LIVE BOXING 5

#天心に対する不安


Prime Video Presents LIVE BOXING 5
今回は寺地拳四朗二団体統一ライトフライ級選手権メイン中谷潤人
WBO世界スーパーフライ級選手権セミ前。つまり、二つの世界戦に挟
まれる形で、那須川天心のノンタイトル戦が組まれた、ということ。

天心の国際式転向第二戦は、メキシコ国内王者ルイス・グスマン
二戦目で8回戦、対戦相手はタイトルホルダー。かなりの特別扱いなのは
明白で、いかに天心が注目されているか解るのだが・・・。

結果だけ言えば、終始相手を支配した上、二度のダウンを奪って完勝
だが、観客が天心に求めるのは文句の無いKO。キックの試合ではずっと
高いKO率を誇っていた上に、おおよそをパンチで倒していたのだから、
国際式で相手を倒しきれないのはさすがに・・・。

セミ前・セミと判定が続いたが、メイン拳四朗がしっかりKO勝ち
井上尚弥ももちろんだが、メインを務められる選手は肝心なところでKO
出来る技量を確実に持っている。

天心に期待されているのは、尚弥や拳四朗のような絶対王者感
であるのなら『KO出来る試合』を常時出来るようにならないと、アタマ
打ちになってしまう可能性もある。

那須川天心は、いつまでも「特別な格闘家」であって欲しい。
まずはすっきりしたKO勝利を。全てはそこからだな、きっと。