Copy Me

#ONGAKU-SENKA


『今日のiPod「POP」から流れた曲』
80年代後半渋谷CLUB CUATTROにフラッと来日し、絶大なインパクト
を残したバンドの名曲。

Copy Me by Ambitious Lovers.
DNAラウンジ・リザーズで活躍したアート・リンゼイを中心としたユ
ニット。その道では有名なノイズギタリストで、いわゆる「前衛」と呼
ばれる音楽を奏でた人。

もちろんアンビシャス・ラバーズでもその片鱗は見えるのだが、それで
もちゃんと「聴けてノレる」スタイルのバンド。僕はなんの予備知識も
無くクアトロでの来日公演を観たのだが、翌日すぐにCDを購入(^^;)。
結果、その年(88年か89年)でいちばんヘビーに聴いたCDとなった。

あの頃の僕がラッキーだったのは、こういうちょっと尖ったアーティス
トのライブを制作するイベント会社に出入り出来ていたこと。スタッフ
をやりながら新しい音楽にコンスタントに触れられる、という贅沢過ぎ
る環境は、ちょっとした奇跡だった。

そのうちその頃に知ったバンドの特集でもやりましょうかね。
乞うご期待!

▼GREED / Ambitious Lovers

『FMステーション』とエアチェックの80年代

#番組表2週間分


▼『FMステーション』とエアチェックの80年代 / 恩藏茂(Kindle版)

表紙見覚えのあるデザインに惹かれ、思わず購入したノンフィクション。
著者の恩藏茂氏は、伝説のFM雑誌「FMステーション」元編集長

僕らの世代には確実に響く【FM雑誌】【エアチェック】というワード。
好きにレコードを買うのが贅沢過ぎた時代、楽曲を手元にとどめておく
はラジオやテレビを『カセットテープに録音』、つまりエアチェックする
のが唯一の手段。特にFM放送はナレーションを被せずに1曲を通してかけ
てくれることが多かったから、当然ヘビーに聴くようになる。そして今で
は信じられないかもしれないが、数誌刊行されていたFM雑誌の番組表には、
たっぷり2週間分、番組でかかる曲のタイトルやアーティスト名まで掲載。
故に、FM雑誌とは“なくてはならない雑誌”だったことになる。

そんなFM雑誌全盛期、後発なのに驚異の売上を誇った「FMステーション」
その編集長が語る80年代懐かしい上に魅力に溢れており、この時代を
体感出来たことは凄く“貴重”だと思った。

・・・というのは、この本を読んでいることを10歳下の後輩に話したところ、
全くピンと来ていなかった(^^;)から。生まれた時期がたった10年違った
だけで、FM雑誌の存在意義が理解出来ない、ってのは、ちょっとショック
でもあった。

この作品にはFM・エアチェック時代が終焉を迎えた原因が幾つか書いてあ
るのだが、個人的にトドメを刺したのは良くも悪くもJ-WAVEが原因かと。
バイリンガルなナレーションクロスフェードはそれまでのFMを破壊し、
録音しよう!、という気を根こそぎ削いだ。まぁ、どうしても録音したく
なるプログラムが無かった、というのもあると思うのだが。

ちなみに、僕は『FMレコパル』派(^^;)。
マンガがあったのが良かったんだよなぁ、実は(^^;)。

Walkman

#SONY


こないだ手に入れたNETJUKEが思った以上に面白い。
主目的はMD楽曲データ取り出しだったのだが、それが内蔵HDDに
取り敢えず溜められるので、思った以上に使用頻度が高くなった。
となると、全機能を試したくなる(^^;)のはしょうがないところ。
で、オークションで↓↓こういうのを手に入れてみた。

SONY WALKMAN NW-S755
最後に買ったWALKMANと名の付く商品はおそらくカセットのモノ。
CDDiscmanだったし、MDPIONEERPanasonicシリコンオー
ディオが主流になってからはもうほぼApple一辺倒。SONYブランド
のオーディオ機器を購入する機会はもう無い、と思っていたのだが。

極小サイズだが、金属感がちゃんとあるのはさすがSONY。大きさの
比較のために懐かしきiPod nanoと並べてみたが、遜色の無い小ささ
しかし、円形のコントロールはクリックホイール(おそらくアップル
の特許)ではなく、ボタンを押さなければならないのにはちょっとだ
けガッカリした。

ちなみにこういうアクティブスピーカーが付いてきて2,000円
コレをNETJUKEに繋ぎ、取り込んであったMDの楽曲データを転送し
てみたのだが、iPod+Macの運用に比較するとやっぱり面倒。ただし、
Mac+Walkmanでの運用はデータをドラッグ&ドロップするだけで済
むので、ちょっと楽になったかもしれない。

肝心の音質については・・・。
正直、可も無く不可も無く(^^;)。各種iPodと比較しても、それほど
違いは感じられなかった。なので最大の長所は「軽さ」。持ち歩きに
は便利だけど、果たしてこの中古品、バッテリーがどのくらい保つの
かが微妙なところ。まぁ、ちょっと使ってみます!

Nobody Loved You

#ONGAKU-SENKA


『今日のiPod「POP」から流れた曲』
ハッキリとは思い出せないが、80年代後半ロッキング・オンあたりで
プッシュされていた英国のバンド。

Nobody Loved You by Manic Street Preachers.
いろんな音楽雑誌に【噂の】という枕詞が付いたマニックス。最初に聴
いた時はやはり「アタマおかしい!」レベルのインパクトに溢れていた
のだが、同じ時代は同じかそれ以上のヤバイ連中がウジャウジャ居たか
ら、興味が続かなかった、というのが正直なところ。

この曲を耳にしたのは2000年に入ってから。
耳障りが良いワリに、妙に印象に残る曲だ、とは感じたが、まさかコレ
がマニックスの曲だとは思わなかった。以前に比べれば全然普通なのに、
引っかかる部分は多く、ソレが持続する、というのは凄い。

解散こそしていないが、ここ4〜5年は活動停止状態のマニックス。
完全に忘れた頃に、が出るんだろうなぁ、きっと。

▼This Is My Truth Tell Me Yours / Manic Street Preachers

Sink With Kalifornia

#ONGAKU-SENKA


『今日のiPod「POP」から流れた曲』
今日はちょっとマニアック。なんと1980年から活躍しているバンドで、
ジャンルはパンク。それも、US PUNKにカテゴライズされている人たち。

Sink With Kalifornia by Youth Brigade.
85年に日本のインディレーベル【AAレコード】からリリースされたシン
グルがこの曲で、僕もその頃にこのレコードで存在を知った。当時のAA
は飛ぶ鳥を落とす勢いのあったレーベルだが、楽曲の良さで言えばコレが
いちばん良かった(^^;)かもしれない。

UKハードコア勢と違い、メロディがしっかりあってちゃんと「歌」を聴
かせるカリフォルニアのバンド。NYデッドケネディーズをもうちょっ
ロック寄りにした感じで、とにかくノリが良い上に「上手い」。日本で
ももっと人気が出て良いバンドだと思う。

それから“英字を置き換える”テクニックを最初に見せてくれたのもこの人
たちかも(例.YOU→U、Think→Sink)。センスあるなぁ♪

チャーミーも1回くらい日本に呼べば良かったのに(^^;)。

▼Sink With Kalifornia / Youth Brigade