LOVE SONG

このところ視聴率的に惨敗が続き、枠そのものの存在すら危うくなっている
フジテレビ月9。さすがに危機感を覚えたのか、今回はついに最終兵器である
福山雅治を投入。タイトルは「ラヴソング」
無論、コテコテのラブストーリーになると思っていたら・・・。

ヒロインのさくら(藤原さくら)は吃音、つまりはドモリに悩んでいる女性。
当然のように人間関係は上手く行かず、ある種自暴自棄になっている。
そんなさくらが、職場の上司に無理矢理行かされた会社内のカウンセリング
ルームで元ミュージシャンの臨床心理士・神代広平(福山)に出逢って・・・。
という感じの第一話。

・・・コレはすっごく難しいジャンルを選択したなぁ、と感心。
そもそも、このドラマの主役はたぶん福山では無く、ドラマ初出演でド新人
藤原さくらな気がする。吃音持ちという重い役柄は新人には辛いと思うが、
この難しいキャラに真っ向から勝負を挑んでいる姿にグッとくる。そして、
劇中で歌う藤原を見て、完全にやられた凄い歌を歌う人なんだね、この人。

おそらく賛否両論の渦になると思うが、こういう硬派系のドラマは大好き。
今後の展開が凄く楽しみだし、毎週藤原さくらの歌が聴ける、と思うと、妙に
ウキウキしてしまう。月9、久々に来たね、と思っていたら・・・。

初回視聴率10.6%だって・・・。
結婚で福山の神通力が薄れたのか、そもそも月曜の夜にドラマを見る奴が減
ったのか・・・。少なくとも僕はとても良いドラマだと思う。ちゃんと数字が
付いてくればいいなぁ・・・。

▼good morning / 藤原さくら

勇者ヨシヒコ・シーズン1を一気観!

Amazonプライムビデオでずっと気になっていたテレ東の連続ドラマ、
「勇者ヨシヒコと魔王の城」全12話を一気に観た。いやぁ・・・。

・・・抱腹絶倒。こんなクソ面白い連ドラ、どうしてリアルタイムで観なかった
のか、と自分で自分を怒ったくらい(^^;)。

基本ドラクエのパロディで、主人公のパーティが魔王を倒す旅に出る、という
冒険活劇なのだが、繰り広げられる闘いに緊張感は一切無いし、予算をかけて
いる、という感じすらしない。にもかかわらず、山田孝之・木南晴夏・宅麻伸
・ムロツヨシ・佐藤二朗という超一流どころが出演し、あまりにも馬鹿馬鹿し
いパロディを暑苦しく演じているんだから凄い。

演者全員、芝居の「間」がすばらしく、これで笑うな、というのが無理(^^;)。
このキャスティングももちろん、今やTVコメディの王様になりつつある
福田雄一の脚本(監督兼任)も文句無し。傑作です、コレ。

そして、シーズン2「勇者ヨシヒコと悪霊の鍵」もAmazonプライムビデオで
無料視聴可能。このあと、一気に観るつもり。仮にシーズン3があったら、次
は間違い無くリアルタイムで観る!・・・あるのかなぁ、コレ(^^;)。

▼勇者ヨシヒコと魔王の城 DVD-BOX

I’m signing in to WWEN!

昨日の報告通り、4月1日付けでWWE Networkに加入。
中邑のファイトが観たい、というのが主な理由ではあったのだが、やっぱり
今年からスカパーのPPVで視聴不可となった各種PPV、特に昨年念願の生観戦
を果たしたレッスルマニアを観る為にはもうコレしか選択肢が無いので。
まずは1ヶ月無料視聴からスタート。

ということでWERSTLEMANIA32を観ながらコレを書いているのだが、
そっちのレビューはまた改めて。ここでは使用感などを。

まず、PCで観ていても画質がかなり自然。これまではプロレスのような動き
の速い映像はいいところでカクッとする場合が見受けられたのだが、WWEN
のストリーミング映像は殆どソレを感じ無い。バックボーンがよほどすばら
しいのか、送出画像の調整がもの凄いのか解らないが、こういうところに手
を抜かないWWEはやっぱりさすが。ChromecastとかfireTVなどの専用機で
テレビに繋いだら、フルHDと遜色無い画像になるハズ。明日にでも試す!

しかし、インターフェースに関しては新日本プロレスワールドの方が解りや
すいかもしれない。英語なのはまぁしょうがないが、もう少し各プログラム
の検索がし易いといいんだけど・・・。

そして、心配していた「実況関係全て英語」に関しては、思ったより抵抗は
無かったのにビックリ。無論、全ての意味が理解出来るワケでは無いのだが、
プロレスだとなんとなく意味が解った気(^^;)になる。

・・・これはハマるかも。
特に過去のWCW/ECWのアーカイブからは探し甲斐のありそうなコンテンツ
が多々存在しそう。まぁ、まずは毎週のRAWNXTのチェックから。
月額$9.99-は安いな、きっと。

参考:WWEネットワーク加入ガイド(WWE Official)

サヨナラの意の「ごきげんよう」

フジテレビ「ライオンのごきげんよう」が本日最終回。
番組放送年数はなんと31年6ヶ月。開始当時は僕ですら10代(^^;)。
まぁ、最初のタイトルは「ライオンのいただきます」だったのだけど。

小堺一機、もう60歳なんだってね・・・。
もちろん、初めて小堺さんを見る人はその年齢に疑問を持たないと思うのだが、
僕らは小堺さんが欽どこ黒子とグレ子グレ子として鮮烈に世に出た様子を
ハッキリと覚えている。従って、天才若手コメディアンとしての印象が余りに
強く、今を以ても若々しく見えてしまう。そういうオーラを30年以上も纏い続
けたプロ根性には、本当にアタマが下がる。

最終回は自分でサイコロを振って自分でトークする、という斬新な設定。
同じく長寿番組だった「笑っていいとも!」が賑やかでウェットに終わった
のに対し、「ごきげんよう」は最後の最後までファニーを貫いた。それはそれ
で、とても見事な最後であったと思う。小堺さん、お疲れ様でした!

今日は「ごきげんよう」とその後の昼ドラ枠が揃って最終回。「いいとも」の
時もそうだったのだが、あって当然の番組が明日には放送されていない、とい
うのがイマイチピンと来ない。

フジテレビはここ1年でいろんな番組を終わらせているが、果たしてソレは
正しいのか間違っているのか? 変わらない、というのも、大きな魅力だと
思うんだけどな、僕は。

ドラマ「ナオミとカナコ」でいちばん目立ったのは・・・

奥田英朗の原作を1年前に読破。個人的に映像化を期待していた小説が、今クールの
連ドラとして放映された。タイトル「ナオミとカナコ」

広末涼子・内田有紀というキャスティングを見た時に、ちょっとを感じ無いでも
無かったのだが、心配は全くの杞憂。広末の説得力満点のナオミもさることながら、
実はかなり難しいカナコ役を、内田有紀がナチュラルに演じていたのに感心。
結果的にこの人選は大正解であった、と言って問題無いと思う。

そして、最高だったのが中国人女社長を演じた高畑淳子と、カナコのDV夫の姉
演じた吉田羊の2名。前者はやたらと胡散臭い中国人を終始コミカルに演じ、後者は
もうとにかく恐ろしいオンナを圧倒的に演じ切った。最終的に強烈な印象を残した
のは主演の二人では無く、実力派の女優たちだったのはちょっとした皮肉かも(^^;)。
特にオーラスの吉田羊、マジで怖かった(^^;)。

ただ・・・。
原作を読んでいない人にとってあのラストはどう判断されるのか、微妙なところ。
納得いかない人も結構居たと思うなぁ、さすがに(^^;)。

しかし、今クール1、2を争う緊張感に終始溢れていたのは立派。かなりの佳作だと
思います、ええ。