特別な「レッスルマニア」、間もなく!

開催日が近づいてきたプロレス界最大のイベントWWE WRESTLEMANIA 34
WMは毎回楽しみにしており、3年前サンノゼまで観に行ってしまった程なの
だが、今回の34は高い確率で日本のプロレスファンにとって特別なモノになり
そう。

2人日本人プロレスラータイトルマッチに挑む。それもシングルで。
これまで日本人プロレスラーがWMでタイトルマッチを行った前例は無いどこ
ろか、シングルマッチですら実現していないかもしれない。しかも、今回は
挑戦する2人・・・中邑真輔ASUKA・・・が、タイトルを獲得する可能性が高い

アッチで現地に行けないかどうか検証してみた(^^;)のだが、さすがに今回は
無理。取り敢えず開催日の4月9日現地時間8日)は、仕事をせずにリアルタ
イムでWMを観るつもり。

入ってて良かったなぁ、WWE NETWORK

参考:WWE NETWORK(WWE OFFICIAL)

ROYAL RUMBLE 2018

WWE年間4大PPVの一角「ROYAL RUMBLE 2018」が終了。
今年のロイヤルランブル、日本人ファンとして非常に重要な大会となってしまった。

取り敢えずロイヤルランブルの概要を先に説明しておくと、30人参加の時間差バト
ルロイヤルで、90秒ごとに選手が次々入場。オーバーザトップロープで場外に落ち
た選手が失格となり、勝ち残った選手にWWE年間最大イベント・レッスルマニアで
のタイトル挑戦権が与えられる、というもの。

今年は男子だけでなく、女子も30人参加のランブル戦を開催。従ってメインは史上
初となる女子のランブルだったのだが、時系列をちょっと崩して女子から・・・。

驚いたのは6番目に登場したカイリ・セイン
MYCで優勝こそしているものの、NXTでの試合もそうは多くないカイリが、よりに
よってPPV一軍デビュー。それほど長い間リングに居たワケでは無いが、世界一
美しいと言われるダイビングエルボーを2発も披露。これは2階級特進あるかも♪


勝ち残ったのは事前から本命視されていたASUKA
NXT・WWEを通じて未だ無敗の女王だけに、この結果はある意味当然。この勝利で
レッスルマニアの出場権も獲得したのだから、これは素直に褒めるしか無い。
ただ・・・。

試合後にリングに登場したのはなんと元UFC王者ロンダ・ラウジー
知名度抜群の元総合女王が出てきた所為で、ランブル自体の価値が霞むったらない。
ASUKAはタイトルへの挑戦権を獲得しているが、もしかしたらロンダとのスペシャ
ルマッチをチョイスするかも。う〜ん・・・。


そして!
男子のランブル戦を制したのはKING OF STRONG STYLEこと中邑真輔。元WWE王者
ローマン・レインズにカウンターのキンシャサを炸裂させた上でリング外に放り出
す、という完璧な勝ち方。

さすがの真輔もこの偉業に大喜び。正直、僕もちょっと涙出たかもしれない(^^;)。
勝利者インタビューでどちらの王座に挑戦するか? と問われた真輔は、全く迷い無
「AJスタイルズ」と名言。東京ドームで我々を興奮の坩堝に叩き込んだあの試合
が、今度はレッスルマニアで実現する。

中邑真輔は、業界最大のイベントでタイトルマッチを行う。
これまでタイトル獲得のチャンスは何度かあったが、ようやく相応しいお膳立てが
整った。これはもう、是が非でも勝利して欲しい。出来ればASUKAの女子王座と
同時に実現してくれれば・・・。

キーロックから始めよう!

藤波辰爾が記者会見。
4月20日東京・後楽園ホール4月21日大阪・ATCホールで開催する
自信の団体・ドラディションの二大会にて、“ニューヨークの帝王”こと
ボブ・バックランドの参戦を発表。ゲスト扱いではなく、現役の選手と
して来日する模様。

70年代後半から80年代にかけて、あのWWWF(現在のWWE)で王座にあ
ったのがバックランド。当時からアトラクションに走りがちだったWWWF
を何故信用出来たのかと言うと、チャンピオンがバックランドだったから。
いわゆる昭和のプロレスファンにとって、憧れの存在であった。

王座陥落後のバックランドを、僕は出来るだけ追いかけた。
新生UWF高田延彦と闘った時は札幌だったのでさすがに観に行けなかっ
たが、UWFインターバトラーツに参戦した時は近郊の試合を全て観た。
バックランドが相変わらず僕の憧れのままでいてくれたのが嬉しかった。

晩年、WWEのTV画面にしばし登場したバックランドの姿にはもの悲しい
感じがあったが、藤波さんの団体に参加するバックランドなら、それは
絶対に確認しておくべき。でも、その日は既に仕事の予定が・・・。
かつての帝王ももう67歳、もしかしたらコレが最後のチャンスになるか
もしれないのだが・・・。

藤波さんのコメントは「キーロックから始めたい」
ボブ・バックランドという選手の価値をよく知る藤波さんならではの
コメント。観たいなぁ、この大会。なんとかならないものか・・・。

参考:藤波辰爾、4月ツアーにボブ・バックランド参戦(スポーツ報知)

2011年の棚橋弘至と中邑真輔

▼2011年の棚橋弘至と中邑真輔 / 柳澤健(Kindle版)

柳澤健のプロレスノンフィクション「XXXX年の○○」シリーズ
復活しながらもあっという間に休刊の憂き目にあった雑誌・ゴングに掲載さ
れた同名の連載を大幅加筆(そもそも最終回が掲載されてない筈)、単行本
としてまとめられたモノ。

今や日本のプロレス団体で「一強」と呼ばれる新日本プロレス
しかし、ゼロ年代と呼ばれる2000〜2009年までの暗黒期は、我々の記憶に
新しい。物心ついた頃から人生の一部となっている新日本プロレスが、もう
どうにもならないところまで追い込まれた。僕ですら「消滅」が本当にあり
得ると思っていた。でも・・・。

・・・新日本には、棚橋弘至と中邑真輔が居た
二人とも新日本の歴史をほぼ否定し、新しい時代にマッチする団体にシフト
チェンジしようと懸命にもがいた。その姿勢はいわゆる“すれっからし”と呼
ばれる我々のような世代を盛大にカチンとさせたのだが、彼らは関係無い、
とばかりにブレずに突っ走った。その様をずっと見させられた僕らは・・・。
知らない間に彼らに魅了された。気が付けば、新日本の未来を彼らに託して
いた。なんとか出来るのは、お前ら2人だけだ、と。

その後。
新日本は見事にV字回復を果たし、オカダ・内藤・飯伏という次の世代を担
う選手も登場した。全ては棚橋・中邑のお膳立て。これだけ愛社精神に溢れ、
自分たちが出来ることの全てをやり尽くしたプロレスラーを、僕は彼ら2人
の他には知らない。

キーワードは「ストロングスタイル」
新日本の象徴と言うべきこの言葉に、違う方向から敢然と立ち向かった2人
偉大なプロレスラーの軌跡を、いろいろな人たちに知って欲しい。プロレ
スファンだけでなく、中小企業の社員、経営者なども。最高の人材適所
与え、モチベーションを刺激すれば、最悪の状況からも復活出来るのだから。

驚くべきことに「XXXX年の○○」シリーズでいちばん印象深い作品となった。
柳澤健という希有な作家に感謝すると共に、100年に一人の逸材キング・
オブ・ストロングスタイルに敬意を表したい。最高でした!

SURVIVOR SERIES 2017

WWE年間4大PPVの一つ「Survivor Series 2017」WWE Networkにて。
レズナーvsAJという大注目のカードがあったのだが、取り敢えずはメインに組まれ
エリミネーション形式10人タッグマッチのみ確認。

・・・いやぁ、やっぱり面白いわ、WWE。
こういうアトラクション的な大会でもキッチリストーリーが出来ているし、手抜き
が全く無い。RAWとSDで本気で抗争してる感がアリアリだし、もちろんタレントも
揃っている。そりゃあすげぇ試合になるな、うん。

その中にもう普通中邑真輔が居るのが非常に誇らしい。
今年は王座に就くことは叶わなかった(?)けど、果たして来年は?
・・・4月までAJがチャンピオンだったら、祭典での戴冠があるかもしれない。
魅せて欲しいなぁ、中邑のベルト姿を。