騒がしい楽園

#幼稚園の大惨事


▼騒がしい楽園 / 中山七里(Kindle版)

読むべき本の在庫が底を付き、困った時中山七里登板。
基本この作家は僕にとって「鉄板」の一人であり、これまで作品を
読んだ後に落胆した記憶が殆ど無い。というわけで、紹介文も何も
読まずにチョイスしたのだが・・・。

基本的には以前レビューした地方幼稚園ミステリー「闘う君の唄を」
の続編・・・というかスピンオフ。あの時登場したクールでプロフェッ
ショナルな幼稚園教諭・神尾舞子が東京の幼稚園に転勤、そこで悲劇
に見舞われる、というお話。

・・・いやぁ、コレはちょっと
いや、物語の構成やミステリーの質はいつも通りだし、待機児童
騒音などの問題に対する着眼点は相変わらずおもしろいのだけど、
作中でたった一人だけ死んでしまう人がちょっと問題

これはもう生理的な話になっちゃうと思うので詳しくは書かないが、
残念なことにその時点で興味が萎え、冷静になったおかげで氏お得
意の「どんでん返し」ラス前で全て読めてしまった。ちょっと損
した気分だなぁ・・・。

しかし、この幼稚園シリーズはかなり面白いので、続編に期待。
出来ればああいう人たち死なない方向で話を創って欲しいけど。

It Doesn’t Matter

#ドウェイン・ジョンソンがロック様と呼ばれた時代


今やすっかりハリウッドの大物俳優として大作に出演し続けている
ドウェイン・ジョンソンだが、やはり彼がいちばん魅力に溢れていた
のは↓↓この時代なんじゃないかと。

WWF(現WWE)のATTITUDE路線が全盛期だった頃。
当初は小生意気なヒールだったロッキー・メイビアが、その卓越した
マイクパフォーマンスで「ザ・ロック」と呼ばれ、ベビー・ヒールを
超越したプロレスラーとして確立された時代。Wyclef Jeanとセッシ
ョンしたこの曲は、おそらくロックのおかげで大ヒットした。

この時のロックはマジでキレキレだった。
正直、「強さ」というバックボーンを持たない種類の選手はあまり好
きになれない僕だったのだが、おそらくこの時のロックに夢中になっ
たことで気持ちが完全に変わった

どんなシチュエーションでもいいから、もう一度リングで試合をする
ロックを生で観たいなぁ・・・。

処方箋薬

#病も気から・高等篇


ここ一週間の療養生活を経て、新たに認識したこと。
おそらくもう僕には、市販の風邪薬は効かないであろう、という・・・。

↑↑が今服用している処方箋薬
いわゆる抗生物質系の薬で、風邪をひいた時には必ず処方されるモノ
なのだが、この薬に関しては劇的に効く

以前なら市販の風邪薬でも充分に効いた気がするのだが、今はダメ。
何故なら意識の中に「このクスリじゃなぁ・・・」という否定的なモノ
が芽生えちゃったからだと思われる。

難儀だなぁ・・・。
できればクスリなんて飲みたく無いんだけど、本当は。

戦慄するメガロポリス

#天才クラッカー、北へ


▼戦慄するメガロポリス / 志駕晃(Kindle版)

志駕晃「スマホを落としただけなのに」シリーズ第三弾
現状ではこの作品が最新作ということに。前作のラストの「含み」
をどう拡げてくるかと期待したのだが、良い意味で「まさかこんな
手で来るとは!」という驚きが。

前作に続いて主役を張る警視庁サイバー捜査官・桐野と、その宿敵
である浦井はもちろん登場するのだが、物語の始まりは普通のOL
ある有希「公園のベンチでスマホを拾う」、という第一作を踏襲
した感じなのがまず面白い。この新たなキャラクターも含めた主役
クラスの連中がランダムに語り部を務める構成。読者のミスリード
を誘う展開だが、「そうはさせるか!」とばかりに注意した・・・のだ
が、まぁ見事にやられた(^^;)。

今現在を考慮すると「かなり近い未来の話」ということになる。
その辺りの想像を膨らませながら読むと本当にドキドキするし、ま
たもや「実際に起こりうる」と感じてしまったのだから凄い。

シリーズとしての惹きも充分に残した上でのラスト、実際のところ
かなりすばらしいと思います、ええ。続編出たら即買いだな、コレ。

囚われの殺人鬼

#シリアルキラー+天才クラッカー


▼囚われの殺人鬼 / 志駕晃(Kindle版)

志駕晃「スマホを落としただけなのに」シリーズ第二弾
前作のラストで逮捕され、死刑確実連続殺人鬼にして天才クラッ
カーの浦井が、どういうワケだかサイバー犯罪の解決に協力する
という驚きの展開。

前作に比べると事件の規模がかなり拡大しており、さすがにファン
タジックな香りが漂うが、それでも事件の「リアリティ」は大した
モノ。さらに今回は主役としてワケアリ気味警視庁サイバー捜査
官・桐野が登場し、物語の緩急が明確になったのが大きいかもしれ
ない。

最後の最後は思わず口アングリの怒濤の展開。
シリーズモノにするには必要な状態ではあると思うのだが、コレは
さすがに無理があった(^^;)。しかし、以降の展開は正直楽しみ
こういうあざとさなら、まぁアリ(^^;)。さぁ、続編読もう!