WRESTLING DONTAKU 2025 day2

#njDONTAKU


新日本プロレス『レスリングどんたく 2025』二日目。
4月19日から約2週間に渡って繰り広げられたどんたくシリーズ最終戦
でもあるのだが、まぁ本当にいろいろあった。そして今日、新日本を心か
ら愛していた男が、セルリアンブルーのマットに別れを告げる。

本当なら、メイン&セミに触れるべきだと思うのだけど、今日はさすがに
第六試合10人タッグマッチにフォーカスするしかない。再編成となった
新日本本隊海野翔太&石井智宏&タイチ&TAKAみちのくに対するのは、
内藤哲也&BUSHI&高橋ヒロム&鷹木信悟内藤BUSHIは、コレが新日
本最後の試合になった。

正直言うと、試合内容はあまりよく覚えていない
内藤が久しぶりにほぼ完璧なデスティーノを決めたこと、TAKAからフォ
ールを取って試合を決めたのは鷹木であったこと、くらい。内藤の今後が
どうなるのか、今は全く見当が付かないが、今後も活躍してくれることを
願っている。

・・・セミファイナル上村優也との大熱戦を制し、IWGPグローバルを防衛
した辻陽太の元に、もう一度登場した内藤&BUSHI&ヒロム&鷹木L.I.J
最後の儀式は、ちょっとくるモノがあった。

新日本の今後も、内藤&BUSHIの今後も、大いに気になる。
今日は満員になった福岡国際センターが、来年も人で溢れますように。
そして内藤とBUSHIが、もう一度大きく輝けるような未来が来ますように。

WRESTLING DONTAKU 2025 day1

#njDONTAKU


新日本プロレス『レスリングどんたく 2025』初日。
さすがに大会場福岡国際センター観客8分の入りだったが、大会内容
かなりのモノ。印象に残った2試合を集中レビュー

まずは第5試合・棚橋弘至ファイナルロード~縁(えにし)
引退を控える棚橋弘至が、これまで対戦成績7勝6敗で勝ち越している難敵、
ザック・セイバーJr.と一騎打ち。正直、棚橋が勝ち逃げしてもいいんじゃ
ないか、とも思ったのだが、コレがとんでもなくエモい試合になった。
全盛期には及ばないが、タナのコンディションはここ最近でいちばん良か
ったのではないか?と。正しく今が全盛期のザックを向こうに回し、棚橋
らしいテクニックで対抗。読み合い・切り返し合いの応酬は見応え充分で、
僕の好きなプロレスらしいプロレスを堪能することが出来た。
結果は完敗、対戦成績も五分に持ち込まれてしまったが、これは棚橋弘至
だけが可能な、棚橋弘至らしいプロレス。コレがもうすぐ観れなくなっち
ゃうんだよなぁ・・・。

そしてメイン、DOG POUND CAGE MATCH
デビッド・フィンレー率いるWAR DOGSが、EVIL率いるHOT5vs5
全面対決。負けた方のチームがBULLET CLUB追放、という金網マッチ
かつてこの形式でUnited Empireととんでもない試合を行ったWDが有利
と思っていたのだが、HOTの対応力もなかなかのモノ。特に成田SHO
ハードコアっぷりは凄まじく、新日本の生え抜きとは思えないほどの狂気
を発揮。結果こそWD勝利で終わったが、逆にBULLET CLUBの縛りが外れ
たおかげで、今よりもさらに徹底したヒールになれそう。この抗争、以外
に長く続くかもしれない。

さて、明日は最終日大会二日目客入りも含め、どうなるか・・・。

レスリング肥前の国

#njHIZEN


新日本プロレス『レスリング肥前の国』SAGAアリーナ。
どんたくシリーズ別タイトルビッグマッチ新設SAGAアリーナ
のマッチメイクは、セミ・メイン共にジュニアタイトルマッチ

まずはセミファイナルIWGPジュニアタッグ選手権
王者TMDKロビー・イーグルス&藤田晃生に挑んだのは、コンビを
組んで日の浅いYOH&マスター・ワト。気になるのは、もちろんYOH

せっかくキャラチェンジに成功したのに、SHOとのタイトルマッチでの
負傷が響き、結局ずっと低迷しているYOH。しかし、僕の中でYOH・・・
小松洋平の存在は大きく、どこかで浮上して欲しい、とは思っていた。
今日の試合も、安定感たっぷりのTMDKの攻撃に苦しみながらも、地力
の差を魅せ付けての大勝利。コレを機に、YOHもワトも殻を破れるとい
いのだが・・・。

そしてメインエル・デスペラードの持つIWGPジュニアヘビー級王座
挑んだのは、United Empireに加入したメキシコCMLLテンプラリオ
デスペ技量は既に疑う余地も無いし、テンプラリオセンスもファン
タスティカマニアで証明済み。試合内容は保証されたも同然、と安心し
た状態で試合を観た。

・・・予想通り(^^;)。
いや、下手すれば予想を上回る好勝負。何よりもルチャの癖が微妙に残
っているテンプラリオを上手く引っ張り、名勝負のレベルにまで持って
行ったデスペ妙技。これはもう、IWGPジュニア史上に残る名王者
誕生した、と言って良いのでは?

これで次のBOSJにも弾みが付く。
どんたくシリーズの中で「ジュニアが主役」の大会を組める新日本、ま
だまだ捨てたモンでは無い、かと。逆風が吹いているけど、ココを踏ん
張れば、またきっと!

WRESTLING REDZONE in HIROSHIMA

#njREDZONE


新日本プロレス『WRESTLING REDZONE in HIROSHIMA』広島サンプラザ。
現在、レスリングどんたく前哨戦シリーズの最中だが、今年は広島大会
佐賀大会別タイトル付きビッグマッチ。何よりも福岡大会の後に退団
が決まっている内藤哲也“準ホーム”広島。さすがにコレは確認すべき。

無論、注目はセミファイナルスペシャルタッグマッチ
元IWGPタッグ王者師弟コンビ、L.I.Jの内藤哲也&高橋ヒロム組が、本体
再編成でタッグを組んだ石井智宏&タイチ組と対戦。コレがとんでもなく
エモい試合になってしまった。

相変わらず内藤のコンディションはサイアク技の正確さはどんどん失わ
れており、今日に至っては得意技の類が一切キレイに決まっていない、と
いう事態に。もしかしたら内藤の「目」は思った以上に悪く、ほぼ見えな
い状態で試合をしているのではないか?と疑ってしまった。そうでないこ
とを願ってはいるが、如何せん内藤に休養は絶対に必要だと思う。

そんな内藤を負けさせるワケにはいかない、とばかりに、ヒロム鬼気迫
るレベルの好ファイト。しかし、相手の石井&タイチもソレを許すハズが
無く、こちらも凄まじい攻撃で対応。内藤も出来る限りのことはやった、
と思うのだが、残念ながら・・・

・・・コレもおそらく、だが、内藤哲也の中では今日の試合がラストマッチ
というつもりだったのではないか、と。思い入れのある広島で、今出来る
限りのファイトをした、と考えると、思わず涙腺が緩んでしまった

内藤の今後のスケジュールは、殆どがL.I.Jとしての10人ないしは8人タッ
。鹿児島大会で同じく退団するBUSHIとのタッグが組まれているが、こ
ちらはオンエア・配信共に無い大会。今日の内藤が、全力を出した最後の
試合だ、と思うと、やっぱり少しやるせない。

中邑真輔よりも、オカダ・カズチカよりも、内藤哲也の退団は痛い、と
個人的に。福岡大会、観るのが少し怖いなぁ・・・。

Thank You, COBB!

#njDONTAKU


新日本プロレス『ROAD TO WRESTLING DONTAKU 2025』開幕戦。
例年通りなら福岡で行われるレスリングどんたくの前哨戦に終始するシリー
ズなのだが、今回はちょっと様相が違う。原因は、3名「退団」が確定し
ていること。

まずはジェフ・コブについて。
コブが新日本に来たのは6年前。新日本が提携していたROHで元UFCファイ
ターのマット・リドルとタッグを組んでおり、そのチームで参戦する、と
思っていたのだが、リドルは参戦せず(^^;)。実は僕、コブよりもリドルの
方に魅力を感じていたのだが、実際のところはコブが単独で来て大正解
人間離れしたパワーとプロレスセンスは大したモノで、要所々々で新日本
貢献してくれた。急遽組まれたラストマッチは、棚橋弘至との一騎打ち
入場から泣かれてしまったら、んなもん貰っちゃうに決まってるよ(^^;)。
今後はWWE参戦が濃厚。タマ・トンガのチームと合流してくれれば嬉しい。
ジェフ、長い間本当にありがとう!

そして内藤哲也(とBUSHI)。
今日の試合を観ていた人なら解ると思うのだが、内藤のコンディション
深刻なレベルでサイアク。退団云々はともかく、大きな事故が起こってし
まう前に、本当に体調が万全になるまで長期休養すべき。もしかしたらこ
の退団劇、限りなく「引退」に近いモノなのかも。もし内藤が引退するの
なら、それは華々しく盛大なモノになるべき。ここはひとまずオーバーホ
ールに徹し、体調を少しでも取り戻して欲しい。

内藤(とBUSHI)が新日本所属なのは5月4日まで。
カッコ扱いだけど、BUSHIのことも気にしてるんだよなぁ、実は・・・。