#Macintosh
1996年の作品だから、今から四半世紀前のモノ。
コンピューター関連書籍は普通1年も経過すると何の役にも立たなくな
るのが常だが、この作品はソレに当てはまらない。なぜなら、ここで描
かれる物語の時系列はApple Computer設立からMacintosh誕生、そし
て創業者であるスティーブ・ジョブスの更迭までの期間。黎明期のアッ
プルに、日本人がどう関わったのか?を描いた人間ドラマだからである。
作者の斎藤由多加氏は、この作品の後に「Tower」というシミュレーシ
ョンゲームを世界的にヒットさせ、その後ドリキャスで「シーマン」を
リリースしたIT偉人。週刊SPAで連載されていたコレが、僕は毎週本当
に楽しみだった。
登場してくるマシンは、Apple II、LISA、そして初代Macintosh。
この時代はおそらくMacintosh Classicが初の廉価Macとして発売された
頃で、アップルは当時ようやくパソコンに興味を持ち始めていた僕の憧
れのメーカーだった。そこにかなりの“問題”があった事が非常によく解る。
コレは僕の本棚の隅から発掘された古書。
今現在は絶版なようだが、Amazonでは古本も販売されているようなの
で、日本vsアメリカの熾烈なビジネス闘争をぜひ味わって欲しい。
そういえば、昔貰ったApple IIがまだ実家にあるハズなんだけどなぁ・・・。
さすがにもう捨てられちゃってるかな?