ONE PIECE・連載再開!

#最終章


本日売りの週刊少年ジャンプ34号より、ワンピース連載再開
ネタバレがあるので、コミック派・アニメ派・単行本派の人はご注意!

▼週刊少年ジャンプ(34) 2022年 8/8 号

ワンピースのタイムラインではカイドウとの闘い終わったばかり
にも関わらず、バカみたいに強そう海軍大将・緑牛が登場し、赤鞘たち
ソレを止めようとするシーンから。この闘いにモモの助が入っているだけで
胸熱なのに、助っ人に入ったヤマトを止める心遣い。モモはきっといい将軍
になるね、本当に。

そして、レヴェリー篇からずっと心配していたサボビビの件もやや進展
サボがビビの父・コブラを殺害した、というのは99%冤罪で間違い無いと
思うけど、名君・コブラは本当に死んでるような気がする。体調悪そうだっ
たしねぇ・・・。そして、ビビは本当に行方不明(–X)。コレは深刻だ・・・。

そしてシャンクス。近くに居るんだったらいい加減ルフィに会いに来いよ、
と、正直思った(^^;)のだけど、相変わらず匂わせ発言を繰り返すところが
本当にニクいひとつなぎの大秘宝奪りに行くのは解ったけど、麦わらの
一味とだけは闘って欲しくないなぁ・・・。

さぁ、来週はどこからカタを付けるつもりなのか?
とにかくせっかく生き残った赤鞘たちが心配すぎるので、その辺から安心
させてくれると非常に助かります!

桑田次郎のウルトラセブン

#昔のコミカライズ


▼ウルトラセブン①・②・③ / 桑田次郎(Kindle版)

Kindle Unlimitedで暇つぶし用の書籍を探していたところ、ちょっと懐かし
マンガを発見して狂喜。なんと、桑田次郎版のウルトラセブン

円谷プロのウルトラシリーズは、何度かブームを巻き起こしている。
ウルトラQからウルトラセブンの放送終了までを第一次、ウルトラファイト
から帰ってきたウルトラマン開始を経てレオ終了までを第二次、その数年後
からウルトラマン80終了までを第三次とするのが一般的。

その第三次ウルトラブームの主役はなんと【マンガ】。当時はウルトラシリ
ーズの制作が止まっていた頃だったが、コロコロコミックに突如掲載された
内山まもるの『ザ・ウルトラマン』が大ヒット、そこからウルトラシリーズ
リバイバル二匹目のドジョウを狙った各出版社が、古い作品の復刻版
続々リリース。その中に、桑田次郎版のウルトラセブンがあった。

桑田次郎の比較対象は、一峰大二梅津かずおの二人。両者共に独特すぎる
絵柄のマンガ家であり、子どもの頃はハッキリと気味が悪かった(^^;)。
しかし、桑田次郎の描くセブンは若干の古さこそ感じたモノの、前記の二人
に比べれば全然爽やかで、当時は普通に読めた。が・・・

・・・四半世紀以上が過ぎた今、改めて読み返すと正直インパクトに欠ける(^^;)。
梅津かずお・一峰大二のウルトラマンはオトナになってから読んだ時にその
価値が解った気がしたが、コレはどうなんだろうねぇ(^^;)。

ちなみに桑田次郎、『まぼろし探偵』黎明期の日本マンガ界の象徴となっ
た一人なんだけど(^^;)。アンリミテッダーはサブスクでぜひご確認を!

定番すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。

#騙され感


▼定番すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。/ ドリヤス工場

・・・店で表紙を見て、「ああ、水木プロってこういうの出してるんだ」と
判断し、とっさに購入してしまったコンビニコミックなのだが・・・。

全編に溢れる(初期の)水木しげるテイスト。台詞回しは、つげ義春
彷彿とさせる。まぁハッキリ言って、企画モノの内容としては、もう少
構成を考えて欲しかったところ。せめてセリフの旧仮名遣いを現代文
にするとか、そういうとこ。

ということで普通に読み終わったのだが、ちょっと引っかかることが。
書籍内に『水木しげる』とか『水木プロ』の記述が一切無い(^^;)。
で、作者の『ドリヤス工場』で検索したところ、なんと水木しげる先生
とは一切関係ない、とのこと(^^;)。おお・・・。

いい感じで騙されました(^^;)。
こういうマンガ家さんも居るんだね、現代には。見どころあるよ、うん。

ALI vs INOKI

#MMAの始まり


▼アリ対猪木–アメリカから見た世界格闘史の特異点 / ジョシュ・グロス

以前からずっと読みたいと思っていた本をようやく入手。
日本では色々な作品で語られている【世紀の一戦】アントニオ猪木
モハメド・アリ異種格闘技戦を、アリ側・米国側の視点に立ち、その
実現の背景から試合内容その後に及ぼした影響までが細かく記述され
ているドキュメンタリー

この試合のことを考える度に、「ボクシングの”現役”世界ヘビー級王者」
が、【”真剣勝負”の他流試合】に臨んだ『奇跡』を意識せざるを得ない。
今では絶対にあり得ない状況であり、こんなことを「やりたい!」と言
える世界王者が存在するのなら、心の底から応援したいくらい。それく
らい、モハメド・アリは今を以て特別であり、唯一無二。だからこそ、
アリ側から書かれたドキュメントを、しっかり読んでみたかった。

・・・その希望は、しっかり叶った
あの異様な試合は、アントニオ猪木はもちろん、モハメド・アリも自ら
が望んだ闘いであった、ということが感じられたのが本当に嬉しいし、
その後に世界的に発展していくUFC・PRIDEを始めとする【MMA】
大きな影響(ほぼ反面教師ではあるが)を与えた事実も嬉しい。

解説柳沢健氏は、この作品を「1976年のモハメド・アリ」と評した。
出来れば氏の名著である「1976年のアントニオ猪木」と併せて読むこ
とをオススメする。

なんちゃらジュニアとは、レベルが違うんだよ、アリは。

人面瘡探偵

#NOT FANTASY


▼人面瘡探偵 / 中山七里(Kindle版)

読むべき本が一段落した時、非常に頼りになる作家、中山七里の作品。
今回は普段なら絶対に手を出さない、と思われるタイトルの作品を選んで
みたのだが・・・。

相続鑑定士という聞き慣れない職業の三津木六兵は、人面瘡が。
この人面瘡、なんと喋る。それも、イヤミたっぷりに(^^;)。この人面瘡の
“ジンさん”が、安楽椅子探偵的なポジションを担い、六兵が巻き込まれてし
まった連続殺人事件を解決に導く、というお話。

中山七里の引き出しだ、と前から思っていたが、まさか人面瘡まで持ち
出してくるとは夢にも思わなかった。二人(?)のやり取りはコミカルだが、
起こる事件は莫大な遺産相続も絡んだドロドロしたモノ。このギャップ
ミスリードを誘い、得意の「どんでん返し」に持ち込むのがいつもの手なの
だが、こちらも中山七里キャリア(^^;)は長い。今回は犯人を当ててやるぜ!
と意気込んだのはもちろん、結果にも自信はあった。が・・・。

・・・見事過ぎるくらいまたもややられました(^^;)。
厄介なのはどんでん返しが一つではないこと。この手法は本当に斬新な上、
ちょっと寒気がしたほど。やっぱり恐ろしい人だな、この作家。

どうやらコレもシリーズになっているらしく、既に第二弾が発売中らしい。
コレはすぐにでも読んで、リベンジを果たすべき。次こそは・・・。