“HUMAN POWER STATION” passed away…

WWEオフィシャルサイトにて、“人間発電所”こと、ブルーノ・サンマルチノ
訃報が報じられた。死因は今のところ不明だが、ここ数ヶ月は体調を崩し、
療養中だった模様。享年82

60年代WWWF(当時)世界ヘビー級王者と言えば、イコールでサンマルチノ
の事を指す。僕のプロレス研究は小学生の頃に貪るように読んだ各種のプロ
レス入門から始まっているのだが、どの本にも例外無くサンマルチノのWWWF
王座奪取の試合が記載されていた。

正直言えば、僕は全盛期のサンマルチノのファイトを観た覚えが殆ど無い。
日テレの特集番組等で何度かジャイアント馬場と絡んだ試合を目撃した程度
であり、その時はなぜこの選手がそんなに人気があったのか、全く解らなか
った。しかし、いわゆる歴史系のサイト全盛期の写真などを見ると、とに
かく漂う大物感。↑↑のポーズ写真だけで、いかにサンマルチノが特別だった
のかが良く解る。

もしサンマルチノの存在が無かったら、現在のWWEは存在しなかった筈。
ニューヨーク・MSGという大会場で毎週のように1万人オーバーの観客を集
め、誰にでも解る単純明快なプロレスで大観衆を納得させる。つまり、今の
WWEのコンセプトと寸分違わぬプロレスを60年近く前に完成させた偉人
と言っても良いと思う。

親友の馬場さんは、既に入場を済ませている。
人間発電所東洋の巨人の決着戦は、アチラの世界で。僕が行く頃には、
これが定番カードになっている気がする。

人間発電所に、最大級のリスペクトを。

参考:WWE Hall of Famer Bruno Sammartino passes away(wwe.com)

護られなかった者たちへ

▼護られなかった者たちへ / 中山七里(Kindle版)

続けて中山七里作品。
この作家の作品、わりと良いペースで読んでいる筈なのだけど、まだまだ読
んでない作品多々。そんな中から、かなり新しめの作品をチョイスしてみた。

今回のキーワードは「生活保護」。最近では複数の芸人の身内不正受給
していたことで話題になった社会保障の一つで、この作品にも一瞬そのネタ
が登場する。だからと言って、笑うに笑えない。そういう種類の本である。

・・・この作品で描かれているような事態が今現在の日本の生活保護の実態だと
するのなら、もう本当にやり切れない。中山七里が想像だけで作品を構築す
るタイプの作家だとは思えないし、このネタを作品にする、ということは、
おそらく綿密な取材の上に成り立っているモノな気がする。だとするならば、
今の日本の何を信頼すればいいのか? そういうことを随時考えてしまうくら
いの問題提起作であることは間違い無い。

久しぶりに、本を読んであまりのやるせなさ涙した。フィクションとは言
え、こんなワケの解らない不幸はやっぱり許せない。ここまで犯人に肩入れ
して読んだミステリー、最近では無かった。

そして、この作品では中山七里の「どんでん返しの帝王」たる由縁が顕著。
終わってみればスッキリ納得出来るのだが、読んでいる途中では全く予想出
来ない結末を思いつくところがただただ凄い。

いわゆる「役人」。特に根性まで役人に染まってしまうような浅い連中には、
必ず読め、と過激に強制したくなる。役人が100人居たとして、その100人
を悪人と言う気は無いが、とにかく役人を攻撃したくなる。役人でなくとも、
暴力衝動を抑えられる人は読んでみて欲しい。是非。

これからの村田諒太と比嘉大吾

昨夜横浜アリーナで行われたボクシングWBA世界ミドル級選手権正規王座)。
正規王者の村田諒太に挑戦したのは、同級6位・イタリアのエマヌエーレ・ブラ
ンダムラ

テクニシャンの村田だが、序盤はブランダムラのに振り回され、パンチが当た
らない、という彼にしては珍しい展開。しかし中盤以降で型を見破ったようで、
その後はいつもの村田。「責め苦」のようなボクシングにブランダムラは付いて
行くことが出来ず、8ラウンド2分56秒、左フック村田のTKO勝ち。日本人の
ミドル級世界王者で、初めて「防衛1」を達成した。

・・・とはいえ、手放しで喜べない内容なのも間違いない。
ブランダムラもそれなりに良い選手だったが、この相手に8Rもかかるようでは、
到底スーパー王者・ゴロフキンのレベルには届かない。しかし、「ゴロフキンに
勝てるとすれば村田」なのも事実。もっともっと強くなって欲しい

そしてもう一つ、セミで行われた試合で比嘉大吾9RTKO負け
減量に失敗し、試合前にWBC世界フライ級タイトル剥奪された比嘉だから、
この試合の「負け」は当然。これ以上モヤモヤしなくて済んだのは本当に良かっ
たと思う。

比嘉も希有な選手であることは間違い無いが、体重維持が難しいのであれば早め
に上の階級に移動するべきだったのかも。おそらく比嘉であれば、スーパーフラ
イ級でも、その上のバンタム級でも結果を出せる気が。まだまだ巻き返せる!

圧力鍋でGO!

こないだのビーフシチューの件で、ちょっと料理に目覚めた感じが。
あの後改めていろいろなサイトでレシピを読んだのだが、問題はやっぱり
「煮込む時間」。まぁ、時間をかけてゆっくり煮込む、というのはこの料理
醍醐味でもあるワケだが、そこをもう少しサクッとやりたくなった。

で、入手したのが↑↑の圧力鍋
タマハシという会社の製品で、型番はLB-1573.2リットル(5合)の容量。
購入したのではなく、クレジットカードのポイントで交換したのだが、買う
6,000円以上するのね(^^;)。調理器具って結構するなぁ・・・。

まだ未使用の状態なのだが、コレがあればビーフシチューの煮込み時間が
30分くらいで済む。そして、自家製チャーシュー豚の角煮ボルシチなん
かも作れるらしいから、どこかでチャレンジしてみようかと。
・・・そんな時間あるのかなぁ、この先(^^;)。

月光のスティグマ

▼月光のスティグマ / 中山七里(Kindle版)

中山七里の作品は、読み始めるとハマりそうなドビュッシーシリーズを除い
あらかた読破したのだが、それでも残している作品がいくつかはある。
参考にするのはAmazon★の数で、評価が高いモノから読んでいたのだが、
何故かたまには「評判の良くない作品」に手を出してみよう、という気に。
で、チョイスしたのがコレなワケだが・・・。

・・・いや、普通に面白いですよ、コレ(^^;)。
確かに「帝王」とまで称される終盤のどんでん返しに関してはいつもより
い足りない感こそあるものの、スピード感の溢れる心情描写はやっぱりスリ
リング。ネタになっている2つの震災は実際に起こったモノで、その辺りは
多少心に引っかかるモノがあるのだが、決してソレを無駄にせず、キッチリ
したドラマを構築してくるのはさすが。

そして、かなりビックリしたのがいわゆる「濡れ場」の生々しさ。
ちょっとした官能小説よりもリアル淫靡なのは、元々この作家が持ってい
た資質なのだろうか? 少なくとも僕は初めてだったので、少々面食らいなが
ドキドキした(^^;)。他にもあるのかなぁ、こういうの。

結局、「人の評価」というのはつまり「他人の評価」
レビューに振り回されるのは良くないな、やっぱり(^^;)。