『針』 – stylus vol.2 –

#アナログ


PicKeringのカートリッジ「NP/AT・NP/AC」向けの交換針が届いた件に続き、
同じ日にアリエクに注文していたもう一つの交換針が届いた。

オーディオテクニカATN3600L互換の交換針。なんと2個1,500円
もちろんコレはもう一つのレコードプレーヤーテクニカ・AT-PL30で使用す
るためのモノ。PL30はカートリッジの交換が利かないタイプのプレーヤーなの
で、もし針が摩耗したら交換針を使用するしかない。しかし、純正の交換針は
3,500円。古い話で恐縮(^^;)だが、僕はPL30を5,000円ちょっとで購入して
いるので、針にそこまでかけるのはちょっと・・・という感じ。

ただ、前回のPicKering互換交換針の時に感じた絶望的な音の悪さを考えると、
コレにもちょと期待出来ない感じ。そしてこのプレーヤー、針交換作業が少し
めんどくさい(^^;)。すぐにでも試してみるべきなんだけど、う〜ん・・・。

・・・あ、この件はvol.3まで続きます(^^;)。

PIONEER A-X7

#プリメインアンプ


アナログレコードを聴くようになってから、やっぱりちゃんとしたアンプ
欲しくなった。現状、自室のオーディオ環境は4年前にかなり安価で購入した
AK35という中華製bluetooth対応AVアンプを中心に組み立てているのだが、
レコードが聴ける環境があるのなら、コレの再生だけでなく、録音が出来る
アンプがあればもっと便利。そういうワケでヤフオクを眺めていたところ、
過去にちょっと憧れていたモデルを発見してしまった。

プリメインアンプパイオニア A-X7
かつてパイオニアからリリースされていたシステムコンポ「Private」に組み
込まれていたアンプ。利点は本格的なアンプなのに小さいこと。

僕のオーディオラックの中には、SANSUI AU-D607F Extraという“名機”
されるアンプが鎮座しているのだが、コレは現在故障中。いつか点検・修理
に挑戦したいので、手放すつもりは無い。なので、場所を取らず、音質に対
して安心感のあるPrivateのアンプはベストチョイスである、と。

ただ、さすがにジャンク品を引くワケには行かない(^^;)。
なので、オークションに出ている古いオーディオ機器にありがち文言
“動作未確認”“通電のみ確認”が入っていたモノは却下。“音出し確認済”
の中から選んだのが↓↓コレ。落札価格はなんと1円(^^;)。送料が1,200円
かったが、動くのであればこんなラッキーなことは無い。

・・・完璧!
ボリューム類にガリは殆ど無く、心配していたレコードプレーヤーの音も
良好。AK35もそこそこ良い音を頑張って出してくれていたのだが、さすが
にパイオニアのアンプには太刀打ちが出来なかった(^^;)。

僕がアンプを欲しかった大きな理由が、このバランスコントロール。僕の
耳は職業病なのか、左右のバランスが少しオカシイ。AK35も含め、最近
売っている廉価アンプには何故かこのツマミが無いモノが多く、ちょっと
したストレスを感じていたのだが、これで解消できる。

しかし、外観に関してはちょっとアレ(^^;)。
肝心のPIONEERの旧ロゴ部分がちょっと欠けているのはやや残念(^^;)。
あと、底のゴム足4個のうち1個が無かった。コレは見えないから別にいい
んだけど(^^;)。

結線も粗方終わったし、カスタムテレビ台の下に無事に納まってくれた。
音楽聴く機会も増えるな、きっと。

『針』 – stylus -

#アナログ


アナログレコードプレーヤーをリペアした時にちょっと書いた件。
問題無く動くようになったプレーヤーだが、どんどん貴重になっていく消耗品
を、買える今のウチに手配しておくべき、と考えた。で・・・。

これまでアリエクで頼んだどれよりも小さな荷姿で到着したのが、↑↑この
交換針。メーカーやカートリッジによってもちろん種類が違うので、割と綿密
な下調べが必要。正直、対応商品を探すのに凄く苦労した。

僕の持っているカートリッジは、PicKeringピッカリング・ピカリング)の
NP/ATNP/AC。NP/ATに関しては購入から40年以上(!)が経過しており、
この針が寿命を迎えた20年くらい前に、交換針の代わりに後継機NP/AC
購入した。ちなみに針の規格全く同じで、2カートリッジで使い回せる。

当時、針・シェル付きカートリッジ12,000円くらいだった気が。
もちろんコレは現在では製造中止になっているハズで、まともな互換品の交換
針の価格は10,000円を余裕で超えてくる(^^;)。アリエクは検索が少し弱いの
か、なかなか対応の針がヒットしなかったのだが、ようやく見つけたのが↑↑
この商品。1本1,600円で購入したのだが・・・。

・・・びっくりするくらい音が悪い(^^;)。
もう少し精密に針圧調整をすれば少し違うのかもしれないが、20年選手の純正
と比較すれば、誰が聴いても「差」が解るハズ。いやぁ、コレはちょっと・・・。

取り敢えず聴ければイイ、という人なら文句無いかもしれないが、こういうの
を買う人はそもそも音に拘りはあると思う。なので、さすがにコレはオススメ
出来ません(^^;)。無理してもまともなモノを買った方が吉です、ええ。

レコードクリーナー液を調合してみた

#アナログ #薬局


プレーヤー2台復活したので、懐かしきEP盤ジャンク購入したのは以前の
エントリで書いた通り。レコードはハードオフに行くたびに漁っており、既に
30枚ほどのジャンクレコードを入手。本当の意味での『懐メロ』を聴いて楽し
んでいるのだが、これまた以前書いた通りジャンクEPは盤面が汚い場合が多い。
新しく入手したレコードクリーナーでサッと埃を落としてはいるのだが、それ
では済まない頑固な汚れも。アナログレコードを聴いていた時代は、もちろん
盤面用のスプレーを所持していたのだが、今はこのスプレーも非常に高価。
で、ネット検索をかけたところ、↓↓こういう方法があった。

コンタクトレンズの清掃などに使う精製水と、50%のイソプロピルアルコール
いわゆるIPAを、5:5の比率で混ぜ、スプレーボトル噴霧させて使用する。
IPAの比率を高くすればもっと汚れは落ちるのだけど、ビニールの盤面が溶けて
しまう可能性もあるらしいので、この比率は必須。本当はコレに少量の水滴防止
剤である『ドライウェル』を入れれば完璧らしいのだけど・・・。

効果は抜群。精製水と50%IPAは、併せても5〜600円程度で薬局で買える。
スプレーボトル100均で売っているので、当分の間はコレでレコードクリー
ニングは賄えるハズ。問題は、IPAに独特の「匂い」があること。僕はそんなに
気にならないけど、コレでコロナを思い出しちゃう人も居るかも・・・。

SR-F330レコードプレーヤー・ゴムベルト交換

#アナログ


アナログレコードプレヤーAurex SR-F330の件。
復活以来ジャンクでレコードを続々購入し、針を落としては楽しんでいるのだが、
やっぱりターンテーブル、特に33・1/3回転ピッチ最速にしてもやや遅い
というのが気になってしまう(^^;)。対処法ベルトの交換、と解っているのだが、
当然ながら純正部品はもうこの世に存在しない(^^;)し、調べても“SR-F330専用”
を銘打った代替品ほぼ見つからない。正確には、海外のサイトで専用とされて
いる部品があるにはあるのだが、ゴムベルト1本で3,000円以上、さらに送料も
別でかかる、とか言われると手が出せない。

そんな中、ヤフオクワケアリSR-F330を発見。もちろんジャンクだが、通電
ターンテーブルの回転確認済み。当然経年劣化しているハズで、コレを使っ
“汎用”ゴムベルトが使用出来るかどうか確認しよう、という作戦。ちなみに
価格は送料込みで2,500円くらい。手持ちのプレーヤーでは絶対に失敗出来ない
が、このジャンク品なら後悔しない。動けば儲けモンだし(^^;)。

・・・結果、ジャンク品でのベルトの交換は見事に成功
ちなみに、辛うじて出た(^^;)。メカニカルに難がありフルオートでは動か
ないが、マニュアルレコードを聴くことは可能。予備用としてしっかり梱包し、
倉庫で保管することにした。ラッキーだったのはオマケ扱いながら純正カート
リッジが付属していたこと。引越のドサクサで失くしちゃったので、コレは取り
外して交換針として使用するつもり。

ということで、実機でのベルト交換開始
まずはターンテーブル上のゴムマットを外し、プラッターと呼ばれる金属プレー
トを露出させる。ココには2カ所空間があるので、この中を見ながら手動で回転
モーターがある場所まで回す。

回転モーターからベルトを外す。爪楊枝的なモノで引っ張って外すとよろし。
程度の良いプレーヤーなら、コレを外すとゴムベルトがプラッターのリムに巻き
付くハズ。僕のプレーヤーは、外した瞬間に落ちた(^^;)。それだけゴムベルトが
伸びのびになっていた、ということ。切れていないだけマシだったかも。

ゴムベルトが外れたら、プラッターを垂直に持ち上げて取り外す
このプラッターは乗っているだけなので、単に持ち上げるだけでOK。いきな
り手持ちを修理したら、ココが一番緊張するところだったかも。

交換用のゴムベルトはAmazonで見つけたエスネット・SN-246-TG
円周62cmのタイプで、幅5mm厚さ1mm。円周に関しては、ジャンク品の
ゴムベルトを外した折に、ソレを二つ折りにして計測。計測結果は320mmで、
倍にすると64cmということになるのだが、伸びを考慮して62cmをチョイス。
結果的に正解だった。

逆の手順で新しいゴムベルトを取り付け、動作確認。回転は完全に安定し、ピッ
チコントロールノブのほぼ半分で45・33共に正しい速さになった。 SR-F330の
リペアはこれでほぼ完了。後は、一応交換針を手配したいところ。手持ちのカー
トリッジピッカリングNP/ATNP/AC、そして東芝純正の3つ。ATとACは
同じ針で使い回せるから、2つあれば・・・。あ、テクニカの針も手配しといた方が
いいかもしれない(^^;)。