江戸の売り声

本日、一つ現場を終えた。
個人的に非常に楽しい仕事で、身体はやたら疲労してるけど心は充実、とい
すばらしい環境。職務の詳しい内容はアチラを参照いただくとして・・・。

3日間に渡り、すばらしい「声」を聴かせてくれたのは宮田章司先生。
寄席「江戸の売り声」という芸を披露する、齢84、今も現役バリバリ
噺家。今では全く聴くことが出来なくなった“街の行商”の声を、すばらしい
トーンで聴かせてくれる、人間国宝のような偉大な芸人さんである。

かなりの幼少期、僕は街中であさり売りの声を聴いた記憶がある。
自分の年齢からすると、リアルにソレを聴いたのか、それともテレビか何か
で観たのか、本当のところは正直曖昧だけど、あの節回し独特の発声は何故
だか強烈なイメージとして残っていた。

そして昨日、宮田先生はお客様からのリクエストを受け、あさりの売り声を
披露してくれた。「あさりぃ〜しじみぃ〜あさりおぉ〜」という名調子を聴
いた瞬間、ちょっと、いやかなりグッと来た。もしかしたら、ちょっと泣い
ていたかもしれない。

声ももちろんだけど、お客様とのコミュニケーションの取り方にも唸る。
飴売りの声をリクエストし、ソレを聴いて涙ぐんでいるお母様方の姿を観て
いると、楽しいのに思わずホロっと来る。最後は必ず皆がニコニコ顔で拍手
を送るのだから、この芸は本物中の本物。まさに至福のパフォーマンス。

これはもう、絶対にもう一度観たい!
極近いうちに寄席に行き、また宮田先生の名調子を聴こう、と決心。
どうかいつまでも、お元気で高座に臨んでいただきたい、と心より願う。
すばらしかった!!!

JOVI JOVA “REBOOT” !

脚本家・映画監督の福田雄一が主催するコントユニット「U-1グランプリ」
の一環として、2014年に突如復活した伝説のコント集団ジョビジョバ。
これを機会に本格的に復活する模様。

主宰のマギーが語るところによると、「再起動」
もしかしたら、パーマネントな活動が継続する可能性もある。再起動第一弾は
「Keep On Monkeys」品川プリンスホテル・クラブexにて5月、ついにあの
ジョビジョバが復活する。

いろんな意味で、僕の中でジョビジョバを超える劇団は未だに存在しない
これは絶対に観たい! なんとかチケット取れないかなぁ・・・。

CUE DREAM JAM-BOREE 2016

鈴井貴之率いるCREATIVE OFFICE CUE2年に1度開催するビッグイベント、
「CUE DREAM JAM-BOREE」2016年開催版のBDディスクが届いたので、
さっそくチェック。

CDJオフィスキュー所属タレントが勢揃いするライブイベント。芝居だった
り音楽ライブだったり格闘技(^^;)だったりと、毎回ごった煮系なんでもアリ
のイベントなのだが、とにかく客が入る。イチ芸能事務所のイベントでここま
で客が入るのは、他に年末のジャニーズくらい。しかも舞台は北海道オンリー
彼の地でのCUEがどれだけ特別で重要なのか、凄くよく解る。

今回は2006年以来10年ぶりとなる大泉洋プロデュースで、テーマは「仲間」
TEAM NACSの2015年作品「悪童」“エピソード0″という構成は、NACSフ
リークが狂喜しそうなネタ。大泉脚本は歌あり笑いありのバラエティに富んだ
内容になる場合が多いのだが、何よりも妙に「泣ける」のがポイント。
・・・彼もまた天才だな、やっぱり。


注目は大泉洋作曲「手漕ぎボートは海をこえて」
鈴井&大泉のデュエット曲に加え、藤村・嬉野による感涙必至イメージ映像
バカならこれは絶対に観ておくべき。あと、この曲の特典映像も要チェック!

バカの仲間入りをしてずいぶん経つ僕だが、このイベントの映像を観ると本当
元気になる。高齢化の進むメンバー体力が心配だが、出来ることならこの
先も末永くこのイベントが観たい。戸次さん、そろそろ出番じゃないすか??

 

▼CUE DREAM JAM-BOREE 2016(Blu-ray)

喫茶ライフ

池袋・BOX in BOX THEATERにて、舞台「喫茶ライフ」を鑑賞。
言ってしまえば仲間内が出演する公演であり、多分に“付き合い”的な観劇になる、
と最初から覚悟していたのだけど・・・。

いや、すばらしかった
舞台転換の無いワンシーンシチュエーションにもかかわらず、75分全く退屈せず
舞台系に疎い僕だから、出演した女優・俳優は全く知らない人たちなのだけど、
各々の技量は凄まじく高度で、開始5分で完全に物語に引き込まれてしまった。

今回の舞台はいわゆる変則ダブルキャスト。主演の2名以外はBitterSweet
2チームで編成されており、本日はSweetチームの初日だったのだが、完成度の
高さはかなりのモノ。脚本も演出も全くイヤミが無くストレートだし、フワッ
とした感覚なのにちょっとホロッと来るストーリーも心地よい。予想を覆し、
本当に良い舞台を見せていただきました。感謝!

そして中村純猛
前回の舞台でその成長に舌を巻いたのだけど、今回は遂に「良作」に巡り会った
かも。普段の“カッコイイ”彼のイメージとかけ離れた“中年の三枚目”が妙に板に
ついており、劇中に全く不安を感じさせなかったのだから大したモノ。前回に引
き続き「間」の取り方がすばらしく、すっかり俳優らしい演技に。お見事です!

もちろん今回も中村くんを観に行ったワケなのだが、そういうのを抜きにしても
下手すればもう一度観たい、と感じさせてくれた舞台。Bitterチームの芝居も気
になるなぁ・・・。

この舞台、12月25日まで公演中。ちょっといい芝居を観たい方はぜひ!

参考:「喫茶ライフ」(OFFICIAL)

Le Tartuffe

劇団つばめ組・第13回公演「タルチェフ」を中野の劇場HOPEにて。
フランスのモリエール17世紀に発表した戯曲で、いわゆる古典と呼ばれる演目。
・・・こういうのはちょっと苦手(^^;)なのだけど、ちょっとした事情で観に行く事に。

古い戯曲を大胆にアレンジし、人情劇喜劇に持って行く、というアイデアは悪く
無い。脚本家も演出家もかなり頑張った、というのは非常に良く解るのだが、正直
もう一歩、という感じ。あそこまで壊すのなら、台詞ももっと短く解りやすくした
方が良かったかもしれない。

しかし、主人公タルチェフを演じた中村純猛は注目に値する。
主役なのに登場まで1時間(^^;)を要したのだが、彼が出て来てから急に芝居が動き
始めた。元フィギュアスケーターでしっかり踊れるし、ルックスが良く、動いてい
るだけで華やかなのは天性の資質。そして、いわゆる「芝居の間の取り方」がかな
本格的になってきた。台詞の前後に相手を一瞬見つめるクセがあるようなのだが、
その時の表情をシーンによってカッチリ変えて来るところが凄い。コレを天然でや
ってるのだとすれば、末恐ろしいかも・・・。

中村くん、急速成長中
ひょっとしたら、ここ1〜2年の間で大物俳優になっちゃうかも。マジで。