ROAD TO TOKYO DOME・Gメッセ群馬

#棚橋最高!


新日本プロレス『ROAD TO TOKYO DOME』Gメッセ群馬Cホール大会。
全3戦ミニシリーズで、いつもならレビューしないのだけど、今年に関しては
事情が違う。全ての大会のメインイベントで、重要なカードが組まれたから・・・。

「棚橋弘至ファイナルロード〜継(つなぐ)」として行われた群馬大会のメイン
は、棚橋弘至vs高橋ヒロム“あの頃”の新日本を知っている人たちなら、感無量
になること間違い無しの好カード。実際僕も、二人がリングで向かい合った瞬間
から試合が終わるまで号泣し続けていた。

暗黒期の新日本プロレス。
寂しい客席をモノともせず、リング上で全力ファイトを魅せていたのが棚橋弘至
そして同じ頃、新日本に入門したうだつの上がらない若者が、高橋広夢だった。

この試合が地方で行われた意味を考えさせられた。
ホールはもちろん、ディファ新木場ですら満員に出来なかったあの頃の新日本。
棚橋が引退を決め、広夢が文句なしのメインイベンターとなった今の新日本プロ
レスは、集客の難しい平日の地方会場ですら満員に出来る。これこそが、棚橋が
昔から望んでいた『未来』。こんなに凄いプロレスラーを、僕は猪木・藤波以来
観ていない。

・・・そして、当たり前のようにいい試合だった。
棚橋弘至のファイナルロードに、高橋ヒロムが名を刻んでくれた事実に感謝する。
そして二日後、広夢と同じ頃に入門したもう一人・・・。かつて三上恭佑を名乗った
男が、棚橋弘至の前に立つ!!

WTL2025・グランメッセ熊本

#njwtl


新日本プロレス『WORLD TAG LEAGUE 2025』決勝戦、グランメッセ熊本
11月から追ってきたリーグ戦だが、数えてみたら今日も入れて全18戦年末のタッ
グリーグと言えばやはり全日本最強タッグだが、さすがにブランド力でアレは超え
たんじゃないかなぁ、WTL。まぁ、昭和最強タッグMSGタッグには敵わないとは
思うんだけど・・・。

さて決勝戦の対戦カードはAブロック2位“TMDK”ザック・セイバーJr.&大岩陵平
vs Bブロック2位無所属・WD混成軍辻陽太&ゲイブ・キッド。この優勝決定戦
深掘りするつもりだったのだけど、今日は感じたことを正直に書かせていただく。

いや、悪い試合では無かったのは間違い無い。ココに来て存在感を増した大岩の動き
はすばらしかったし、ザックとのチームもしっかり”タッグチーム”として機能した。
 辻ゲイブも対応こそしてみせたのだが、今日行われた他の試合・・・具体的には棚橋
 の熊本ラストとセミのNEVER無差別級6人タッグタイトルマッチ・・・と比較すると、
インパクトを残せたかどうかは疑問。

予想通りTMDK勝利したのだが、正直「ああ、そうなんだ」としか思えなかった。
 SJTLといい、WTLといい、どうして最終戦でミソを付けちゃうのかなぁ・・・。

とにかくこれでドームのカードが一つ決まりそう。
IWGPタッグ王者のKOBに、TMDKが挑むことになると思われるが、他のカードに埋
もれてしまわないかが心配。全ては大岩にかかってるなぁ・・・。

WTL2025・サンアリーナせんだい

#njwtl


新日本プロレス『WORLD TAG LEAGUE 2025』サンアリーナせんだい
「せんだい」というのはもちろん仙台ではなく、鹿児島県薩摩川内市川内。最近の
鹿児島ビッグマッチ市内で行われず、殆どがこの会場。僕にはわりと縁のある土地
なのだけど、鹿児島からクルマで1時間かかる場所の方がプロレスファン多いのかな?

今日のメインはWTL準決勝Bブロック1位“KOB”オスカー&Yuto Ice現IWGP
タッグ王者組が、Aブロック2位辻陽太&ゲイブ・キッドと闘う試合。ゲイブを軸
に観るとおもしろいマッチアップで、同じタイプであるYutoオスカーに対し、ど
れだけ経験値の違いを魅せられるか?をポイントに観戦した。

僕が「優勝」を断言したKOBだが、残念ながら今日は完全な“格負け”。KOBが仕掛け
ラフファイトを、ゲイブはもちろんまでもが真っ向から叩き潰す、という試合。
KOB、頑張ってはいたのだけど、残念ながら今日は「若手タッグチーム」に見えてし
まった。せめて存在感だけでも上回ることが出来れば良かったのだけど、KOBにとっ
てこの負けは痛いタイトルの価値すら怪しくなってしまう・・・。

明後日、熊本で行われるWORLD TAG LEAGUE 2025決勝戦のカードは、
ザック・セイバーJr.&大岩陵平 vs 辻陽太&ゲイブ・キッド。双方共にブロック2位
の成績だが、改めて考えてみれば決勝に相応しい人員が揃っている。さすがにココ
TMDKが行くかなぁ・・・。

WTL2025・出島メッセ長崎

#njwtl


新日本プロレス『WORLD TAG LEAGUE 2025』出島メッセ長崎
WTLは今日を含めて3戦を残しており、準決勝・準決勝・決勝というスケジュール。
準決勝初戦は長崎だが、出島メッセとはまた驚き会場選定。ここから3戦はWTLと
いうよりも、棚橋弘至さよならツアーの様相。まぁ、そうなるよなぁ・・・。

さすがにピックアップもクソも無く、以降はWTL関連試合に集中。
今日組まれた準決勝は、Aブロック1位“毘沙門”後藤洋央紀&YOSHI-HASHIが、
Bブロック2位“TMDK”ザック・セイバーJr.&大岩陵平と対戦。タッグチーム
して完成している毘沙門に対し、やや若手の大岩がどこまで対抗出来るか、がポイ
ントになる試合、と思って観ていたのだが・・・。

思った以上に大岩がやる。ベテラン3人の中に入っても存在感で全く引けを取らな
いどころか、要所で後藤&YOSHI-HASHIを圧倒。攻めている時の表情もかなり良く、
同じTMDKの藤田と遜色が無い。すぐにタイトル戦線に行けそうな気配。

そして、試合もこれぞタッグマッチ、と言うべき名勝負
試合の8割毘沙門が攻め込んだが、大岩が耐えに耐えた上で見事な逆転を魅せ、
元IWGPタッグ王者を破る、という小波乱。さすがに毘沙門が行くと思ったけど・・・。
さて、決勝戦カードはどうなるか? 明後日の鹿児島に注目だな、うん。

WTL2025・飯塚市総合体育館

#njwtl


新日本プロレス『WORLD TAG LEAGUE 2025』飯塚市総合体育館
Bブロック最終公式戦の行われた会場は、またしても耳に馴染みの無い会場(^^;)。
このシリーズで新日本は新たな会場を開拓しており、その姿勢には頭が下がる
福岡と並んで飯塚も、プロレス熱の高い街になってくれるといいんだけど・・・。

今日のピックアップはセミファイナル
勝てば決勝トーナメント進出UNITED EMPIRE・グレート・O・カーン&カラム・ニ
ューマンが、脱落の確定しているデビッド・フィンレー&高橋ヒロム最終公式戦
このリーグ戦でさんざんフィンレーにオモチャ(^^;)にされたヒロムは、「今日は俺
がコントロールする」と宣言。いったいどうなることかと思ったのだが・・・。

ヒロム、有言実行(^^;)。
昨年のこのシリーズで内藤哲也に対してそうしたように、この試合では大型のフィン
レーを振り回して「武器」として使用(^^;)。おかげでフィンレーはクロスボディ
ころか場外へのプランチャトペ・コンヒーロまで“出させられた”のだから驚いた。
独創的、とも言えるタッグワークは冴えに冴え、最後はヒロムがカラムを完璧にフォ
ールしてしまう、という痛快な結果に。・・・いや、前の試合でコレやれよ、とか思っ
たのは一応ナイショにしておこう(^^;)。

で、リーグ戦
Bブロックの1位通過は、負けが込んでいるように見えた現IWGPタッグ王者KOB
2位にはザック・セイバーJr.&大岩陵平が滑り込んだ。この結果により、準決勝は
毘沙門vsTMDKKOBvs辻&ゲイブとなったのだが・・・。
・・・ちょっと見えて来たぞ、結果が(^^;)。おそらく優勝現タッグ王者チーム
ジュニアタッグリーグと同様の構成で、ドームまでの流れを作る、と観たのだが、
果たして・・・。