水鏡推理2

▼水鏡推理2 インパクトファクター / 松岡圭祐(Kindle版)

美人国家公務員(一般職・女性)・水鏡瑞希が活躍する推理モノ第二弾
ノーベル賞モノの論文科学誌に発表し、一躍時の人となった女性研究者
は、瑞希のかつての幼なじみ・如月智美。智美のやや暗い過去を知ってい
る瑞希は、どうしても世紀の大発見を懐疑的にしか見られない。そして、
世間も捏造を疑いだし、ついに瑞希の所属する「研究における不正行為・
研究費の不正使用に関するタスクフォース」も動き出す・・・という内容。

ハッキリ言おう。
この物語が生まれたきっかけは、リケジョの星と一瞬だけ世間にもてはや
されるも、すぐさま奈落の底にたたき落とされ、未だに踏みつけられてい
“STAP PRINCESS”こと、小保方晴子の存在で間違いない。
研究者・智美を取り巻く環境やディティールもあの事件に凄く近いモノを
感じるし、徐々に孤独を強いられて行く様もあの時の晴子を彷彿とさせる。
全くのフィクションなのに、ノンフィクションであるかのような臨場感。
これでおもしろくないワケが無い。

副題の「インパクトファクター」という耳慣れない言葉も重要なポイント。
現在の科学が置かれているリアルな現状が、なんとなく解ってくる。

そういうワケで今回も読み応えたっぷりなのだが、前作を全く引きずって
いないのはちょっと問題(^^;)。初回の登場人物で出番があったのは主人公
のみ。あの魅力的なキャラたちが一切出てこない、というのは、ちょっと
寂しい気がする。

まぁ、シリーズが進むに従い、過去キャラとの邂逅もあるんだろうなぁ、と。
とにかく3巻にも大いに期待します!

かつお拳・特製らーめん

浅草橋界隈はわりと美味しいラーメン店が多いのだが、中でも会社の
いちばん近くに存在するのがこちらのらーめん かつお拳。
前回予告した通り、今回はオーソドックスなこちらのラーメンを。

特製らーめん(チャーシュー増し)
ポイントはやっぱりに入った鰹節。コレを使って好きなだけ追い鰹
ができる、という画期的なシステムが採用されている。

味はもちろん魚風味なのだが、いわゆる通常の魚介系とは一線を画す。
さっぱりした食べ口は他に類を見ないほど。

一時閉店していた時期があり、リニューアルオープン後、味が格段に
上がった、との噂。今のところこの特製と濃厚ぶっつぶししか食べて
いないが、おそらくどれを食べても美味しい気がする。

次はつけめんにチャレンジかな?

参考:らーめん かつお拳(RDB)

オーダーメイド

・・・ということで、本当に作ってみた、オリジナルプリントパーカー
すっごくオリジナルのパーカーが欲しかったワケではなく、どちらかという
テストの意味合いが強い。

この手のオーダーメイドは最小ロット10着程度の場合が多く、1着から
というのを受け付けてくれるところは少ない。で、前からちょっと気になっ
ていた↓↓ココに頼んでみた。

デザインTシャツ通販サイト、ClubT
普通のTシャツであれば1,500円強で1着から制作が可能。サンプル提出が
必要な場合はココで頼めばいいんじゃないか、と判断した結果。

品質はまぁまぁ、なレベル。プリントはさすがにOK。
・・・個人的にもう少し、ロゴ小さくしても良かった気がするけど(^^;)。

参考:デザインTシャツ通販 ClubT(OFFICIAL)

Bye Bye Machine-Gun…

新日本プロレスROH特別興行、「HONOR RISING」2.20後楽園ホール大会
NJPW Worldにてタイムシフト観戦。昨年サンノゼで観戦したROHは噂通り
レベルの高い選手が揃っており、この日本での大会もほぼハズレ無し。
しかし、今回はこの大会で日本を離れるこの選手について。

“ザ・マシンガン”カール・アンダーソン。
新日本・旧LA道場出身。プロレスラーとしてのキャリアはほぼ全てが新日本
のリングであり、ファンから全くガイジン扱いされなかった選手。

相棒のドク・ギャローズと共にこの試合を最後に新日本を離れるアンダーソン。
味のあるバイプレイヤーであり、どんな相手にも、どんな場面にも対応出来る、
すばらしいプロレスラーである。WWEが目を付けるのも当然だろう。

感極まった表情のマシンガンに降り注ぐアンダーソンコール。苦しい時もずっ
と頑張ってくれたカール・アンダーソンを、新日本ファンはきっと忘れない。
この場面、さすがに少し泣きそうになった。

AJアンダーソンギャローズも、そしてもちろん中邑も、新日本が世界に
誇れる名選手。WWEに「新日本」を刻み込んで欲しい。魂込めていけば、
絶対に世界は奪れる!

ふる

▼ふる / 西加奈子

直木賞受賞時のコメントを聴いて以来、「近いうちに必ず読むべき作家」
なっていた西加奈子作品に遂に手を出す。以前アンソロジー内の短編で一篇
を読んだのだが、いわゆる長編は初めて。

表紙はひらがな二文字のシンプルなタイトルに、かんたんな線で描かれた
帯には『私は「いのち」のことが書きたかった。』という印象的なキャッチ、
そしてこれ以上無い笑顔を浮かべる作者本人。・・・さて、これは???

誤解を恐れずに言うのなら、自分勝手「散文」と言った趣の内容。
その手の作品は正直あまり好きではない。苦手な大阪弁も多々登場するし、
個人的には「ダメだぁ〜!」となるタイプの作品なハズ。しかし・・・。

文章全体に妙なリズムがある。
忌野清志郎のスローなメロディを聴いている時と同じ感覚、と言ったら褒め
すぎかもしれないが、惹き付けられる何かが確実にある気がする。

帯にあった「いのち」の正解は人の数だけあると思うが、西加奈子は自信の
「いのち」を得体の知れない説得力プレゼンする。なにがなんだか解らな
いうちに気持ち良くなり、知らないあいだに魅了されてしまった感。

西加奈子、彼女もまた逸材
それが100年に1人のレベルなのかどうかは、幾つか他を読んで判断する。
おそらく、僕の予想は間違っていない気がするけど。