2020・G1-30 at 後楽園ホールvol.1(06/19)

#G1 #後楽園ホール(1)


『G1 CLIMAX 30』、今日は聖地、東京・後楽園ホール初日。
東京でのスケジュールが6戦目まで引っ張られるG1というのも珍しい感じ。
ホールでの初戦はBブロックで、ある意味「結果の見えるカード」ばかりだ
と思って油断していたら、番狂わせが起こってしまった。


[本日の公式戦結果・Bブロック] ※左側が勝利予想選手


×SANADA<3敗>【Karma】<1勝2敗>YOSHI-HASHI
×ザック・セイバーJr.<1勝2敗>【Go 2 Sleep】<2勝1敗>KENTA
棚橋弘至<1勝2敗>【Samson Cratch】<2勝1敗>ジュース・ロビンソン×
矢野通<3勝>【School Boy】<1勝2敗>EVIL×
内藤哲也<3勝>【Destino】<1勝2敗>後藤洋央紀×


[本日のピックアップ]


もしかしたらこのG1中、一切触れることはないと思っていた選手、それが
YOSHI-HASHI。前シリーズでチャンピオンになったとはいえ、6人タッグの
王者であり、リーグ戦もここまでもちろん二連敗。しかし・・・。

SANADAvsYOSHI-HASHI
共に二敗同士の3戦目だが、ここでSANADAに初日が出ないと、優勝候補
推した僕の立場が無い(^^;)。すっきりSANADAが勝つと思って観ていた。

しかし、EVIL戦で内容の濃い試合を魅せたYOSHI-HASHIは、今日も全力ファ
イト。試合中に客のボルテージを上げる、という、これまでのYOSHI-HASHI
には絶対出来なかったことが「出来ている」という驚き。

会場すら味方に付けたYOSHI-HASHIは、粘りに粘った上でSANADAを自分の
ペースに引き摺り込み、奥の手・カルマを決めて完勝。いやぁ・・・。

もし今回のG1でYOSHI-HASHIが五分以上の成績を残したなら、ようやく僕は
YOSHI-HASHIを認めることが出来るかも。厳しい試合が幾つか残っているが、
心から健闘を祈る次第。

棚橋にようやく初日が出て、なんと矢野が三連勝。Bブロックもようやく緊張
感が出てきたかも。


[本日までの星取表]


2020・G1-30 at 神戸ワールド記念ホール(05/19)

#G1 #神戸ワールド記念ホール


『G1 CLIMAX 30』、本日は神戸でのAブロック
いつもは「地獄の日程」と表現されるG1だけど、今回のコロナ対策に関して
は成功している感。各ブロックがテレコで休めるのだから、まだまだ各選手
コンディション良い。Bブロックの選手が観られない神戸の観客はちょっ
と割を食ったかもしれないけど。


[本日の公式戦結果・Aブロック] ※左側が勝利予想選手


タイチ<3勝>【Gedo Cratch】<3敗>高橋裕二郎×
鈴木みのる<2勝1敗>【Gotch Style Pile Driver】<1勝2敗>ジェフ・コブ×
飯伏幸太<2勝1敗>【Kamigoe】<3敗>石井智宏×
×ウィル・オスプレイ<2勝1敗>【Last of Dragon】<1勝2敗>鷹木信悟
ジェイ・ホワイト<3勝>【Bladerunner】<1勝2敗>オカダ・カズチカ×


[本日のピックアップ]


今日の注目はやっぱりメイン、オカダvsジェイの因縁の対決。
が、今日はセミファイナルの元ジュニア・・・とは思えない・・・2人の試合が凄す
ぎた。

ウィル・オスプレイvs鷹木信悟
このシングル、昨年のBEST OF THE SUPER Jr.の決勝戦。鷹木はデビュー当時
からジュニアでは無理のある体格(^^;)だったのだけど、紛うこと無くジュニ
アだった筈のオスプレイが、鷹木信悟を上回りそうなボディを誇示。上背があ
るから、ヘビー級としての期待感は他の誰よりも高い。

今年のG1が始まり、数試合オスプレイの試合を観たのだけど、体重が増加し
ているにも関わらず、空中殺法のキレ全く落ちていないところ。あの大きな
身体で縦横問わずに回転するのだから、コレが面白く無いワケが無い。

そんな驚異的なプロレスラーとなったオスプレイに、鷹木はよく付いていった。
途中で嫌になってもおかしくないくらいオスプレイの攻撃を受け続け、その上
で自らのフィニッシャーを決めて見せた。コレは鷹木の根性勝ちだと思う。

とはいえ、もしかしたらAブロック制覇もあり得る、と思っていたオスプレイ
の敗北はちょっと残念。そして、今のところ「全勝」の選手が2人居る・・・。


[本日までの星取表]


2020・G1-30 at 北海きたえーる vol.2(04/19)

#G1 #北海きたえーる(2)


『G1 CLIMAX 30』、本日も札幌北海きたえーる大会。
もし僕が札幌に住んでいたとて、初日・2日目のどちらかしか観戦に行けない
としたら、間違い無く初日を選ぶ(^^;)。今日の勝敗予想全部ハズレていれ
ば、ある意味で成功なのだけど・・・。


[本日の公式戦結果・Bブロック] ※左側が勝利予想選手


×SANADA<2敗>【GTR】<1勝1敗>後藤洋央紀
×棚橋弘至<2敗>【Uragasumi】<2勝>矢野通
×KENTA<1勝1敗>【Pulp Friction】<2勝>ジュース・ロビンソン
EVIL<1勝1敗>【Evil】<2敗>YOSHI-HASHI×
×ザック・セイバーJr.<1勝1敗>【Destino】<2勝>内藤哲也


[本日のピックアップ]


昨日とは逆に、どれをピックアップするかは全部観てから考えよう、と思って
いたのだが、残念ながらメイン以外に取り上げるべき試合が無かった(^^;)。

内藤哲也vsザック・セイバーJr.
ザックのスタイルがやや苦手と思われている内藤、片やザックは前IWGP王者
のEVILを下して勢いに乗っている状況。今回はザックに分がある、と思って
観ていたところ・・・。

ザックのヨーロピアンスタイルキャッチレスリングに、日本流の関節技
メキシコのジャベを駆使して堂々と渡り合う内藤。首筋への一点集中攻撃な
ど、場面によってはグラウンドでザックの上を行ったのだから立派。

ザックも「芸術」としか言い様の無い卍固めで逆襲し、残り時間2分まで粘
ったのだが、最後の最後で内藤のデスティーノがズバリ。王者の貫禄を見せ
つけ、リーグ戦2連勝を飾った。

Bブロックはもう波乱とか起こらなくていい気がする(^^;)。
今日の勝敗予想は悉くハズレたが、いちばんハズレて欲しかったセミのみ
的中。YOSHI-HASHIはこのままだと来年のG1も外されるぞ・・・。


[本日までの星取表]


2020・G1-30 at 北海きたえーる vol.1(03/19)

#G1 #北海きたえーる(1)


『G1 CLIMAX 30』、本日は札幌北海きたえーる大会。こちらも2連戦の初日。
今回のG1、カードが発表された段階で、最注目に値する大会、と僕が判断し
たのが今日。公式戦全5試合、ただの一つも捨て試合が無い上、今後の新日本
を展望する上で重要な試合2つも組まれているのだら!


[本日の公式戦結果・Aブロック] ※左側が勝利予想選手


×鷹木信悟<2敗>【Tour of The Island】<1勝1敗>ジェフ・コブ
×高橋裕二郎<1敗>【Cobra Cratch】<1勝1敗>オカダ・カズチカ
タイチ<2勝>【Black Mephisto】<1勝1敗>鈴木みのる×
ウィル・オスプレイ<2勝>【Storm Breaker】<2敗>石井智宏×
ジェイ・ホワイト<2勝>【Bladerunner】<1勝1敗>飯伏幸太○


[本日のピックアップ]


メインも重要だけど、今日のピックアップは観る前からほぼ決めていた
休憩明け・第四試合に組まれた、タイチvs鈴木みのる。どうしてこんな重要な
カードが4つめなのか、理解に苦しんだのだが・・・。

ロートル扱いを受け、昨年のG1からエントリーを外された鈴木だが、NEVER
王座を奪うなどして戦線に復活第三世代や真壁は爪の垢を煎じて飲んだ方が
いいと思う。

「鈴木軍」を名乗りながら、今現在この軍団のリーダーは間違いなくタイチ
ある意味でコツコツと今の地位を作り上げたタイチはその立場を渡したくない
し、鈴木も子分に頭を越されるのは死んでも嫌な筈。両者の意地正面衝突
る、ゴツゴツした怖い試合となった。

試合を制したのはタイチ
それもゴッチ式パイルドライバーを切り返し、ブラックメフィストを決めた上
での完璧な勝利。良い意味でも悪い意味でも、鈴木軍はコレで一区切りがつく。

・・・そして本日はウィル・オスプレイにも驚愕。次の次あたりの東京ドームで
メインを張るのは、オスプレイを於いて他に無い、とすら思った。今年のG1、
Aブロックとんでもない結果になるかも・・・。


[本日までの星取表]


2020・G1-30 at エディオンアリーナ大阪 vol.2(02/19)

#G1 #大阪府立体育館(2)


『G1 CLIMAX 30』、大阪大会は開幕2連戦。今日はBブロック5試合が行わ
れたのだが、昨日に比較すると若干カードが弱いような気がしないでもない。
・・・言っちゃあなんだけど、消化試合と思われるモノが2つ(^^;)。まぁ、ハッ
キリどれ、とは言わないけど。


[本日の公式戦結果・Bブロック] ※左側が勝利予想選手


ジュース・ロビンソン<1勝>【Pulp Friction】<1敗>YOSHI-HASHI×
矢野通<1勝>【Ringout】<1敗>SANADA×
KENTA<1勝>【Game Over】<1敗>後藤洋央紀×
×EVIL<1敗>【Europium Cratch】<1勝>ザック・セイバーJr.
内藤哲也<1勝>【Destino】<1敗>棚橋弘至×


[本日のピックアップ]


2日目も好勝負連発のG1。今日は出来るだけメイン以外からピックアップしよ
うと思ってたのだけど、そういうワケには行かなかった。

内藤哲也vs棚橋弘至
タナを「特別な存在」に置いている僕としては、相手が誰であろうと棚橋の負
けるところを観たくない、というのが本音。体つきは相変わらず見事だけど、
実力・説得力飯伏・内藤といった後輩たちが既に上を行っているのだから、
それもしょうがない。

今日の棚橋からも、残念ながら「勝てそう」なオーラを感じなかった。代わり
に最近の棚橋から感じる「悲壮感」が如実に出る展開。悲壮感を醸し出したと
しても、勝てば全てがチャラになるのだが、結果を言うと今日も棚橋は負けた

・・・が、今日はそんな棚橋が初めて魅力的に見えた。やっていることはキャリ
ア相応に老獪なのだが、雰囲気がまるで新人選手のよう。その所為か、いつも
よりこちらの感情移入が激しく、最後まで本気で応援してしまった。

勝利した内藤、試合後のコメントまで余裕。二冠王だから当然なのだけど、
今後に足を引っ張られそうな選手が多々居るのがポイント。逆に棚橋はココ
開き直ることが出来れば、残り全勝という可能性も大いにある。
ダメだとは思うけど、それでも期待したい・・・。それが100年に1人の逸材の
真骨頂のような気がする。次も負けたら、もう諦めるけど(^^;)。


[本日までの星取表]