映画「君の膵臓をたべたい」

最近、わりと長い時間飛行機の乗る場合でも、大抵は本を読む寝るかを
選択してしまいがち。が、昨夜のフライトで久しぶりに映画を続けて2本
観てしまったので、そのうちの1つについて感想を。

タイトル、「君の膵臓をたべたい」。
最新公開ということではなく、少し前の映画。ジャンルで言えば青春恋愛
モノ邦画で、普段の僕ならまぁまず観ない(^^;)。なんでコレに気が向い
ちゃったのかは謎のままなのだけど・・・。

住野よるの原作は随分前に読んだ。恋愛小説もそれ程得意では無い僕が、
思いっきり泣かされた作品として心に残っているのだが、映画版の構成も
なかなかのモノ。ストーリーを知っているにも関わらず、ラストまでの切
なく悲しい展開にやたら心が盛り上がる。結果、小説を読んだ後と同じよ
うに号泣してしまったのだから、大成功と言って良い映画化だと思う。

注目はやっぱり主人公の一人・山内桜良を演じた浜辺美波の屈託の全く無
可憐さ。この子以外が桜良を演じたら、と考えると、ちょっとだけゾッ
としてしまう程のインパクト。最近はTVドラマにもちょくちょく出演して
いるので、これから先はしっかりチェックしとこう、という気になった。

・・・泣いちゃうとはなぁ(^^;)。
もう1本観た映画もそこそこ面白かったので、コレも近いうちに。

Jurassic World:Fallen Kingdom

『ジュラシック・ワールド 炎の王国』、シネマイクスピアリ。

25年前に公開された「ジュラシック・パーク」の第一作以来、僕の中で
は本当に特別な映画スピルバーグがメガホンを取ることを知った段階
でまずマイケル・クライトン原作を一気に読み、有楽町日劇前売り
指定席を取り、最初から最後まで口をアングリ開けた状態で画面に見
入った。

以降、続編は全て劇場鑑賞。作品によっては複数回映画館へ
もちろんDVDも全て購入し、これまでの4作はもう何十回・・・いや、ヘタ
すれば100回以上観ているハズ。だからもちろん、今回の新作もかなり
期待してレイトショーに足を運んだのだが・・・。

・・・もしかしたら、これまで観た映画の中で「最高」かもしれない。
驚異的なCG特撮はもちろん、これまでの歴史がキッチリ凝縮された
ストーリー。さらにこの作品、驚いたことにいろいろな「愛」に溢れ
ているのが凄い。

特に、今回の“主役”と言って過言の無い最高のラプトル・ブルーと、
彼女を見事に調教して最高の絆を築いたオーエンとの物語は、思わず涙
を流してしまうくらいすばらしい。

この作品、おそらく全てのバージョンで3回以上は観に行くことになる。
25年以上僕を魅了し続けた映画が、25年目にして最高の幸せを提示して
くれた。スピルバーグと故マイケル・クライトンに、同じく最高の感謝を。
・・・これが、映画だ

Solo: A Star Wars Story

「ハン・ソロ / スター・ウォーズ・ストーリー」、シネマイクスピアリ。
SAGAスピンオフとしては待望とも言える、若きハン・ソロの活躍を描
いた作品。

SAGAの主要登場人物の中でも抜きん出た人気を誇るハン・ソロだが、
そのルーツはこれまでわりとベールに包まれていた。そんなハンの出自や
相棒であるチュー・バッカとの出会い、男子永遠の憧れのミレニアム・フ
ァルコン号の入手経路など、これまでのストーリーの「核」とも言える
エピソードが多々。SAGAマニアなら確実に押さえておくべき映画である。

・・・ただ、事前の期待値がやたら高かった所為か、ストーリーがやや淡々
としていた感は否めず。それでもラスト付近で登場したSAGA史上に残る
キング・オブ・チョイ役だと思われたあの男が、再び登場したシーンには
度肝を抜かれた。終わってから時系列を確認しちゃったよ、思わず(^^;)。

ともかく、フル4Kで製作された映像はスター・ウォーズの冠を載せるべ
き作品。繰り返しになるが、SAGAマニアは確実に観るべし!

RAMPAGE

「ランペイジ 巨獣大乱闘」をイクスピアリにて。
ジュマンジを観に行った時に予告が流れ、その段階で絶対に早いうちに
観よう、と決めていた映画。

ロック様ことドゥエイン・ジョンソン主演。
元々はアメリカの人気アーケードゲームが原作で、遺伝子実験の失敗を受
けたオオカミワニ、そして保護区の人気者だったシルバーバックゴリラ
巨大化。その上で凶暴になり、シカゴの街を破壊しまくる、という、実
B級テイストに溢れた作品。

・・・いやぁ、思った以上にすばらしかった!
巨大ゴリラのCGは秀逸な上に迫力満点であり、説得力抜群。ゴリラに力を
入れすぎたのか、オオカミとワニのCGはややおざなり(^^;)ではあったが、
それでもハリウッドらしい迫力を充分に感じたのだから凄い。迫力だけで
なく、ストーリーもなかなかのモノで、オーラスは号泣しちゃいましたよ、
この映画で(^^;)。

そして、久しぶりにロック「プロレス」を観た気がした。
台詞回しがWWE・ピープルズチャンピオン時代そのままだし、怪獣のよう
なオオカミ&ワニに向かっていく表情は正しく「ザ・ロック」の姿。そして
ラストにベビーターンしたゴリラ・ジョージとのタッグは最高に魅力的で、
あのロックンソッココネクションを観た時と同じくらいの高揚感。映画館に
居るにも関わらず、フィニッシュ前には少し大きな声を出してしまった。

ロックは出演だけでなく、製作総指揮にも名を連ねている。
好きなんだろうなぁ、こういう勧善懲悪のアクション映画(^^;)。紛れもな
くB級だけど、その中では最上級。終わらないうちに劇場で観ることをオス
スメしときます!

傑作の予感!「パパはわるものチャンピオン」

新日本プロレス・棚橋弘至主演映画「パパはわるものチャンピオン」の公開日
が、2018年9月21日に決定。もしかしたら単館系かもしれない、と予想して
いたのだが、なんと全国ロードショーに。

確かに、他のキャストもやたら豪華。木村佳乃仲里依紗に加え、寺脇康文
大谷亮平、そして我らが大泉洋さんも出演するのだから、そりゃあ全国扱いに
なるだろう。そんな状況で主役を務めるのが棚橋弘至。コレは凄い賭けだなぁ、
と正直思っていたのだが・・・。

・・・いや、もしかしたらこの映画、「傑作」の評価を受けるかも。
タナ存在感が他の有名俳優陣に全く引けを取っていないし、表情が本当に
すばらしい。そしてこの予告動画を観た段階で、大粒の涙をこぼしてしまった。

コレはプロレスファンとしても映画ファンとしても、絶対に観に行くべき映画
このマスク、映画館で販売しないかなぁ・・・。

参考:棚橋弘至主演映画!『パパはわるものチャンピオン』(OFFICIAL)

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