2年前にオンエアされ、予想以上に大好評だったWOWOW・連続ドラマWの
「コールドケース – 真実の扉 -」。海外ドラマのリメイクとしては過去最高
に優秀な作品だったのだが、先月よりそのシーズン2が放映開始となった。
過去の事件を掘り起こし、現代からの視点で再捜査する、という本家同様の
流れは、もしかしたら各国で有効な構成なのかもしれない。取り上げられる
テーマは各時代の流行や世相をしっかり反映した骨太なモノで、そこに耳懐
かしい過去のヒット曲が必ず流される。この僕ですらまだ物心が付いていな
い全共闘時代あたりに流行ったフォークソングですら、妙な懐かしさを感じ
てしまう。まぁ、中学高校の合唱でかなり歌ったからなんだろうけど(^^;)。
そして、とにかく一癖も二癖もあるキャスト陣それぞれの存在感が凄い。
吉田羊は相変わらず他のどのドラマよりもカッコイイし、三浦友和の絶妙な
台詞の入れ方には恐ろしさまで感じる。毎回登場するゲスト、例えばあの
宮藤官九郎もコレに合わせて正直らしくない重厚な演技を魅せてくれるから、
1話ごとの満足度がやたら高い。
今年の秋ドラマは、下町ロケットとコレで決まり。
土日はドラマの日だな、今年の秋は。