
相当いい加減だった、という事実を知ることになるのだが(^^;)。

もちろん他の章も懐かしさ満載で楽しめるのだが、惜しむらくはもう一つの
重要なジャンル『スポーツ中継』が抜けていること。かつては視聴率を稼ぎ
まくったキックボクシングローラーゲーム、もちろんプロレス中継などの
コラムも読みたかった気がする。

しかし、同年代に日本で暮らした輩であれば楽しめること請け合い。
・・・ねるとん紅鯨団だけは絶対に認められない(^^;)けど。