TBS金曜ドラマ「リバース」が最終回。
藤原竜也を始め、戸田恵梨香、市原隼人、三浦貴大、玉森裕太、小池徹平、
門脇麦、そして武田鉄矢という一分の隙も無いキャスト。毎回が緊迫感に
溢れた、凄いドラマだった。
湊かなえの原作は2年ちょっと前に読んでいたのだけど、それに基づいて
言うのなら、実は“先週で終わっていた”筈。湊作品の中でも1・2を争う
後味の悪さ・・・決して悪口では無いので念のため・・・を醸し出していた作品
を、後日談を付けることで良質な人間ドラマに変化させる、という見事す
ぎる飛び道具。これは脚本チームが凄かった、ということだと思う。
ラストに至る件では、久々にさめざめと泣いた。
まさかあの「リバース」を青春群像劇として観ることになるとは、正直
夢にも思わなかった。
映像化された湊かなえ作品としては、これまでで一番の傑作、と思う。
このドラマ、近いうちにどこかで一気に見返すことになる気がする。
ちなみに、最終回は同じく湊作品「夜行観覧車」「Nのために」のキャス
トがカメオ出演。こういうところも凄く粋。また鳴瀬の台詞がいいんだよ
なぁ、本当に。
そして!
次クールの金曜ドラマは「ハロー張りネズミ」。個人的に待望の連ドラ化。
楽しみだ、瑛太のゴローちゃん・・・。