FINAL DANCE!

#SHIBUYA


3年間、お世話になった会場
とにかく肉体労働が激しく、初期高齢者となった僕にはやや辛い現場
だったけど、なんとか終了までやり切ることが出来た。

・・・今にして思えば、だけど、幸せな仕事だったな、とは思う。
よっぽどの機会が無い限りもうこの場所に来ることは無いだろうし、
一緒に笑ってくれた人たちの一部はおそらくもう二度と会うことは無
いと思う。だからこそ、感謝

きっと後々思い出せる仕事になる、と確信。
いろいろありがとう!

倒れるときは前のめり ふたたび

#ひらがな


▼倒れるときは前のめり ふたたび / 有川ひろ

エッセイ集
内容云々の前に、この本が出版されたこと自体が結構なニュースにな
るべきなのだが、僕は出版の事実をわりと長い間知らなかった。それ
には理由があるのだが・・・。

少なくとも、僕にとって「有川浩」という作家は特別の中でも特別
存在だった。友人に勧められるがままに読んだ一遍は、とんでもなく
「ベタ甘」恋愛小説。それまでの僕なら完読すら難しかった種類の
小説を最後まで読ませ、さらに虜にした。以降はありとあらゆる著作
を読みまくり、全てを制覇した後は新刊を心待ちにするようになった。
「フリーター家を買う」「県庁おもてなし課」、そして「空飛ぶ広報
室」。ハードカバーで購入した何冊もの本は、いつも期待以上。そし
「旅猫リポート」は、読中から僕の五感を刺激しまくり、文字を読
みながら号泣する、という人生初の体験をもたらしてくれた。そんな
小説家は、今まで有川浩一人だけしか居ない。

そんな有川浩が、2016年を最後に一切の作品を発表しなくなった。
それまでの最終作「アンマーとぼくら」は、正直納得のいく内容では
なく、それについて否定的なレビューを書いた記憶がある。この評価
はどうやら僕だけでは無かったらしく、氏の著書にしては賛否が入り
乱れる状況。その段階で「有川浩」の名前は出版界から消えた。

ネットでは憶測で溢れる。編集者への虐待、大手出版社への反旗、メ
ンタルがメチャクチャ、干された、etc。そういう記述を目にする度に
悲しくなったし、もしかしたらもう二度と有川浩の作品は読めないか
もしれない、と覚悟すらした。

それでも、東野圭吾・伊坂幸太郎・湊かなえ・誉田哲也・真梨幸子・
池井戸潤らと共に、必ず有川浩を新刊検索する毎日。だとすればヒッ
トして当然なのに、発売から長い時間が過ぎるまでこの本の存在を知
ることが出来なかったのは、作家名が違っていたから。まさか名し
ていたとは、夢にも思わなかった。

有川浩は「有川ひろ」として復活。その第一弾が、拾い集め感の強い
エッセイ集なのはちょっとだけ残念だったけど、アイドリングにはち
ょうど良かったのかも。歯に衣を着せない有川節は健在であり、賛否
はともかくとして少なくともストレートにこちらに切り込んでくる
あ、来たな!と素直に感じた。

トドメはやはり巻末に掲載された2篇短編恋愛小説
この手の小説はきっと他の作家でも書けるが、少なくとも僕の心に響
く恋愛小説は有川浩・・・いや、有川ひろにしか書けない、と思う。

急ぐ必要は無い。もし有川ひろが新作小説を手掛けるのであるとすれ
ば、僕はそれを確実に読むし、内容に納得がいかなかったとしても、
満足出来る小説が届くまでずっと待ち続ける覚悟は当然ある。一度好
きになった作家を嫌うのは、最高に難しい行為でもあるので。

さぁ、準備をしようぜ!
そしてまた前のめりになって最高の仕事をして、僕を泣かせてくれ!
それが出来るのは、きっと有川ひろだけだと思うので。

THE BOYS

#胸糞悪過ぎのUSドラマ


ここ最近Amazon Prime Videoホーム画面にずっと表示されていた作品。
ダークヒーローモノ、ということで見始めちゃったのだが・・・。

「THE BOYS」
マーベルライクスーパーヒーローたちが実在する世界、という設定で、
彼らは世間的にはスーパースター。テロリストたちを打ち破り、飛行機事
故から人々を救う姿は正しく「HERO」。しかし、舞台裏の彼らは・・・と
いう感じの物語。

・・・いやぁ、良い意味で「サイアク」(^^;)。
感覚的には大好物のイヤミス小説を読んでいるのに近い。とにかくセブン
と呼ばれるヒーロー集団がイヤになるくらい最低で、観ていて虫唾が走り
まくる(^^;)。さらに超スプラッタ要素満載殺人シーンは凄いを通り越え
気分が悪くなる。さらにさらに、エロの一線を軽々越えるエログロシー
ン連発R-19指定ということだが、配信とはいえ放送していいかどうかが
疑わしいレベル。

ただねぇ、止まらないんだ。コレが(^^;)。
ヒーローの一人であるA-TRAIN彼女を殺された気弱な青年・バリーに対
する強烈なシンパシーと共に、クソ野郎ども(^^;)が粛正される度になんと
も言えない高揚感が(^^;)。自分が「人としてダメ」な気さえする。

とにかく、アンチスーパーヒーロードラマ
残酷シーンが平気な人にのみ、オススメしておきます。ガンバレ!

COVERS by RC SUCCESSION

#一時発禁の名盤


▼COVERS / RC SUCCESSION

遂に4万曲以上となってしまった僕のiTunes Music。
最近、ヒマがあればコレを整理しているのだが、LIFE MUSICともいえるアー
ティストの曲データがあまり入っていない事実に気付く。コレはCDを持って
いるが故に取り込まずに放置している、ということ。

そんな中にRC SUCCESSIONの名盤「COVERS」が。
1988年キティレコードからリリース。この頃RCは東芝EMIからレコードを
出していたのだが、収録されていた「Summer Time Blues」の歌詞が原発
揶揄しているとされ、親会社の東芝から圧力がかかって発売が一時見送らた。
もちろん世間一般の注目を集め、社会問題に発展。結果チャートの1位を獲得
するほど売れたCDだが、売れる・売れない以前に音楽的なクオリティがやた
ら高く、結果20世紀屈指の名盤とされている作品。個人的にもベスト10に余
裕で入る最高のロックンロールアルバムである。

タイトルの示す通り、全11曲が全てカバー曲。歌詞はいわゆる「替え歌」
あり、完全に忌野清志郎RC SUCCESSION世界観を構築しているのが見事。

このCDは各種サブスクリプションサービスには登録されておらず、聴くには
CDを購入して貰うしか無いのだが、お馴染みAmazon Music Unlimitedオリ
ジナル楽曲を集めてみた。ちなみにM3「バラバラ」とM4「シークレット・エ
ージェント・マン」はオリジナルを探しきれなかったので、違うアーティスト
で代用しているので念のため。

▼Covers / RC SUCCESSION ORIGINALS

コレとRCのCOVERSを聴き比べて欲しい。
RC SUCCESSION偉大さがきっと解ると思うので。

セブンス・サイン

#エンマ様


▼セブンス・サイン / 佐藤青南(Kindle版)

佐藤青南行動心理捜査官・楯岡絵麻シリーズ第7弾にして、今のと
ころの最終作品。このシリーズ、ちょっと早く読み過ぎたかもしれな
い(^^;)。やや反省。

今回の標的は「宗教」
カルト教団とか尊師様とか、そういう具体的なモノではなくて、宗教
という「概念」に対してアプローチしているところがまず面白い。

人がどうして宗教に走るのか、そして宗教はどうやって人を取り込む
のか、が理路整然と解る構成。「信じるもの」は本当に人それぞれだ
けど、それがどの線を越えたら「異常」とされるのか、改めて考えて
しまった。

根本的に僕は徹底した無神論者であり、全ての神々をカンタンに否定
出来ると思うのだが、生き神であるアントニオ猪木にだけは絶対に逆
らえない自信もある(^^;)。人それぞれなんだよね、こういうのって。

とにかく、宗教団体を舞台にした秀逸なミステリー。そして、愛すべ
きキャラであるミスターフリーこと西野に大きな変化が訪れるので、
ファンなら必読。

そういえばこのシリーズ、BSドラマになっていたとか。
教えて欲しかったなぁ、そういうことは(^^;)。