罪の声

#グリコ・森永事件 #たべたらしぬで


▼罪の声 / 塩田武士(Kindle版)

「騙し絵の牙」で唸りまくった塩田武士だが、ようやく個人的に2冊目となる
作品にチャレンジ。これがまた、とんでもなく読み応え抜群の逸品だった。

モチーフは今から35年前の1984年に起こった「グリコ・森永事件」
この作品はコレを「ギン萬事件」という架空の事件に置き換え、在阪の新聞社
が発生から30年後特集記事としてこの事件を掘り起こす、という設定。
この特集に何故か抜擢された畑違いの文化部記者と、当時各マスコミに送りつ
けられた脅迫テープの声の主「自分」だと気付いた2人の男が主人公。両者
が独自のルートで真相に迫り、やがて融合する・・・という内容。

もちろんこちらはフィクションであり、会社名や団体名は完全に変えてあるの
だが、話題になった脅迫状挑戦状の文面や事件の時系列、マスコミや警察の
動き等は事実のママ。僕自身も覚えのある昭和最大の「劇場型犯罪」の真相を
読んでいるかのような気分になったのだから凄い。

更に凄いのは、行間に垣間見える作者の思い
愉快犯を気取っていながらも、その内容は「市販の食物に青酸ソーダを混ぜる」
という、一歩間違えれば無差別殺人に発展しかねない、サイアクの犯罪。そして
あの脅迫テープは間違い無く「子どもの声」であり、知らずに関わってしまった
子どもたちの未来をも潰す行為である、という強い意志が如実に理解出来る。
こういう「芯」がハッキリした作品は久しぶりに読んだ。

リアリティは抜群であり、常に問題提起を続ける最高のミステリー。
これは絶対読んでおいた方がいい、と太鼓判を押しておきます。凄かった・・・。

ネックバンドの最高峰・MM100が使えるようになるまで

#bluetooth #SENNHEISER


愛用のAmazon製ネックバンド型bluetoothヘッドフォン、今のところ
問題無く動いてくれてるのだが、やはり劣化が心配。何度も書いている
ように、ネックバンドタイプオープンエア型は市場から消えつつある
ので、今のうちに確保出来るモノは確保しておきたい。ということで、
↓↓オークションで購入した。

SENNHEISER MM100。
2009年発売名機で、このタイプのヘッドフォンの中では過去いちばん
音質に関する評判が良い製品。僕はワイヤードの同社・PMX50を所持して
おり、そのワイヤレスタイプなら間違い無い、と判断した。
価格は4,000円。正価の約1/3だから文句は無い・・・筈だったのだけど・・・。

オークションページに掲載されていたのは↑↑このパッケージ写真。コレ
を見たらまぁ大丈夫だろうと思ったのだが、考えが非常に甘かった(^^;)。

まず、イヤーパッドスポンジボロボロ(^^;)。
おそらくずっと触られないまま経年劣化したらしく、触るだけでボロボロ
崩れていく(^^;)。ここは迷わず代替品をAmazonに注文。サイズだけを頼
りに防音性の高そうなモノを選んだのだが、これはまぁ上手く行った。

問題はパッケージの中に「ヘッドフォン本体」しか入っていなかったこと。
このヘッドフォンはワイヤレス型なので、充電しなければ単なるガラクタ
microUSB汎用ケーブルで代替出来る、と思っていたら、なんと形状
独自仕様。この部材が国内の業者ではどこにも販売されておらず、結果的
eBayを使って個人輸入(^^;)した。送料入れて14ドルくらい。

それが今日届いておっかなびっくりで充電したのだが、もちろんペアリン
グ方法を書いてある筈のマニュアルも無い(^^;)。ネットで検索して英語の
マニュアルをダウンロードし、どうやら設定まではいったのだが、ペアリ
ング開始時にPIN(パスコード)の入力を求められた。これには愕然とした
のだけど、ダメ元でデフォルトと思われる数字4桁を入れたら、2回目のチ
ャレンジで無事にペアリング完了。ああ、ヒヤヒヤした(^^;)。

音質に関しては「さすが!」のレベル。
最高峰と呼ばれるだけの実力は充分にあることが解った。問題は内蔵され
ているバッテリーがどの程度劣化しているかだが、これは明日以降で。
取り敢えず使えるようになってよかった♪

追記:
MM100のPINの件。
公開されている英語版の公式マニュアル、10ページをご参照。
質問をいただきましたが、なんかPINを記入するのは若干抵抗あるのでw

BOSJ2019・決勝はどうなる?

#BEST OF SUPER Jr. #両国国技館


新日本プロレス「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア2019」が終盤戦。
今年のBOSJ決勝両国国技館という大箱で注目度は高いのだが、何故か
ここまで1試合も観ていない、という体たらく(^^;)。で、今日の大阪大会
は後半3試合だけNJPW WORLDで観たのだが、さすがに詳細は語れないの
で、星取り表を見ながら決勝までの展望を。

まずはAブロック
明日の松山でのリーグ最終戦、石森太二vs鷹木信悟の勝者が決勝進出、と
いうのは確定。期せずして元闘龍門関係者が主役になったワケだが、この
試合は予想がちょっと難しい。個人的には石森贔屓なのだけど、状況を考
えると鷹木が行くのが自然かも。

そしてBブロック
こちらも6.3岡山の田口隆祐vsウィル・オスプレイの勝者が決勝、という
のが濃厚。万が一、くらいの確率で決勝への望みを繋いでいるのはロビー
・イーグルス。岡山でYOHに勝利し、田口vsオスプレイが両リン等の無得
点試合に終わった場合のみだから、まぁ無いと思うけど。こちらはどちら
が出てきても面白いが、久々の田口に期待。

ということで決勝の予想は「鷹木信悟vs田口隆祐」
これで田口が優勝→IWGP Jr.奪取→G1出場、という流れが出来ると嬉しい
かも。5日の両国は平日。元WWEのディーン・アンブローズの出場がある
とはいえ、超満員マークは難しいかも。決勝カードにかかっているのだが、
果たしてどうなるか・・・。

オススメのalexa環境

#amazon #alexa


↑↑、Amazonから予約開始がアナウンスされたEcho Show 5
現在使用中のEcho Spot画面アリのスマートスピーカーの便利さを痛感
している僕としては、9,800円で入手出来る画面付きのAlexa端末なんて
売れるに決まってんじゃん!と思ったのだけど。

ちょっと待て、と(^^;)。
もしかしたら同じく予約受付中の↓↓コッチを買った方がより安いんじゃ
ねぇか、ということに気付いてしまった。

fire7・16GBモデル。お値段、5,980円
コレにACアダプタを刺してスリープしないようにすれば、Echo showと
ほぼ同じことが出来る気がする。音楽メインならちょっと良いBluetooth
対応スピーカーを購入しても、Echo Showと大差無い金額で収まる。

イザという時(んな時無い気もするけど^^;)持ち運べる、という利点も。
少なくともAlexa入門機としてはfire7という選択肢はアリ!と言い切ろう。

・・・生活を侵食してるなぁ、Amazonデバイス(^^;)。
便利だからいいんだけど(^^;)。

初恋さがし

#イヤミスの女王 #高田馬場


▼初恋さがし / 真梨幸子

真梨幸子の新作は、前作の「ツキマトウ」に続く連作短編集
高田馬場という絶妙過ぎる場所女性スタッフばかりの探偵事務所を営む女社長
と、その周辺の人たちを描いた作品。

この事務所、「あなたの初恋の人を探してみませんか?」という、よく考えてみ
ればすっごく恐ろしいキャッチコピーで客を増やしているのだが、やっぱり厄介
な問題が多々起こって・・・という、ある意味普通な内容。

こう書くとユーモアミステリー的な雰囲気も漂うのだが、この本を10ページも
読めばそんな要素は微塵も無いことに気付く筈。真梨幸子という稀代のイヤミス
メーカーの才能は相変わらず冴えており、全編が人間の醜い部分の博覧会か、っ
てくらいの悪意に満ちている。この作家が凄いのは、出世作となったフジコも、
更にはそれ以前の作品からずっとそういう作品を書いていること。普通、これだ
け続くと書く方も読む方も絶対に「飽き」が来るのだけど、各作品ごとにそれぞ
れのカラーを出してくるから、興味が途切れることは無い。当たり前のように当
たり前のモノを出すことがどんなに難しいことかを体感的に知っている僕として
は、この仕事は驚異以外の何物でも無い。

そして、今や真梨幸子のもう一つの必殺技と言って過言の無い「ミスリード」
この作品でももちろん健在。読み終わった瞬間、暗黒の中に居る自分にゾッとし
ながらもニヤニヤ出来る、という、現段階で最狂のイヤミスだと思う。

今回は珍しく電子書籍版の同時リリースが無かったので、久々にハードカバー
購入。置き場所の問題から最近は出来るだけ紙の本を買わないようにしていたの
だけど、コレに関しては全くガマン出来ませんでした(^^;)。

イヤミス最高峰の実力が如何なく発揮された快作。
サイアクの読後感をお求めの方、是非に!