ONE PIECE 106

#天才の夢


▼ONE PIECE 106 / 尾田栄一郎

ワンピース・106巻が遂に発売開始!
エッグヘッド篇序盤のクライマックスであり、ベガパンク”stella”登場。
大長編だったワノ国篇に比べると、展開が早くて逆に面食らう(^^;)。

コレを記念したPVがまた凄い。
コレ観た上で今一度読み返すことをおすすめしときます♪

しかし、ガープってカッコイイなぁ!

国際プロレス外伝

#IWE


▼国際プロレス外伝 / Gスピリッツ編集部

G SPIRITS MOOKでは3冊目となる国際プロレス書籍
今回の外伝は以前に出た「実録・国際プロレス」のスピンオフ的な位置づけで、
実録の方で掲載されなかった選手・関係者へのインタビューや評伝に加筆修正、
さらに書き下ろしまで加わった充実の内容「東京12チャンネル時代の国際プ
ロレス」とも併せた、カルト三部作最終刊(?)になると思う。

実録の時も驚いたが、この外伝も恐ろしいほどの(^^;)。
レイアウトは新書によくある二段組み、ページ数は500弱。文字数ももちろん
だが、執筆陣熱量もまた凄まじく、情念に溢れたすばらしい作品に昇華して
いるところが凄い。

今作のポイントは、故・ラッシャー木村さんの次男である木村宏さんがインタ
ビューを受け、内側から見た「プロレスラー・ラッシャー木村」について語っ
てくれていること。国際プロレスという団体に於いて、最重要人物と言っても
過言の無い木村さんというファクターが、前2作まででは圧倒的に足りなかっ
たのだが、ようやく最後のピースがハマった感。一般人であるにも関わらず、
Gスピリッツのロングインタビューに対応していただいた木村さんには、心の
底から感謝をお伝えしたい。

あとはアポロ菅原・高杉正彦パイオニア戦志ご両名のインタビューも必読。
あのプロレスバカこと剛竜馬のダメっぷりを忌憚なく語る二人が、良い意味
でも悪い意味でも微笑ましい。伝説の嫌われ者こと、グレート草津には及ば
ないが、も人望無いなぁ(^^;)、と改めて感じた。

読み終わってから確認したのだが、ご存命の方が本当に少なくなった。
何年かに一度くらいのペースで販売される国際プロレス関連書籍だが、語り
部が誰も居なくなってしまったら、それすら潰えてしまう。団体崩壊から何
年経とうが、当時のことを雄弁に語ってくれるマイティ井上氏高杉正彦氏
には、少しでも長く生きて欲しい、と思う。

やっぱりいいなぁ、国際

裏家電

#量販店


▼裏家電 / 嶋戸悠祐(Kindle版)

Kindle Unlimited × 講談社フェア作品からのチョイス。
三才ブックスとか晋遊社とかから出てるちょっと怪しいMOOKと勘違い
しそうなタイトルだが、なんとコレはミステリー小説嶋戸悠祐という
作家は当然初めて。

舞台は地方によくありがちな大規模家電量販店
地域密着型『街の電器屋さん』の一人娘、事故で仕事の出来なくなった
父親の店を再開するため、高校卒業後に量販店での修行を決意。業界で
No.1のカスタマーサービスを謳う量販に入社したが、実際の店の方向性
は真逆の利益至上主義上司係長と真っ向から対立しながらも、顧客
第一主義を貫こうとする。一方、その係長の方にも大きな問題があって
・・・という内容。

まず、量販という難しいを素材でちゃんとミステリーを組み上げた技術
は素直に凄い、と思う。冒頭で主役だと思われたキャラが早々に脱落し
たのには唖然としたが、店舗運営の実態が明らかになって行くに連れて
緊張感が溢れてくる。トリック荒唐無稽ではあるのだが、納得出来な
い程では無い。はぁ、そう来たか!と思わず感心してしまった。

ただまぁ・・・。
2022年リリースの作品と考えると、さすがに状況設定リアリティが
無い気がする。僕は『街の電器屋さん』を否定しないし、今も時折お世
話になっているのだが、おおよそは“工事”が絡む時。例えば照明のスイ
ッチがバカになった、とか、コンセントから火花が吹いて使えなくなっ
た、とか。通常の家電商品は量販やネットでとにかく価格が安く、自分
の希望にあった機能があるモノを自らチョイスする。当然、販売店に対
してサポートは殆ど求めない

この状況は最近に始まった事ではなく、30年以上前からそうしている。
ここ最近は小売りを中心とした『街の電器屋さん』を殆ど見掛けないこ
とを考えると、状況設定にちょっと無理があった気がする。

単純に、風変わりなミステリーとして楽しむのが
心情描写は見事なレベルなので、機会があれば他の作品も読んでみたい。
他の著作を調べると、どうやら得意なのはイヤミスらしいんだけど・・・。

講談社×Unlimited

#Kindle


新刊書籍及びマンガ、そしてプロレス本を数冊読み終わってしまったので、
いつものようにKindle Unlimited繋ぎを探そうとしていたら、ちょっと
興味深いフェアの開催を発見。

『講談社の小説・ラノベ1,300点以上読み放題』
取り敢えず信頼の講談社、最近ではUnlimited扱いの書籍類にも有名作家
作品が増えてきたので、コレはかなりのチャンス。とにかく1,300冊のうち、
前半1/3程度までを確認し、10冊くらいを選んでみた。

最近は多少だがラノベへの耐性も出来てきたので、面白そうなタイトル
モノがあれば読んでみてもいいかも。まぁ、今のところ無いんだけど(^^;)。

新日本プロレス50年物語③

#奇跡


▼新日本プロレス50年物語 第3巻 V字回復期 /  岡本佑介

新日本プロレス50周年記念本3冊目・最終巻
現役東スポ記者にして帝国の広報官(^^;)、の岡本記者の執筆となる。
タイムラインは2009年から2022年。つい最近までの記録、なのだが。

・・・もしかすると、僕はこの時代の新日本プロレスがいちばん好きなのか
もしれない、と思った。暗黒のゼロ年代、K-1やPRIDEなどの格闘技興行
に押され、極一部の選手を除いてそういう場で「新日本の強さ」を証明す
ることも出来ない。プロレス内部に目を向けてみても、当時のファンから
絶大な支持を受けていた三沢率いるNOAHに煮え湯を呑まされ続ける。
ああ、もう新日本は終わるんだな、とか思っていたのだけど・・・。

新日本には、棚橋弘至中邑真輔が居た。
特に全方位でひたむきに頑張る棚橋の姿はあまりにも印象的。少ない観客
を前に全力ファイトを魅せ、どんなに辛くとも笑顔を絶やさない。そんな
絶望的とも言える勝負から逃げない棚橋が気になり、僕はまた会場に足を
運ぶようになった。そこから表題通り、奇跡のV字回復を成し遂げてしま
った新日本プロレス。もし、この時期に棚橋弘至という存在が無かったら、
僕はプロレス自体から離れていた可能性すらある。もの凄く失礼な言い方
かもしれないが、棚橋の出現で「強さ」を必要としないプロレスも全然ア
リになった。

僕にとってこの3巻は、非常に優秀で努力を怠らない誇るべき「息子」
ちの成功譚棚橋・中邑・真壁の3選手には、僕をプロレスに留めてくれ
てありがとう、と心からお礼を言いたい。後藤はまぁ・・・。

そして、岡本記者表現力にも脱帽。
こんなドラマチックな文章、書け!と言われて書けるモノでは無い、と
思う。読後感はちょっとした長編小説。それも、傑作のレベルである。

全三巻、それぞれ読み応えタップリでした。
何年かしたら読み返しちゃうだろうなぁ、きっと。