飯伏幸太、NEVER無差別奪取!だが・・・

盛岡で行われた新日本プロレス「ワールドタッグリーグ優勝戦」をタイムシ
フト視聴。当初の予想は惨憺たるモノだったのに、思った以上に盛り上がっ
リーグ戦。しかし今回はそこではなくて・・・。

セミファイナル・NEVER無差別級王座戦
王者後藤洋央紀飯伏幸太が挑んだタイトルマッチ。後藤と飯伏のSNS上
でのやり取りが話題になり、前評判が変な風(^^;)に高かった試合。

コレも思った以上の好勝負だったのだが、結果は順当飯伏の勝利
基本、後藤に対してあまり良い感情を持っていない僕だが、さすがに要所々
々で負けすぎ(^^;)。この結果、後藤の東京ドームでのカードが消えてしまっ
たのだから、さすがに気の毒(^^;)な気もする。

飯伏はヘビー級転向後、新日本シングル王座獲得。
だが、飯伏ほどの選手が最初に取るタイトルが今のNRVERで良いのか?とい
う疑問が残る。盟友のケニーはインターコンチ・US・IWGPヘビーという3つ
大関・横綱級のタイトルを取っているのに・・・。

幸いなことに東京ドームで飯伏のNEVERに挑戦するのはウィル・オスプレイ
飯伏vsオスプレイはなかなかの好カードであり、この組み合わせの実現が無
かったらいろいろヤバかった気がする。

後は飯伏がこの鬼っ子みたいなタイトルをどう処理するか?
拘って防衛して価値を上げるのか、早々に返上してメジャータイトルを狙う
のか、注目したい。出来れば前者がいいんだけどなぁ・・・。

全身、コレ鋭利ナ刃物

・・・一人の「生き方」として。
ダイナマイト・キッド「今日を生きるために明日を顧みなかった」男。
将来のことなど微塵も考えず、その時・その場で最高であろう、と、フル
スロットで駆け抜けた。

そもそも、最初にTVで見た時のキッドは、ロングヘア王子様スタイル
贔屓目に見ても体重70kg台前半の細身、そして端正な顔立ち。それでも
目の鋭さだけは際だっており、一瞬で「ヤバいヤツ」だと解った。

いちばんビックリしたのは二度目のTV登場時。
カルガリー藤波辰爾の対角に立ったキッドは明らかに一回り大きくなっ
ており、当時日の出の勢いだった藤波と好勝負を展開。人間というのは、
短期間でここまで変われるのか、と恐ろしくなった。

三度目
身体は更に大きくなり、筋肉の塊となる。さらにアタマをスキンヘッド
剃り上げ、得意技はダイビング・ヘッドバッドスキップ・ヤングにこの
技を繰り出した時、仕掛けた側のキッドが流血。血を拭おうともせずに恐
ろしい目つきを魅せたキッドの下で、ヤングはピクリとも動かなかった。

そこから、ずっとキッドを観てきた。
タイガーマスクとの一連の抗争や、コブラ・スミスとの三つ巴決戦、全日
本に移籍してからはファンクスハンセン&ブロディに真っ向から立ち向
かう。WWE時代はステロイド(著書で「馬用を使用」と明言)を使い、
ヘビー級と遜色ない身体を作り上げ、超重量級の相手と毎日のように闘った。

・・・案の定、晩年のキッドは見るに忍びない姿に変わり果てた。
それでも自らの行為を決して否定しない。良いか悪いかはともかく、明日
を捨てた男の生き様はただただ「カッコイイ」としか言い様がなかった。

最後に、キッドのラストインタビューとされる記事を引用する。

ーーー身体を壊してしまったことについて、後悔していますか?

「別に後悔はしていない。すべては自己責任だよ。」

・・・ダイナマイト・キッド、2018年12月5日、60歳の誕生日に永眠。
鋭利な刃物にして爆弾小僧の人生に、最高の感謝と、最大のリスペクトを。
また必ず、どこかで。

知らなきゃよかった プロレス界の残念な伝説

▼知らなきゃよかった プロレス界の残念な伝説 / ミスター高橋

プロレス界の「超A級戦犯」とされるミスター高橋の作品。
ミスター高橋とは、自著の流血のなんちゃら(^^;)でプロレス界の内幕を
バッサリカミングアウトし、各方面に問題を投げかけた元新日本メイン
レフリー

かつての著書については僕も完全に「否定派」寄り。
内容が真実かどうかなんて正直どうでもいい。そういうのを含めて語れる
のがプロレスの良いところであり、だからこそ40年以上プロレスに魅了さ
れてきた。ミスター高橋に対する思いは「余計なことをブツブツと・・・」
といったところ。

そんな僕が何故こんな本を買ったのかというと、コレがもう魔が差した
しか言い様がない(^^;)。無理に言うなら、新日本の黄金時代に外人係とし
て数々の名選手たちと接してきた氏のキャリアだけはバカに出来ず、とい
ったところだが、それが吉と出るか凶と出るか・・・。

・・・凶でした(^^;)。
まず、エピソードが非常に薄っぺらい上に、これまで知らなかった事実が
殆ど無い、というトホホさ。コレに加え、文章があまりに稚拙で、続けて
読むのが苦痛。あれだけ話題になった本を書いておきながら、この成長の
無さが辛い(^^;)。「知らなきゃよかった」と感じるエピソードすら無い、
というのはある意味凄いけど。

そういう風に読んじゃうのは、やっぱり僕にわだかまりがあるんだろうな
ぁ、とは思う。良い意味でも悪い意味でも、プロレスと格闘技に線が引か
れるようになったのは「流血」があったから。しかし、僕は今でもプロレ
スを格闘技の上位概念として捉えている。

意味は違うかもしれないが、格闘技よりもプロレスの方がよっぽど真剣。
「技を逃げずに受ける」という怖さは、いわゆる格闘技には絶対に存在し
ないし、リング上での動き一つを間違っただけで何ヶ月も業界が低迷する
場合もある。ミスター高橋があの本を出す前に、僕は、いや、僕と同じよ
うにプロレスを観てた人たちはソレに絶対気付いていた

だからまぁ、この人に出来るのは余計なことを言うくらいなんだろうなぁ、
と思う。この辺が私利私欲に走った人の限界なんだよね、きっと。
説得力は無いのを承知で言う。買わなきゃ良かったな、この本(^^;)。

棚橋弘至&オカダ・カズチカの初タッグ

新日本プロレスの年末「WORLD TAG LEAGUE」なのだけど、コレが
なかなか定着しない(^^;)。まぁ、年間最大のビッグマッチ、東京ドーム
大会を目前としたところでタッグリーグやってもなぁ、という(^^;)。
しかし、今回は本戦以外にニュースあり。29・30日後楽園ホール大会
にて、棚橋弘至オカダ・カズチカタッグを組んじゃうと言う・・・。

まずは29日、棚橋&オカダ&KUSHIDAvsジェイ&ファレ&石森


序盤こそダブルの攻撃があったが、なんというか非常にチグハグ(^^;)。
棚橋に関しては「絵作りの天才」でもあると思うのだけど、なかなか良い
ツーショットが成立せず(^^;)。そしてラストは・・・。

二人ともジェイ・ホワイトブレードランナーを決められて仲良くKO
この二人が組んで、こういう負け方しちゃうのは正直どうかと思う(^^;)。
まぁ、逆にジェイの調子の良さが際立ったから良かったんだけど。

30日、棚橋&オカダ&KUSHIDA&ロッキーvsジェイ&ファレ&石森&外道

棚橋、早くもリング上での絵作りを諦めた模様(^^;)。しかし、こうやって
並ぶと二人ともなかなかのオーラ。日本プロレス時代の猪木&馬場組って
こんな感じだったのかもしれない、とか一瞬思った。まぁ、一瞬だけど。


昨夜より連携はあったものの、今夜もジェイにKOされるオカダ(^^;)。
凱旋帰国以来これだけ連続して負けるオカダは初めてかも。正直言って、
オカダのこういう姿はあんまり観たくないなぁ・・・。

・・・このタッグ、パーマネントに組んでいくのはちょっと無理かもしれない
なぁ、と。例えば対角に内藤鈴木がいればもうちょっと盛り上がった気が
するのだが、ドームの前哨戦レベルまで落としちゃダメな気もする。期待し
てたんだけど、興味半減。よくないな、このマッチメイク(^^;)。

THE SUN ALSO RISES

▼日は、また昇る。 / スタン・ハンセン(Kindle版)

「ブレーキの壊れたダンプカー」ないしは「不沈艦」の異名を取り、その
キャリアの殆どを日本のリングに捧げたレジェンド、スタン・ハンセン
自伝

ハンセンの存在を認識したのは、僕が小学校4年生くらいの頃だったと思う。
ニューヨークであのブルーノ・サンマルチノの首をへし折り、鳴り物入りで
新日本プロレスに参加したハンセンは、その段階で既に驚愕だった。ファイ
トスタイルは荒削りで直線的だったのだが、凶器などの反則を殆ど使わず、
フィジカルのみ圧倒的な強さを魅せる。最初こそインサイドワークに長け
アントニオ猪木に手玉に取られたが、2回・3回と来日を重ねる度に猪木
に肉薄。ついにはNWF王座まで奪ってしまった。ちなみに、NWF王者時代
の猪木がタイトルを明け渡した選手は、ハンセンとタイガー・ジェット・シ
2人だけである

僕が最初に生で観た猪木の試合は、ハンセンとの一騎打ち。それも、NWF
王者のハンセン猪木が挑むリターンマッチ。ここでスタン・ハンセンを、
そしてウェスタンラリアートを目撃してしまった事が、僕の人生を変えた、
と言って間違い無いと思う。

そんな「最重要」な選手の自伝だから、やはり居住まいを正して読んだ
現役時代の話ももちろん興味深かったのだが、それよりも引退後、未練を
残さずにキッパリリングから去った後の姿に感銘を受けた。

プロレス界には「引退」を撤回し、何度も復帰するレスラーが多々居るし、
正直ソレを否定する気はもう失せているのだが、ハンセンの態度は本当に
立派。だからこそ僕は今でもハンセンをリスペクト出来るし、大きな大会
にウィットネスとして来日するハンセンに惜しみなく大声援を送ることが
出来る。スタン・ハンセンこそが、本物のプロレスラーである。

そんなハンセンは、来年2月19日の「ジャイアント馬場没20年追善興行」
両国国技館大会に久々に来日する。当日集まるであろう多くのプロレスフ
ァンと共に、僕も大きな「ウィー!!」を叫ぼうと思う次第。

ちなみに現在この作品はUnlimited扱い。今がチャンスだ!