Arc

#Eternal Life


Arc@舞浜シネマイクスピアリ。
正直凄く観たい映画ではなかったのだけど、有効期限の近いイクスピアリ
のポイントを消化するために舞浜へ。今回は6ポイント無料鑑賞

キャッチコピーは「人類初、永遠の命を得た女性の物語」
30歳で新開発されたストップエイジング技術により、不老不死となった
女性の物語。17歳から135歳まで、全く同じ容姿のまま生きる主人公を
芳根京子熱演。制作サイドの難しい要求にしっかり応えるような演技は、
おそらく彼女にしか出来ないことだと思う。

しかし、ストーリー展開は若干鈍重な感。
前半・後半共にもう少し端折れる部分があった気がするし、それが出来れ
ばもっと印象が深くなったかもしれない。

この作品、原作は中国人作家、ケン・リュウの短編「円弧」
原作が短編ということは、物語にかなりの肉付けがあったと思うのだけど、
それがやや裏目に出てしまったのではないかと。良い映画であるのは間違
い無いのだが、ちょっと惜しかった。

ただし、芳根京子という女優の恐ろしい才能に関しては確認すべき。
そこは観た価値あったな、本当に。

59年目の決着、成るか!

#因縁の対決


『GODZILLA vs. KONG(ゴジラ vs コング)』5月14日に劇場公開。
古くからの特撮好きとしては、この映画に注目せざるを得ない。

昭和と平成の二つの時代、数多くのゴジラ作品が製作されたワケだが、
vsモノと呼ばれる作品では驚異の勝率を誇っていたゴジラ70年近く
続くゴジラの歴史の中で、明確な敗北モスラに喫した一敗のみ。
その後は連勝街道を驀進するゴジラだが、実は屈辱の引き分けに持ち
込まれてしまった相手も。そう、それがキングコングである。

何が屈辱なのかというと、1962年に公開された映画のタイトルは
「キングコングvsゴジラ」。ハリウッドからキングコングの使用権を融
通してもらった、という弱みがあった所為か、ゴジラ作品で唯一ファー
ストコールを奪われている。実力では確実に上回るゴジラが、政治的な
理由中途半端な大猿ごときと引き分けねばならなかったのは、長い間
僕の心にトラウマとして残っていた。

59年経過し、立場は思いっきり逆転しているが、今度のゴジラはヒール
そして、ハリウッド製作。これらを考慮すると、もしかしたらコングご
ときに負ける可能性すらある。

応援せねば!!
僕らのゴジラは、絶対に負けてはいけないのだから。

・・・ということで、ココにレビュー書くまで絶対にネタバレ禁止でお願い
いたします!

映画『騙し絵の牙』

#大泉またもや騙される!


本来、昨年6月に公開予定だった映画「騙し絵の牙」、コロナ禍が原因
で今日まで延期。塩田武士原作小説も、そして大泉洋も大好きな僕と
しては、正に待望の日。もちろんチケット買って初日に鑑賞しました!

・・・開始からわずか3分、様子がおかしいことに気付く。
登場人物の名前に心当たりはあるのだが、ストーリーが原作と全く一致
しない(^^;)、という、ある意味で大惨事(^^;)。僕の場合、30分観た
ところでアタマを切り替え、全く新しいストーリーとして画面を追った。
原作に思い入れのある人たちは怒るだろうなぁ、と思ったけど、個人的
には「コレはコレですげぇ面白い!」という気になったから凄い。

この映画、主演は間違いなく若手女性編集者を演じた松岡茉優
社内政治に翻弄されながら、それでも自分の好きなモノを追い求める
本好きな女性を好演。以前から大好きな女優さんであったけど、この
映画でまた1ランク上がったかも。今現在、僕の中で『最強の女優』
間違いなく松岡茉優。とんでもない才能だな、この人・・・。

気の毒なのは本来主演の筈大泉洋(^^;)。
自分を当て書きされた原作の映画で、まさか主役を持って行かれること
になるとは、さすがに本人も予想しなかったハズ。どうでしょうに続き、
【主演】の座がまたもや他人のところに・・・。さすが究極の騙され芸人
しっかり自分の仕事をしてくれました。コレもある意味凄いよ、うん。

とにかく作品としての完成度はかなり高い。原作を読んでいない人は間
違いなく楽しめるし、原作ファンの人も苦笑いくらいは出来るかと(^^;)。
待たされた甲斐がありました!面白かったです!

シン・ウルトラマン

#空想特撮映画


少し前から話題になっている映画『シン・ウルトラマン』特報が公開中。

・・・最高の惹きだ、この映像。
庵野秀明・樋口真嗣「シン・ゴジラ」コンビによる、リアルなウルトラマン
それだけでかなりワクワクするのに、この緊迫感溢れる特報。もう観る前から
クオリティの保証が出来てしまった感あり。

カラータイマーの無いウルトラマンと、ネロンガ・ガボラという渋すぎる怪獣
チョイス。おそらくは続報でもう1〜2体の怪獣、もしくは宇宙人の登場が発表
されることになると思う。

ベムラーは外せないとして、残るはバルタン星人か、ゼットンか・・・。
待ちきれないな、公開が。

ドラえもん「のび太の新恐竜」

#Fイズム


映画ドラえもん「のび太の新恐竜」DVDにて鑑賞。
劇場でドラ映画を観なくなってからもう余裕で20年以上が経過。原作者で
ある藤子・F・不二雄先生もお亡くなりになり、声優陣も全員が変わった。
3D系のSTAND BY MEシリーズはともかく、オリジナルシリーズはもう観る
ことは無い、と思っていたのだけど・・・。

正直、ドラえもん映画の第一作にして最高傑作とされる「のび太の恐竜」
リメイク版だと高を括っていたのだが、驚いたことに完全オリジナルストー
リー。のび太のパートナーとなる恐竜、今回はどうやら始祖鳥の模様。

キュウ・ミュウと名付けられた双子の始祖鳥がやたらカワイイ
最近の恐竜モノはやたらリアルなモノが多いし、ソレが嫌いなワケでは無い
のだが、ドラえもんの世界で描かれる恐竜はこうであって欲しい、という
理想の姿。彼らの為に頑張るのび太とその仲間たちの一喜一憂に引き込まれ、
上映中に何度も大粒のが流れた。

・・・が、いちばん泣いたのが↑↑このシーン。
海に落ちたのび太とキュウを助けた首長竜は、かつて「ピューイ!」と鳴い
ていたのび太の弟分(に違いない)。カメオで突然登場したピー助はさすが
に卑怯(^^;)。そりゃあ泣くわ!という圧巻のシーンだった。

F先生がいなくなっても、その意思は下の世代にちゃんと引き継がれている。
ドラえもんはこの先もずっと、Fイズムと共にそこに居続けてくれる、と信じ
ることが出来る、最高の映画だった。

・・・もしかしたらこの後、ドラ映画を遡ることになるかも(^^;)。