めちゃイケ、最後の咆哮

フジテレビ土曜8時バラエティ「めちゃ×2イケてるッ!」最終回
5時間を超えるスペシャル編成、回顧シーンの殆ど無い気合いの入った内容。
22年間続いたお化けバラエティは、相応しい扱いで相応しい最期を遂げた。

フジテレビの土曜8時とは、「オレたちひょうきん族」から続く伝統のバラ
エティ枠。そもそも裏のモンスターショー「8時だヨ!全員集合」に真っ向
から勝負を挑み、勝利し、紆余曲折がありながらもフジテレビがずっと保持
し続けたお笑い枠。その枠に22年居座り続けためちゃイケは、やはり偉大な
プログラムだったと思う。

これはきっとめちゃイケの最終回のみならず、フジテレビバラエティ一時
代が終了した、ということ。今後もフジテレビでバラエティは制作されるし、
似たような形態の番組も多々生まれると思う。しかし、これから番組制作に
携わるクリエイターの人たちは、ひょうきん族もフジテレビの全盛期も体感
していない層となる。おそらく彼らの作る番組は我々の年代には響かない

・・・しかし、響かないのは、もうすぐ居なくなる我々のみ。
新しい層・新しい視聴者にはガンガン響く番組が、今後どんどん生まれて来
るに違いない。BPOやコンプライアンスの隙を突くような、凄いヤツが。

「変わる、フジ 変える、テレビ」
このスローガンで良いと思うし、逆に言えばこのスローガンしかあり得ない、
とも思う。ひょうきん族の時のように、勇気を持って爺どもを切り捨てて欲
しい。もちろん、我々も含めて

僕らの時代、全盛期を極め、我が世の春を謳歌したフジテレビは、最後の砦
だっためちゃイケと共に僕の中では本日終了。明日からきっと、全く新しい
フジテレビが始まる・・・筈。

NetflixでONE PIECE

Netflix「ONE PIECE」の配信開始。
現状でシーズン1からシーズン4まで、かんたんに言うとアラバスタを片付け
ニコ・ロビンが仲間になるまでド〜ンと一挙に。

現状のハイビジョンワイド画面に慣れちゃってるので、4:3画面がやたら新鮮。
そして初期のエピソードは本当にグッと来るモノが多く、各エピソードのクラ
イマックスでイチイチ大号泣する始末。しかもここ3日間アーロンを倒すと
ころまで一気に観ちゃってるのだから、自分で自分に呆れる(^^;)。

そして、アニメ版でチョコチョコ混じるTVオリジナルストーリー、今になっ
て観るとこれまたやたら興味深い。特に今観ているローグタウン編サイド
ストーリー原作では殆ど描かれていないエピソード。そういう意味で、ア
ニメ版の初期はワンピースを深く知る上で絶対に押さえておかなければなら
ない作品だと思う。

しかし、この様子だと期間にして3年分のエピソードを2週間くらいで観終わ
ってしまいそう(^^;)。ホントにヤバいよな、ワンピースって(^^;)。

fireTV(not stick)

Amazonタイムセールに乗じてfireTVを購入した。
fireTVはこれで3台目となるのだが、今回はstickの付かないタイプをチョ
イス。僕にしてはかなり短期間での買い換えなのだが、それには理由
ちゃんとある。

最初に買った初代fireTV Stick、ある時期まで全然文句は無かった
のだが、外部アプリのNJPW WORLDの動きがややカクカクしてたので、
セールで最新版のスティックに買い換え。これでCPUの遅さから来ると思
われる不具合は完全に解消したのだが、今度は別の問題が・・・。

・・・おそらく初期不良だと思われるが、番組選択画面で再起動を繰り返す
触ってみると本体が凄いを持っていたりするから、電源アダプタを差し
っぱなしにすることが出来ない、というトホホな状況。

で、今回の買い換えとなったワケだが、さすがに動作は今まででいちばん
安定してるかも。形状がGoogleのアレにちょっと似てるのはナンだが、実
Stickと大きさにあまり違いが無い、というのがGood。

この手のハードウェアはいっぱいあるが、Amazon関連製品はすっかり
アタマ一つ抜けた感。自社コンテンツを持ちながら、他社のアプリにも
しっかり対応してるのが良かったんだろうなぁ、きっと。

これでしばし安泰。
なんかAmazonに踊らされてる気がしないでもないでもないけど。

スマッシュヒット!「海月姫」

として瀕死状態(^^;)のフジテレビ・月9
とにかく殆どの番組が過去最低視聴率を更新しまくりで、もしかしたらこの
枠でドラマの放送が無くなるかも、なんて噂も。今クールのドラマも発表さ
れた段階では全く興味が沸かず、これは最低記録更新か、と思っていたら・・・。

「海月姫」が、途中からやたら面白かった♪
原作は東村アキコの同名漫画で、講談社漫画賞少女部門受賞作。ただ、内容
的にはかなり読者層を選ぶ感があり、コレをあの月9に持ち込むのはかなりの
冒険だった、と思う。月9がこんな状態でなければ、おそらく承認されなかっ
た配置かと。

主演の朝ドラ女優・芳根京子がすっごく頑張った。
彼女本来のスペックはかなり高めなのは間違い無いが、よくもまぁこんなに
華の無い役を受けたなぁ、と。最終的に三つ編みメガネが愛おしいくらいに
なっちゃったのだから、この女優の才能はホンモノ。すばらしいと思います。

そして、男のクセに驚異的な美麗さを誇った瀬戸康史
時折「女装」を忘れるくらいカワイイ、ってのは、逆に問題かも(^^;)。
今後、この手の役しか来なくなる可能性もある気がします。とにかく拍手!

数字は振るわなかったらしいけど、月9史上最低は回避(注)。ただし巷の
評判は全然悪く無く、10%取れなかったのが不思議なくらい。こういうドラ
マで
数字が取れるのがいちばん良いんだけどなぁ、本当は。

(注)実は回避出来てない可能性あり!

BG -身辺警護人-

今クールのドラマ、今週・来週あたりで最終回の時期
1月クールは駄作が多い、というまことしやかな定説がありながら、珍しく
今回は3本以上ハマったドラマが。まずは今日最終回を迎えた↓↓コレ。

テレ朝木9「BG -身辺警護人-」
ここ最近は何をやってもバッシングされる木村拓哉が、ワケありのボディガ
ードを演じたドラマ。他の出演者も何気に豪華で、今クールのどのドラマよ
りも予算を投じた感あり。そういうのも叩かれるネタになるワケだが(^^;)。

しかし、個人的には単純に面白かった
ちょっと前まで「あって普通」だったキムタク主演ドラマ激減した所為か、
久々に観ると非常に新鮮。脚本も「ザ・木村拓哉ドラマ」のステレオタイプ
だし、台詞回し等の演出もキムタクがいちばん生きる設定。関係各位が解り
きった上で制作されたドラマだった気がする。

思うに、僕らの年代が知らぬ間に求めているのが木村拓哉なのではないか?
それが証拠に、緊迫感溢れるドラマなのにも関わらず、安定感は抜群。初回
から最終回まで安心して観れたし、キムタクワールドが本当に心地よかった。

テレ朝がこういうドラマを持ってきた、というのが非常に意外。
次のクールのこの枠のドラマもちょっと面白そうだし、もしかしたら注目の
になるかもしれない。

最後に突然登場した矢沢永吉先生に敬礼!
考えてみたらすっごいことなのに、キムタクのドラマだと違和感が殆ど無い、
という事実。やっぱり凄いモノ持ってるんだな、木村拓哉って。