WRESTLE KINGDOM 12 in TOKYO DOME

新日本プロレス東京ドーム大会「WRESTLE KINGDOM 12 in TOKYO DOME」
今年は前日まで行くことを考えていたのだが、結局自宅でライブ観戦。16時
開始のニュージャパンランボーからメインまで、6時間以上(!)の長丁場。
今回は印象に残る試合がとても多かったので、それぞれカンタンに。

▼スペシャルシングルマッチ:飯伏幸太vsCody

自ら好んでダークサイドを歩き続ける飯伏が、対極の立場の元WWE・Cody
と一騎打ち。ちょっと心配していたのだが、これがなかなか噛み合った、手
に汗握る展開に。最後は“らしさ”を爆発させ、フェニックス・スプラッシュ
まで繰り出した飯伏の快勝だったが、受けて魅せたCodyも大したモノ。
今年の飯伏は、他に目もくれずに新日本マット1本に絞るべき。そろそろ、
王者になるべきだと思う。

▼IWGPジュニアヘビー級選手権:FATAL 4WAY MATCH

王者マーティ・スカルに、ウィル・オスプレイ、KUSHIDA、高橋ヒロム
挑んだ4WAY戦。正直、アトラクションの域を出ない試合になると思っていた
のだが。これが究極の名勝負。これまでXway形式の試合はいくつも観てきた
けど、そのどれもを上回る白熱の展開に終始。乱戦を制したのはオスプレイ
ったが、誰が勝っても全く問題の無い、極上の試合だった。拍手!

▼IWGPインターコンチネンタル選手権:棚橋弘至vsジェイ・ホワイト

病み上がりの王者・棚橋に挑んだのは、凱旋帰国のジェイ・ホワイト
ジェイ、雰囲気のある良い選手になったのは認めるが、それでもまだ王座戦戦
は早かったかもしれない。結果、棚橋が無事に防衛を果たした。
ただ、タナはもっとちゃんと休まなくてはならない気がする。右足は完治し
ていないのがあからさまだし、その所為か身体もピリッとしない出来。
できるなら、もっと棚橋らしい試合が見たい。タナがコンディションを取り
戻せるのなら、僕はいくらでも待つ覚悟が出来ているのだから。

▼IWGP USヘビー級選手権:ケニー・オメガvsクリス・ジェリコ

いやぁ、やっぱりジェリコって凄いや・・・と再確認した試合。
世界中から注目を集めていた試合だが、今やベテランの域に居るジェリコが
全盛期のケニーにどこまで肉薄出来るかがポイントだと思っていたけど、
事実は全く逆。始終ジェリコがペースを握り、途中から王座交代まである気
がしてきちゃったんだから凄い。結果こそ大方の予想通りケニーの防衛だっ
たが、主役は完全にY2J・クリス・ジェリコ圧巻の試合だった。

▼IWGPヘビー級選手権:オカダ・カズチカvs内藤哲也

ケニーvsジェリコの余韻が収まらず、ややフワフワしていたドームを、キッ
チリ自分たちの試合で取り戻したオカダ&内藤。昨年は間違い無く内藤の年
であり、今回は新チャンピオンの誕生を期待したのだが・・・。

もちろん内藤にチャンスは多々あった。
しかし今回は、終盤に↑↑この表情を魅せたオカダが、意地の防衛を果たす。
この顔を魅せつけられたら、もう黙るより他は無い。ドームのメインに相応
しい、すばらしい試合だったが、内藤は無念の惜敗。

状況的にはまさかの結果だったのだが、考えてみれたらコレで良かったのかも。
オカダはもう立派な王者だし、内藤がソレに勝るとも劣らないポテンシャル
秘めているのも公然の事実。コレが新日本の今の2枚看板強力だなぁ・・・。

今年のおみくじは文句無く「大吉」で良いと思う。
ただ、6時間以上の興行はさすがにちょっと疲れるかも(^^;)。来年は1〜2試合
減らしてよい気がします(^^;)。

さぁ、ようやく年越し完了。明日からまた頑張ろう!