Godzilla × Kong: The New Empire

#タッグ継続


昨夜、『ゴジラ vs コング 新たなる帝国』舞浜シネマイクスピアリにて。
3年前に決着が付いたハズのゴジラvsコングだが、またソレを蒸し返すのか!
と憤ったのだけど・・・。

結論から言うと、前作の終盤で実現した最強タッグが今回も継続する。
今回はチームワークに関しても目を見張るモノがあり、それぞれの良さを生かし
た攻撃パターンに思わずうっとり。そしてそれぞれが新必殺技を会得しており、
バリエーションまで豊かになった。

さらに、マネージャー役としてモスラマスコットミニコング、というAAA
も真っ青の豪華な演出。このタッグ、超獣コンビと同様に後まで語り継がれる
存在になるかもしれない。

しかし、だ。
対戦相手がコングの劣化版氷怪獣では、あまりに格が足りていない感(^^;)。
ここはやっぱり三つの首があるアレと、メカ的なアレを組ませて対戦させるべき
だった、と思う。運営はもうちょっとしっかりしたマッチメイクを!

・・・という感じで観るのが正解の大娯楽映画
ストーリー?正直そんなのはどうでもいいです、ええ(^^;)。

THE IRON CRAW

#WCCW


アイアンクローat シネマイクスピアリ。

さすがにこの映画、観る人を選ぶかも。
昭和のプロレスファンならおそらく誰もが知っている“呪われたファミリー”
フォン・エリック一家に実際に起こった不幸な出来事の連鎖を、切なすぎる
人間ドラマとして再構築した作品。

この映画の中で起こる一連の不幸な出来事を、我々は「事実」として知って
いる。なんなら実際に起こったことは、この作品よりもっと残酷で、口にす
るにも憚られるほど。そこから考えると、この映画を通じてエリック一家の
ことを初めて知る人たちは、普通に衝撃を受けると思う。

とにかく、語り部でもある(事実上の)長男、ケビン・フォン・エリック
気の毒でしょうがない。この難しい役柄を熱演したザック・エフロン、今後
も注目させて貰おうと思う。

プロレスを扱った映画としては、おそらく最高傑作
ドキュメンタリー寄りヒューマンドラマに興味のある人は、急いで映画館
へ行くことをオススメする。さすがに残念ながら、早めに上映は終了してし
まうと思うので。

・・・買う気は無かったのだが、売店でこの表紙を見て、思わずオーダー。
このパンフ、作品を象徴するすばらしいデザインだと思う。

G -1.0

#驚異の俳優


ずっと観たかった『ゴジラ -1.0』をシネマイクスピアリにて。

ゴジラ生誕70周年を記念して製作された映画。
古くからのゴジラマニアとしては、見逃すことの許されない作品であり、
今回もウキウキしながら観に行った。・・・のだが!

僕のゴジラ映画史上、初めての経験。
“ゴジラを観に行ったのに、神木隆之介を観て帰ってきた”という事態。
まさか、あのゴジラ脇役として観てしまう作品に出会うとは、夢にも
思わなかった。

とにかく、全編に於ける神木隆之介演技凄すぎる
『怪演』と表現しても問題の無い、鬼気迫る演技にただただ圧倒された。
吉岡秀隆・安藤サクラ・佐々木蔵之介という重鎮たちに加え、浜辺美波・
山田裕貴・青木崇高という良い意味で暑苦しい出演陣の中に入っても、
恐ろしいまでのオーラ圧倒的な演技力で常に存在をアピールする。
前々から凄いとは思っていたが、ここまで凄い俳優を、僕は今まで観た
覚えが無い。

映画館の中に居たにも関わらず、中盤から後半にかけてずっと涙が止まら
ない。コレがゴジラ映画なのにも関わらず、である。ずっと僕のアイドル
だったゴジラが、今日初めて悪役になった。いやぁ・・・。

この映画は、特撮好きや怪獣好きのための映画では無い
恐ろしく深い人間ドラマであり、おそらく日本で最高・最強の俳優が自ら
のポテンシャルを大いに魅せつけてくれる大傑作絶対に観ておくべし!

Haunted Mansion

#これぞディズニー映画


『ホーンテッド・マンション』at シネマイクスピアリ。
イクスピアリのシネマポイントが今月で無効になってしまいそうだった
ので、上映スケジュールからチョイスした次第。

・・・単純に、すっごく良かった!
ディズニーランドのアトラクションが元ネタ、というのも凄いのだけど、
2003年エディ・マーフィー主演作に続いて二度目の映画化、というの
も凄い。今回の2023年度版、特にビッグネームが出演しているワケでも
無いのだが、脚本・構成・CGなどのバランスが、レベルの高いところで
安定しているのがポイント。

そして主人公のベンを演じたラキース・スタンフィールド、失礼ながら
これまで全く知らない俳優だったのだが、緩急自在な表現力に脱帽。特
に亡くなった妻について語るシーン、思わず貰い泣きしてしまった。

ドキドキして、笑えて、泣けて、あっという間に時間が過ぎていく。
こういうのこそが、ディズニー映画の醍醐味。かなりオススメです!

Indiana Jones and the Dial of Destiny

#Harrison Ford


『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』at シネマイクスピアリ。
1981年から続く大人気シリーズだが、おそらく今回が“最後のインディ”
となる。

とにかく、ハリソン・フォード、すげぇ・・・。
通常の場面では絶対に80歳とは思えない、驚異の演技を展開。さすがに
80〜90年代の頃の精悍さは無いが、ソレを補って余りある渋さ。これま
でのインディジョーンズシリーズと全く変わらない心持ちで3時間弱を観
れちゃったのだから凄い。

しかし、それよりも凄いと思ったのは、現代パート初頭裸の老体を惜し
げも無く見せ付けてくれたシーン。ココを観た時に、「ああ、ハリソンも
お爺ちゃんになっちゃったんだなぁ」とか思ったのだけど、クライマック
スの頃にはソレをすっかり忘れてしまうくらいのハードアクション。全く
凄い爺さんである。

・・・しかし、さすがにもう次回作は無理だろうなぁ、と。
ハリソン・フォードの出ないインディ・ジョーンズは絶対にあり得ない気
がするので、40年以上手に汗握って観たこのシリーズもコレで大団円
インディもSAGAも、全てを劇場鑑賞している僕からすると、また一つ大
事なモノが終わった感。

ジョージ・ルーカスに、スティーブン・スピルバーグに、そして誰よりも
ハリソン・フォードに感謝。今まで本当にありがとう!