UFC203・CMパンクは・・・

ネットでもう結果を知ってしまったのだが・・・。
人生初のMMAにチャレンジした元WWE王者CMパンクは、UFC203で行われた
ミッキー・ガルとのデビュー戦に完敗した模様。

総合格闘技の世界が甘くないことは理解していたのだが、改めてショック。
映像での確認は17日のFOXでのオンエアを待たなければならない。一応録画予約
は入れてあるのだが、果たして観るかどうか・・・。

しかし、パンクには持って生まれたカリスマ性がある。
まだデビュー戦、次戦以降にきっとチャンスはあると思う。CMパンクがUFCで
勝ち名乗りを上げる姿を、必ず観たい! それまで、僕は待つ!

CWC #09

「WWE CRUISERWEIGHT CLASSIC」9週目
準々決勝の残り2試合をオンエアし、来週の配信はライブ準決勝・決勝
先週準決勝にコマを進めたのは飯伏幸太グラン・メタリックの2人だったのだ
が、果たして今週は?? オンエア順にて。

▼ 〇ザック・セイバーJr.(変形チキンウィング)ノーム・ダー×

こちらのブロックでは観客の期待値がいちばん高かったザックが、同じ欧州・
スコットランド出身のノーム・ダーと準々決勝。ランカシャースタイルの攻防
が期待されたが、実際のところは・・・。

ハッキリ言えば、プロレスラーとしてのレベルにちょっと差があったかも。
ダーに関してはトーナメントの組み合わせに恵まれての準決勝進出と言えなく
もない状況であり、試合の主導権は全般に渡ってザック。安心して観ていられ
る試合。

ただしダーも必死でザックを追い込み、一時はあわや!という場面も作った。
トーナメントの早い段階でもう少し良い選手と当たっていれば、評価は違った
モノになったと思う。ダーにとってはベストマッチだったが、最後はもの凄く
痛そうなチキンウィングザック完勝。準決勝進出!

▼ 〇T.J パーキンス(リバース足四の字固め)リッチ・スワン×

準々決勝屈指の好カードと目されたのがこの試合。TJリッチWWN系の
EVOLVEDGUSAで何度も試合をしている筈。昨年、サンノゼで観たEVOLVE
の大会でも、この2人は絡んでいた気がする。正に鉄板カード、の筈が・・・。

前半は期待通りの展開。両者共に「今風」のプロレスラーのステレオタイプで
あり、動きが速く、打撃の当たりがキツいファイトを展開。特にTJのグラウン
ドへの入り方は新日本の香りがプンプン。アンダーソンダニエルソン中邑
と一緒に練習したLA道場のキャリアは伊達では無い。

良い試合だったのだが、リッチが場外への450°スプラッシュをTJにかわされ、
コレを着地で回避したあたりから雲行きがおかしくなってきた。リッチ、空足
を踏んだ状態で左足を負傷した模様。跳び技が思うように出ないリッチは最早
TJの敵では無く、最後は得意のリバースフィギュア4でTJ勝利。

リッチはいつも大事なところで怪我するなぁ・・・。
そういえば昨年もEVOLVEで負傷し、翌日のWrestleconへの出場が無くなった。
ライガーとのタッグだったので本当に勿体なかった。本人とちょっと話をした
のだが、やたら悲しそうな顔をしてたのを思い出す。リッチ、残念・・・。

準決勝のカードは、グラン・メタリックvsザック・セイバーJr.飯伏幸太vs
T.J パーキンスに決定。残ったメンツは新日系が3人(飯伏・メタリック・TJ)、
NOAHが1人(ザック)。そう考えると、日本でやるべきだったと思うのだよ、
CWC(^^;)。

予想は決勝が飯伏vsザック、優勝は飯伏。ただ、準決勝の飯伏vsTJは大注目。
いよいよ来週シーズンファイナル。どうなる???!

CWC #08

「WWE CRUISERWEIGHT CLASSIC」8週目
今週から準々決勝なのだが、準決勝・決勝10週目でライブ放送が決まってい
るため、2試合ずつを2週に渡って放送、ということになる。
今週は日本勢2名が登場。というか、4人が4人とも「日本」の香りが色濃い。
オンエア順にて。

▼ 〇グラン・メタリック(ドラダ・スクリュードライバー)戸澤陽×

ドラゴンゲート所属の戸澤が、元新日本所属のマスカラ・ドラダことメタリック
と闘う準々決勝第1試合。この2人がこの大事な場面でどんな試合をしたかと言う
と、起承転結のハッキリした重厚な試合を選択した模様。

とは言っても、要所々々で戸澤は叫び、ドラダは跳ぶ、という両者の持ち味を
発揮する場面も多々。徐々に激しくなる攻防に、場内から「Fight Forever」
チャントが。

どちらが勝ってもおかしくない好勝負だったが、最後は戸澤のパッケージジャー
マンを封じ、スクリュードライバーで切り返したドラダの勝利。我らのアミーゴ
が、CWC準決勝へ堂々進出!

▼ 〇飯伏幸太(シットダウン式ラストライド)ブライアン・ケンドリック×

優勝候補筆頭飯伏の前に立ったのは、ベテランケンドリック。ケンドリック
は日本のファンにはスパンキーという名の方が通りが良い、元アイドルレスラー
これは飯伏の楽勝かな、と思っていたら・・・。

とにかくスパンキーが老獪。リング下へのエスケープを繰り返し、リングアウト
を狙う、という昔ながらのプロレスを展開。そして飯伏のハードな打撃に対する
受けっぷりも良い。フィニッシャーは鈴木みのる「逆落とし→フェースロック」
で、コレが決まった時は一瞬大番狂わせが起こったと思った程。

しかし、スパンキーの上手い攻めを凌ぎきった飯伏が、伝家の宝刀・シットダウ
ン式ラストライドを豪快に決め、見事に準決勝進出。ただただ強いな飯伏は。

・・・試合後、満場から「Thank You Brian」の大チャント。
大泣きしながらリングに上がり、スパンキーを抱きしめるブライアン・ダニエル
ソンの姿を見て、ちょっと貰い泣きしてしまった。

来週はザックvsダー、そしてリッチvsTJ
ザックは当然勝つだろうけど、リッチとTJは全く予想が付かない。果たして・・・。

CWC #07

「WWE CRUISERWEIGHT CLASSIC」7週目
トーナメント二回戦の残り3試合を一挙に放送する日だが、この3試合がどれも
大当たりな内容。今週もオンエア順でレビューをば。

▼ 〇リッチ・スワン(フェニックススプラッシュ)リンセ・ドラド×

注目のリッチがプエルトリコのリンセ・ドラドと対戦。
リンセはプエルトリコ出身だが、基本は米国インディー系のChikaraEvolve
で試合をしているらしい。同じフィールドに居たリッチとは手が合う筈、と思っ
て観ていたら、まぁこれが非常にスイングした良い試合。

両者共にいわゆるルチャ系の動きから入って行くのだが、なかなか受け身を取ら
ない(^^;)。先に背中を付けたら負け、みたいなルールの試合を観ているようで
面白かった。

最後は地力に勝るリッチが不死鳥スプラッシュを決めて勝利したが、リンセも
どんどん観たい選手。何年か前に大阪プロレスに参加したらしいのだが、WWE
からオファーが無ければ新日本ドラゲーあたりに来れないだろうか?

▼ 〇ザック・セイバーJr.(ヨーロピアンクラッチ)ドリュー・グラック×

意外にも試合前半のペースを握ったのはグラック
デスマッチ系の選手、ということしか知らなかったのだが、なかなかどうしての
グラウンドテクニック。合間に強烈な打撃を入れて来るところに感心した。

しかし、ザックテクニックはやはり2〜3歩上を行った模様。
寝技と切り返しの攻防だけで、すれっからしのCWCオーディエンスを唸らせてし
まうのだから、その所業は完全に芸術の域。

最後もグラックの必殺技、胴締めドラゴンスリーパーを完璧な欧州式エビ固め
切り返し、完全な3カウント。敗戦でアタマを抱えたグラックの表情が印象的。
・・・グラックも日本に来て欲しいけど、契約しちゃうだろうなぁ、きっと(^^;)。

▼ 〇T.J パーキンス(リバース足四の字固め)ジョニー・ガルガノ×

二回戦最後のカードは元PUMATJと、NXT現役ファイターガルガノ
内容が計算出来るくらい鉄板なカードだと思っていたが、その予想を完全に上回
って来たのだから、2人とも只者では無い

言葉で表現するならば、「いちばん良い時期のTNA X-DIVISIONマッチ」
身体能力が高く、跳び技も投げ技も固め技も正確な2人が、終始同じスピードで
タフマッチを繰り広げるのだから、コレが面白く無いワケが無い。

両者共に優勝候補とされていたのだが、明暗を分けたのはガルガノの負傷
テイクオーバーブルックリンNXTタッグタイトルマッチで負った足の怪我は、
深刻とは言わないまでも酷かった模様。それさえ無ければ、本当にどちらが勝つ
か解らない、超ハイレベルな試合だったと思う。

負傷箇所を的確に攻めたTJの勝利。やっぱりTJの関節技新日本の香りがある。
本当はザックとのシングルが観たかったんだけどなぁ・・・。

これにてベスト16の試合も全終了。準々決勝のカードは以下の通りとなる。

■飯伏幸太 vs ブライアン・ケンドリック
■T.J パーキンス vs リッチ・スワン

□戸澤陽 vs グラン・メタリック
□ザック・セイバーJr. vs ノーム・ダー

勝ち上がり予想は飯伏・リッチ・メタリック・ザック。希望的観測としては、
飯伏vsザックの決勝戦が観たい。WWEイベント大メイン新日vsNOAHになっ
たら、もう最高なのだけど。

Finn Bálor “WWE UNIVERSAL CHAMPION”

3日間プロレスの話題連続。それもしょうがない。結構な“大番狂わせ”が起こ
ったのだから。ただし、この番狂わせは完全に「良い方」なのでご安心あれ。

WWEの4大PPVの一つ、WWE SUMMERSLAM 2016がニューヨーク州ブルッ
クリンで行われた。新設のWWEユニバーサル王座決定戦のリングに上がった
のは、昨年までWWE王者だったセス・ロリンズと、元NXT王者で先日のドラ
フトで昇格したばかりのフィン・ベイラーWWEでの実績から言って、セス
の勝利は動かないと思っていたのだが・・・。

大熱闘を征したのは、なんとフィン・ベイラー!!
つまり、元IWGPジュニアヘビー級王者にしてBULLET CLUBの創始者だった
我らがプリンス・デヴィットが、RAWNo.1になった、ということ。

前日の中邑真輔の快挙に続き、WWEの本枠でいきなりトップ。世界最大の
団体の3本の看板タイトルのうち、2本を元新日勢が持っている、っつーのは、
単純に嬉しい。

デヴィットなら、初代王者の重責を充分に果たせる筈。BULLET CLUBもオリ
ジナルで復活する可能性も。いやぁ、来週から久々にRAW毎週見ようかな!!

追記:
どうやらサマースラムのタイトルマッチでベイラーは左肩負傷・・・。
しかも、完治まで半年近くかかるらしく、せっかく取ったタイトルは返上・・・。
無念!