King Of The Rumbling Spires

#ONGAKU-SENKA


『今日のiPod「POP」から流れた曲』
僕の暗黒時代に辛うじて「希望」を魅せてくれたメロディで、長い間僕の
テーマソングだった曲。

King Of The Rumbling Spires by Tyrannosaurus Rex.
マーク・ボラン率いるT-REX前身ユニットで、ギターを弾き語るマーク
と、これぞ「唯一無二」パーカッションスティーブ・ペリグリン・ト
ゥックのデュオ。

ティラノサウルス・レックスとしては後期の作品で、それまでのフォーク
調からガラリとスタイルをチェンジ、ファズのかかったエレキギターをか
き鳴らす、という変貌ぶり。本当の意味でのT-REXのプロトタイプであり、
この後世界を巻き込んで狂い咲きするマーク・ボランのとなった名曲。

曲も歌詞も悪く言えば単純だが、だからこそ溢れ出る深み
絶望の中に居た僕を確実に助けてくれた、恩人ならぬ『恩曲』。未だに
ちょっとだけ、元気になるんだよな、コレ聴くと。

▼Unicorn / Tyrannosaurus Rex

Overnight Success

#ONGAKU-SENKA


『今日のiPod「POP」から流れた曲』
昨日のカセットテープCM集の中にもあった曲で、文字通りCMのためだけ
に作られたモノの、そこから火が点いて大ヒットしちゃった曲

Overnight Success by Teri DeSario.
80年代の洋楽ヒットコンピレーションには殆ど収録されているくらい流行
った曲だが、基本的にはいわゆるBig in Japan系(^^;)。調べてみるとそれ
なりのキャリアのある人らしいが、僕も彼女の曲で知っているのはこの1曲
しか無い。

80年代を象徴するかのような「希望」に溢れた曲調に加え、日本人好みの
ノリの良さが前面に出ており、そりゃあヒットするな、という曲。この頃
はこの手の曲を敢えて聴こうとしなかった僕(^^;)だが、街中で普通に流れ
ていたメロディは、今もやっぱりちゃんと記憶に残っている。

Overnight Successかぁ・・・。
そんな風に思っていた時代が、僕にもあったんだね、きっと。

▼ナンバーワン80s ORICON ヒッツ / V.A

CF『CASETTE TAPE』

#Music Reference


↓↓、YouTubeのリコメンドに出ていたビデオ。

カセットテープのCMを集めたモノで、50分超の長尺映像なのだけど、
コレをなんとなく再生していたら、妙に引き込まれるモノが。

カセットはおそらく昭和末期、遅くとも平成の初期にはフェードアウト
の始まった商品だと思うのだが、それまでは各社の命綱とも言える主力
製品だったのは間違いなく、ドコも金のかけ方が半端無い。

その中でもやっぱりTDKのCMは群を抜いてカッコ良い。ビージーズ
スティービー・ワンダーを起用したモノはさながら芸術作品で、こうい
うのを観ると当時はやっぱりTDKの商品が欲しくなっていたのも腑に落
ちる。現実、僕の古いカセットはほぼTDKばかりだし。

まぁとにかく『録音メディア』に価値のあった頃が懐かしい。
普通の人でも4〜50本のカセットを所持していた時代がある、なんてこ
と、今の子たちは全くピンと来ないんだろうなぁ、きっと。というか、
知らなくていいのか、こんな世界があったことを。

Welcome To The Jungle

#ONGAKU-SENKA


『今日のiPod「POP」から流れた曲』
1980年代後半、やや勢いに陰りがあったHR/HM方面の人たちの前に突然
現れた「救世主」が、高らかに伝説の始まりを伝えた曲。

Welcome To The Jungle by Guns N’ Roses.
フロントマンのアクセル・ローズはハードロックのステレオタイプの様な
風貌をしており、歌唱もハイトーン+ガラガラのいわゆるアレ。この種の
音楽が苦手な人なら、普通は絶対に遠ざかるのだが・・・。

そういうのを凌駕して、この曲はただひたすらカッコ良かった
この頃の僕は本当にハードロックが苦手だったハズなのに、この曲は聴い
た瞬間に電撃が走り、すぐにレコード屋(^^;)に走ったほど。

それからずっとガンズ特別なバンドであり、僕の中でずっとカテゴリを
超え続けている。何度か活動休止期間こそ有るモノの、今も健在なガンズ。
僕は今も新譜を待ち続けている。

▼Appetite for Destruction / Guns N’ Roses

C’mon Everybody

#ONGAKU-SENKA


『今日のiPod「POP」から流れた曲』
オリジナルはエディ・コクランだが、我々の世代に強烈なインパクトを与え
てくれたのは、↓↓この『伝説』の人のパフォーマンス。

C’mon Everybody by Sid Vicious.
後期セックス・ピストルズのベーシストであり、パンクの象徴的な存在
でもある、シド・ビシャスのソロ曲。

後年、ジグジグ・スパトニック布袋寅泰もカバーした曲だが、彼らがイ
ンスパイアされたのはこのシドバージョンだったのはほぼ間違い無いかと。
歌も演奏もハッキリと稚拙であり、音楽的に注目すべき点はほぼ無いのだ
けど、シドが歌っている、というだけで国宝級の価値。今でも聴くと変に
元気が出るんだから、やはり彼もまた『天才』なのだと思う。

一度でもシドのパフォーマンスを生で観ることが出来ていたら、僕の人生
も少しは変わっていたのかもしれない。憧れるな、やっぱり。

▼Jack Boots & Dirty Looks /  Sid Vicious