有田と週刊プロレスと

Amazonプライムビデオで恐ろしい番組が配信開始された。
タイトル「有田と週刊プロレスと」。芸能界でも屈指のプロレス好きとして
知られるくりーむしちゅー有田哲平が、ランダムに選ばれる過去の週プロ
をネタにゲスト相手にトークを展開する、という内容。アシスタントは小橋
ファンとして知られる元AKBの倉持明日香。1回目のゲストはピース綾部

有田が“筋金入り”というのは、プロレスファンであれば皆知っている事実。
さすがに「プロレスを語る」資格は充分にあり、トークがとにかく解りやす
くて面白い。プロレスのことを一切知らない綾部が、ちょっとプロレス好き
になっちゃいそうなのだから凄い。加えて倉持も決して出しゃばらず、知っ
たかぶりを一切していない。コレは凄いプログラムになる、と初見で思った。

この番組がいったい何週続くのか、皆目見当が付かないのだが、有田の情熱
があるのなら半永久的に続けることも可能。毎週木曜配信。いやもう、早く
木曜来ないかな、マジで。

コールドケース・日本版

WOWOW・連続ドラマW土曜枠で始まった「コールドケース – 真実の扉 -」
USドラマ好きなら誰もがしっている、あのコールドケースの日本版である。

WOWOWの秋の目玉。本家の権利を持つワーナーブラザーズから許可を取り、
同じタイトルの“正式な日本版”として制作されたモノ。本家のマニアを自認
する僕としては、かなり斜め上からの確認。どんなもんよ?という・・・。

いやぁ、ある意味驚愕(^^;)。
事件当時のヒット曲が使われたり、関係者の過去と未来がオーバーラップし
たりする技法など、番組の構成はほぼ本家と同じ。下手すればパクり(^^;)
と取られかねないのだが、本家の了解を得てるんだから認めるしかない。

そして、主演の吉田羊の演技が、本家でリリー・ラッシュを演じるキャスリ
ン・モリスに勝るとも劣らないクールビューティーぶりを発揮。脇を固める
三浦友和・滝藤賢一・永山絢斗らのキャスティングも絶妙であり、雰囲気は
最高。ここまで優秀なリメイクはなかなかお目にかかれない。

そして、連続ドラマWとしては珍しい全10話のスケジュール。
これは年末まで目が離せない!

導かれし七人

先週より始まったTX・ドラマ24「勇者ヨシヒコと導かれし七人」
4年ぶりに制作された勇者ヨシヒコシリーズシーズン3。コレが思った通り、
バカみたいに面白い

個人的にヨシヒコシリーズにハマったのは今年に入ってから。Amazonビデオ
で無料配信されているシーズン1・2を一気に観て、そこから半年くらいしか
空いていない。であるから、“待たされた感”は一切無し。コレ非常にラッキー♪

そして改めてレギュラーメンバーたち演技力の高さに唸る。
「予算の少ない冒険活劇」とは、言い換えれば役者の技量脚本・演出の腕
だけで魅せなければならない、という緊迫感に溢れる状況でもあるハズ。
ソレをきっちり成立させ、毎回爆笑の渦の中に我々を落とし込むのだから、
ある種“最強のドラマ”と言えるのでは??

特に熟練の域に達した感のある“怪人”・ムロツヨシの存在感が凄い。
間違い無く今クールで最高の連ドラ。来週の金曜日も超楽しみ!

イモトアヤコの地球7周半

▼イモトアヤコの地球7周半 / イモトアヤコ(Kindle版)

日本テレビ「イッテQ」“珍獣ハンター”ことイモトアヤコの著書。
通常この手のタレント本はほぼ購入しないのだが、あのイモトがどんな文章を
書くのかちょっと興味があり、なんとなく購入。Kindleストアでセールになっ
ていた、というのも大きな理由なんだけど(^^;)。

内容は「イモト流グローバル論」といった感じで、失礼を承知で言えば意外と
しっかりしている感。さすがに1年の2/3は海外に出てる人の書いてる本だけあ
り、全体的な説得力はかなりのモノ。それまでほぼ海外旅行をしていなかった
人が、ある日を境に世界各国での仕事を余儀なくされてしまったのだから、
彼女の国際感覚が鋭敏になって行くのは当然。紹介文に「ワールドサバイバル
術」とあるが、そのキャッチコピーに偽りは無い、と思う。

イモトの普段の仕事については、純粋に尊敬しているし、本当にすばらしいと
思う。彼女に憧れて海外に出たくなる若者がきっとたくさん居る筈だし、そう
いう人たちにとっては本当に役に立つ指南書になるハズ。特に要所々々で語ら
れるいくつかの「心構え」に関しては、正しく心して読んだ方がいい。

僕がもう少し若かったら、この本に触発されて海外を目指したかも。
そういう年齢の時に読みたかったな、本当のところは(^^;)。

松岡茉優に注目せよ!

7月全7話予定で始まったNHK「水族館ガール」
結局今クールでいちばん一生懸命観た連ドラになったのだが、オリンピックを
挟んだ所為で最終回オンエア9月入ってから(^^;)。さすがにこの飛び飛び感
は厳しかった(^^;)。

ただ、内容は充実の一言。
僕イチオシの松岡茉優は、最終回にして「凄み」を感じさせる演技を連発する。
喜怒哀楽の表現が本当にすばらしいし、走り去って行く後ろ姿で心情を表現し
ちゃうのだから、もう脱帽。やや抑えめに言った「みくびらないでください!」
というセリフの部分で、本当に怖さを感じたくらい。

松岡茉優、女優としてのポテンシャルは10年に1人のレベルかも。
大袈裟な話ではなく、ここ何年かで深津絵里くらいの領域に簡単に到達しそう。
NHKだけでなく民放もこの女優に注目すべき。もしかしたら演技力月9とか
を復活させちゃうかも・・・。