騙し絵の牙

▼騙し絵の牙 / 塩田武士

きっかけはテレビのワイドショー
我らが大泉洋を主役に「当て書き」した小説家が、当の大泉洋ちゃんと一緒に
テレビインタビューを受けているのを見て、コレは読まないと!と思った。
僕のバカぶりも大したもんだなぁ、と(^^;)。

作者は塩田武士
神戸新聞社将棋担当記者で、その経験を生かした将棋小説で世に出た男。

この作品、「主人公は大泉洋!」と公言している通り、編集者の主人公物ま
やら皮肉やら、どう読んでもどうでしょうの大泉(^^;)。田中真紀子先生
物まねまで出てくるのだから、この人もかなりのバカとみた。

でも、肝心なのはそこでは無い、と読んでいる内に気が付いた。
出版社内幕を描いた物語で、人間模様の渦があまりにも激しい作品。
大手出版社における雑誌編集長という立場とその仕事、そして現在出版業界
が置かれている危機的な状況がリアルに迫ってくる。いわゆるビジネス小説
を読んでいる筈なのに、ちょっとしたサスペンスを読んでいるかのような
緊迫感。塩田武士、バカのくせに天才なのかも・・・。

この作家、間違い無く僕にハマる
取り敢えずこれまでの著作を全て読んでみるところから初めてみよう。
偉大な才能に引き合わせてくれた、水曜どうでしょう大泉洋に感謝!

画期的「戦闘車」

松本人志なら、絶対に興味を持つと思っていたAmazonプライムビデオ
地上波の放送コードから逸脱した番組制作を許してくれる媒体だし、天才肌
の松ちゃんなら確実に手を出してくる、と思っていたのだが、まさか・・・

浜田雅功、Amazonプライムビデオに降臨!
「戦闘車」という物騒なタイトルが付けられたこの番組は、どうやらカーア
クションバラエティらしい。“どうやら”と言うのは、今現在でまだ本編に
入っていないからなのだけど、予告映像等を見る限り、来週配信分から凄い
ことになりそう(^^;)。

このご時世、高級車を次々にぶっ壊すようなTV番組が許されるワケが無い。
そう考えると、もう一人の巨匠配信フィールドにやって来た理由が良く解
る気がする。

松ちゃんの「ドキュメンタル」も凄かったけど、こっちも違う意味凄そう
Amazonプライム、現状で間違い無くSVODの王者だと思うぞ、マジで。

鳥貴族

先週土曜日にフジテレビでオンエアされたENGEIグランドスラム
4時間近く漫才・コントはどれも見応え充分だったのだが、最高に衝撃を
受けたのがキャイ〜ンのネタ、「ものまね芸人鈴木三郎」

ウド鈴木が延々とものまねになっていないものまね(^^;)を繰り返す、とい
うキャイ〜ンらしいネタだったのだが、その一節が最高。YouTubeで同じ
ネタを見つけたので張っておく。

・・・鳥貴族ものまね、という概念がもう凄い。
鳩さん・カラスさん・フクロウさんの件については、今日の現場中にずっと
リフレインしていたくらい。前半のブルゾンちえみのものまねも最高だった。

このネタ、キャイ〜ンの最高傑作だと思う!
ちゃんとしたVが早く上がらないかなぁ・・・。

DOCUMENTAL SEASON 2

Amazonプライムビデオ最高のキラーコンテンツ
「HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル2」の配信が開始された。
あの「笑ってはいけない」バトルロワイヤル版である。

前シーズンもやたら面白かったのだけど、最終的に“勝ち残り”が居なかった。
今回は“ポイント制”が導入され、制限時間6時間を超えて勝ち残りが2人以上
居たとしても、”ポイント判定”で勝者が必ず決まる仕組み。

新たな挑戦者として要注目なのがジャングルポケット・斉藤
そもそもが俳優座出身。番組という舞台の上でなら、笑わない人を演じきっ
てしまうんじゃないか?、という期待感が。

現在、エピソード2まで配信中。前回は5話で終了したが、果たして今回の
撮れ高は??? 10話あっても全然問題無いなぁ、マジで。

「笑ってはいけない」の価値

大晦日特番、紅白以外でいちばん視聴率を稼いだのはやっぱり日テレ、
「ガキの使いやあらへんで 絶対に笑ってはいけない数学博士」だったらしい。
まぁ、至極納得の結果。なんつったって年季が違うよな、この番組は。

しかし、今回は珍しくバタバタっとした感が残った。おそらくこれは編集の
問題。いつもは素材の“切り方”が絶妙なのだが、今年はそのへんがかなり
だった気がする。明日オンエアの未公開シーンを観れば、納得出来そう。

「笑ってはいけない」も今や風物詩
これが毎年、末永く続くよう、ダウンタウンのお二人には長生きして欲しい。
マジで。