棚橋弘至~衣錦還郷

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新日本プロレス『棚橋弘至~衣錦還郷』岐阜メモリアルセンターで愛ドーム
かなり唐突に行われたビッグマッチだが、来年のドームで引退が決まっている
棚橋弘至岐阜県出身地元での最終興行を、大きめの会場で、ということ。
おそらく棚橋最後のタイトルマッチ(IWGPグローバル)。そして、IWGP世界
ヘビー級のタイトルマッチまで組まれており、興行的な惹きが凄い。

・・・今の棚橋弘至が、タイトルマッチで勝利するワケが無い
グローバル王者の辻陽太は棚橋自身がスカウトした大型逸材であり、コンデ
ィションはもちろん、実力的にも今の棚橋を凌駕する。ただ、穿った見方をす
れば、完全ホームの会場で“政治的”に棚橋が勝つ、という考え方もあるにはあ
る。なんと言っても、自分が社長を務める会社の興行なのだから。

しかし、棚橋弘至というプロレスラーをずっと見続けた者なら皆解る。
棚橋弘至は、殆どのプロレスラーが持つ「オレがオレが!」という感覚が無い。
『新日本プロレス』という団体のためなら、自らが絶頂期に居ても若い才能の
踏み台になる。そういう棚橋を観て来た我々は、彼が好きでたまらない
棚橋が負ければ心の底から悔しいが、絶対に見限ることは無い、と断言出来る。

最後のタイトルマッチで、棚橋弘至は地元で完膚なきまでに負けた
しかし、踏み台に徹する棚橋弘至は本当にカッコ良かった。この男は、きっと
最後までそういう“カッコ良さ”を失わない。新日本に棚橋弘至が在籍した、と
いう奇跡に、心より感謝する。良い大会だった。ただ・・・。

・・・スーパージュニアタッグリーグの決勝セミ前
決勝がこの大会に組み込まれていたことを知ったのが昨日、という体たらく。
決勝戦にしては華の無いカード、と思っていたが、コレで合点がいった
優勝したのは現IWGPジュニアタッグ王者のDOUKI&SHOだったのだが、もう
結果とか今後とかに興味が持てない。コレはちょっと複雑(^^;)。このシリー
ズ、全く意味が無くなっちゃった感すらある。もうちょっとだけ大事にしてく
れないかな、SJTL・・・。