INOUE vs AKHMADALIEV

#THE BOXER


名古屋・IGアリーナで行われた世界スーパーバンタム級四団体統一王座戦
王者井上尚弥に挑んだのは、ムロジョン・アフマダリエフ。井上尚弥自身が
「キャリア最強の難敵」とし、「確実に勝ちに行く」と事前に宣言を出してし
まった程の挑戦者。僕自身もこの王者の発言を受け、予習をしてしまうくらい
緊張していた試合なのだが・・・。

今回は仕事が入っていたため、打ち合わせをしながらタブレットで観戦(^^;)。
1Rから3Rまでは、打ち合わせをしながらもかなり気にして観ていたのだけど、
4R以降は正直流し見状態に。何故ならば・・・。

レベルが、違いすぎる
いつもよりややガードを固め、アウトボクシングヒット&アウェイを繰り返
すモンスターに対し、殆ど何もさせて貰えない五輪メダリスト。ここまで尚弥
は常に相手を倒しに行くボクシングを心がけ、派手なKOを多々魅せてくれてい
たのだが、それはあくまでファンサービスだったのでは?とすら思った。

井上尚弥がKOを狙わず、テクニカルなボクシングに徹すれば、それは本当の
意味で「無敵」となることが証明された。そして、そういう玄人好みのファイ
トですら、モンスターの試合はおもしろい、ということも・・・。

12月のアラン・ピカソ戦調整試合に近い内容で尚弥の勝利はほぼ確実、と
見ていい。そして、来年5月に予定される“ビッグバン”とのメガマッチに関し
ても、僕の予想を大幅に変える必要がありそう

まさか、ここに来て新しいモンスターの可能性を知るとは・・・。
井上尚弥、恐るべし・・・。

MJ(Murodjon Akhmadaliev)

#予習


四団体統一世界スーパーバンタム級王者井上尚弥の防衛戦まであと20日余り
これまでの尚弥のビッグマッチに於いて、僕が対戦相手の「予習」をしたのは、
バンタム級時代のエマヌエル・ロドリゲスポール・バトラー、スーパーバン
タム級のスティーブン・フルトンの3名のみ。パヤノドネアナルバエスなど
についてはそもそも“知っていた選手”であり、その他の選手に関しては事前情報
を入れる気にもならなかった。それだけ井上尚弥はただただ強く揺るぎない
信頼のある選手だった。しかし、伏兵のラモン・カルデナスにダウンを奪われた
シーンを観てしまったので、次の対戦相手に関してはしっかり予習しようかと。

ムロジョン・アフマダリエフ。愛称はMJ現WBA世界スーパーバンタム級暫定
王者サウスポーで、戦績は14戦13勝1敗10KOウズベキスタン出身のオリン
ピック銅メダリストであり、元WBA・IBF二団体統一スーパーバンタム級王者
尚弥が転級を表明した頃のスーパーバンタム級はMJとスティーブン・フルトン
二団体ずつの王座を分け合っている状況であり、遅かれ早かれ尚弥との試合は
実現する、と思われていた。しかし、伏兵のマーロン・タパレスに足をすくわれ、
王座陥落。結局尚弥はそのタパレスに勝利し、転級二戦目にしてスーパーバンタ
ム級の四団体統一王者になったのだが・・・。

幾つかの試合を確認する限り、ボクサー寄りのファイタータイプで、得意なパン
チは左右フックアッパーボディブローなどの下からの攻撃。オールラウン
ダーではあるのだが、フルトンに比べれば“攻めるタイプ”であり、尚弥との試合
おもしろくなるのは確実・・・だとは思う。強敵であるのは間違い無い。が・・・。

MJの得意な接近戦こそ、尚弥がいちばん得意とするスタイル。MJの技術も凄い
とは思うが、あの距離で尚弥が後れを取るとは思えない、が本音。さすがにこの
試合だけは尚弥に負けて欲しくないし、今のところは完勝を信じている。

・・・もしMJに苦戦するようなことがあれば、その後に控えるビッグマッチが心配
になる。ココは実力差を魅せ付けた上で、尚弥のワンサイドゲームを期待したい。
それでもそこそこ緊張するな、やっぱり(^^;)。う〜む・・・。

U-NEXT BOXING.3

#U-NEXTの呪い


昨日横浜BUNTAIで行われたボクシングビッグマッチについて。
メインWBA・WBC統一世界フライ級選手権王者寺地拳四朗は、WBA3位・
WBC2位リカルド・ラファエル・サンドバル(米国)を相手に防衛戦。サンドバ
ルという選手をよく知らなかったのだが、さすがに拳四朗が負けることは無い、と
思っていた。

結果を聞いて驚愕
あの拳四朗が、フルラウンドを戦って2-1の判定王座陥落、という大番狂わせ
残念ながら僕はU-NEXTのアカウントを持っておらず、YouTubeダイジェスト
内容を確認することしか出来なかったのだが、それでもまだ拳四朗の負けが理解出
来ない。やはり全てを観ないことには・・・。

そして、セミではWBA世界バンタム級正規王者アントニオ・バルガス(米国)に、
現休養王者との熱戦でまたもや名を挙げた比嘉大吾が挑戦したのだが、結果は
またしてもドロー世界戦で二戦連続引き分け、考えてみれば凄い記録だと思うの
だが、残念ながら比嘉は試合後に引退を表明。さすがにちょっと来るな、コレ・・・。

救いはセミ前で行われたWBA世界ライトフライ級王座戦で、帝拳ジム高見亨介
ドミニカ世界王者エリック・ロサ10回TKO勝ちして新王者になったことのみ。
高見の試合はダイジェストでも相変わらずおもしろく、名勝負製造機になる可能性
は大きい。

・・・これはもう、U-NEXTの呪いなんじゃないかと。
大変申し訳無いのだが今大会、Amazon PrimeLeminoが看板になっている大会
ほどの注目度は無く、両社に比較して視聴者も少なかった。そんな中で拳四朗が負
けてしまったのは妙に切ないし、大吾に関してはコレがラストマッチ難癖でしか
無いことは解っているのだが、それでも言いたい。U-NEXTはボクシングに手を出す
べきでは無かった、と(–X)。

拳四朗の進退が気になるところ。
出来ることなら、ちゃんとした舞台での復活を願いたいのだが・・・。

To Mr.JIN SASAKI

#ウェルター級


Leminoの生配信にて、WBO世界ウェルター級選手権をライブ観戦。
王者ブライアン・ノーマンJr.に挑戦したのは、日本・八王子佐々木尽
誤解を恐れずに言えば、ここ数ヶ月で断続的に行われているボクシングのビッ
グマッチで、僕がいちばん注目していた試合、である。

・・・結論から言えば、ノーマンは強すぎた
1R序盤、差し合いの中から見事な左フックをテンプルにヒットさせて尽から
ダウンを奪った段階で、明らかにレベルが違う、ということが解ってしまった。
そしてコレ以上無い、というくらいの鮮やかなKOで、ノーマンはベルトを防衛
完勝、という言葉では足りないくらい、凄まじい決着だった。

佐々木尽様
ウェルター級という世界でも最難関階級のトップレベルには、正直達していな
かった、と言わざるを得ません。仮に他の王者に挑戦したとしても、今の実力
では絶対に届かない、と思います。

だけど!
あなたには、僕を含めた多くの人間に「夢」を魅せた、という責任があります。
日本人初のウェルター級世界王者は、もう佐々木尽しかあり得ない、というと
ころまで来ています。だから、ここで諦めるのは許しません

待ってろ、世界!継続してください、絶対に!
あなたの夢が叶う時は、僕らの夢が叶う時でもあるのですから。大丈夫、まだ
時間はある。佐々木尽がウェルター級世界王者となる日を、いつまでも待って
います。

・・・頑張れ!!

Prime Video Boxing 13

#BIG BANG


Amazon Prime Video Boxing 13有明コロシアム大会。
セミファイナル那須川天心世界前哨戦10回戦メインイベントWBC世界
バンタム級王者中谷潤人と、IBF世界同級王者西田凌佑による統一王座戦
2025~2026のボクシング状況を考えると、非常に重要な大会である。

まず触れておきたいのが、第三試合で行われた日本バンタム級王者増田陸と、
世界ランカーミシェル・ハンゲスによるノンタイトル10回戦。サウスポーの
増田は「二代目ゴッドレフト」の異名を取るホープ。この試合に勝てば世界が
見えてくる、という位置づけの試合だったが、増田はコレを難なくクリア。お
よそ90秒左ストレート一発で試合を決めてしまったのだから凄い。もしかし
たら、来年の今頃は増田が世界のベルトを巻いているかも・・・。

そしてセミ那須川天心WBA6位ビクトル・サンティリャン10回戦
サンティリャンは二度目の来日で、2年前に石田匠と対戦し、判定で敗れている
選手。故に、天心は圧勝する必要のある試合だったが、見事にソレをやってのけ
た。特に中盤で魅せたカエルパンチはあまりに華麗。天心には相手をKO出来る
パンチ力が必要、と思っていたが、もう考えを改めた判定でもおもしろい試合
を何試合も連続で魅せてくれているのだから。次は遂に世界戦かな?期待大!

そしてとんでもない試合となったのがメイン中谷vs西田
あの中谷が初回から拳をブンブン振り回すパワーファイトを仕掛けたのだから、
マジで驚いた。そしてさらに驚いたのが、その中谷にしっかり対応した西田
大振りの中谷のパンチを見事にガードし、接近して強烈なボディを打つ。3Rま
での有効打は明らかに西田の方が多く、一瞬「もしかしたら・・・」とさえ思った。

しかし、中谷のパンチはガードの上からでも強烈なのは明白。4Rからは完全に
パワーだけで西田を圧倒してしまうのだから、やはりこの男は恐ろしい。偶然の
バッティングがあったとはいえ、西田の右目は倍以上に腫れ上がり無残な姿に。
それでも試合を続けようとした西田だが、なんと5R終盤に肩を脱臼した模様。
痛恨のTKO負けを喫してしまった西田。しかし、あまりにも天晴れな試合
出来れば次を魅せて欲しいのだが・・・。

中谷はIBF王座を奪取し、WBCとの統一王者に。
この試合を最後にスーパーバンタム転級し、来年ドームでの開催が予定されて
いる井上尚弥との一戦の準備に入る模様。井上はこのあとで2試合を行うことが
確定しているため、中谷もスーパーバンタムでの調整試合が可能。初戦の相手と
して、あのラモン・カルデナス戦が噂されているのだが、そうなったらマジで面
白いことになる。BIG BANG、どこまで行くのか!!