#BOSJFinal
新日本プロレス『ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア29』決勝、武道館
大会生中継をCSテレ朝チャンネルにて。
決勝は高橋ヒロム vs エル・デスペラード。
2年前の決勝と同一、ある意味鉄板のカードだが、ハードルは上がっている。
まず、前回のシングルが「究極の名勝負」であったこと、そしてデスペの格
があの試合を機にヒロムと同じかそれ以上のところまで上がったこと。そう
いう意味で、内容が問われる試合。
前半はかなりじっくりした展開。かつての新日本プロレスの王道のような
せめぎ合いだが、観る方にある程度の観戦キャリアが無いとちょっと厳し
い気が。これはちょっとヤバいなぁ、と思ったのだが・・・。
中盤から後半にかけての削り合いが凄まじいレベル。
おそらく二人はあえて前半と対比させることを狙ったのだと思うのだが、
その狙いは正にドンピシャ。二人とも、なんと凄い選手になったことか・・・。
お互いにフィニッシャーを出し合い、更にロコモノ(パンチ)まで交歓。
気が付いたら30分が経過しており、その時はもう画面から一瞬たりとも
目が離せない状態に。
最後はヒロムが新技のタイムボム2.5を決め、完璧な3カウント。
ヒロムはどちらもBOSJ史上初となる4度目の優勝と三連覇を達成した。
今回はデスペが行く、と思っていた僕なので、コレは嬉しい誤算。
藤波辰爾と並んでも全く格落ちしないヒロムを、本当に頼もしく思った。
こうなったら、ヒロムにはさらに前人未踏を2つ達成して欲しい。一つは
ジュニア王者のままヘビー級王者になること、もう一つは東京ドームの
メインをジュニアの試合にすること。高橋ヒロムは、ソレをやるのに相
応しい選手となったのだから。